INTERVIEW
WE CAME AS ROMANS
2013.08.26UPDATE
Member:Joshua Moore(Gt) Dave Stephens(Vo)
Interviewer:KAORU Translator:Yuga
-2年ぶりの新作『Tracing Back Roots』リリースおめでとうございます!この2年間、どのような活動をしていましたか?休養期間もあったのでしょうか?
Joshua Moore(以下J):俺たちはバンドだから、いつも世界のどこかでツアーをしていたよ!前の作品のリリースからは、ヨーロッパ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、そして南米まで行ったよ。旅をしながら世界を見られて素晴らしいよ!バンド結成から、最長の連続した休みは1ヶ月だけだったよ。それは『Tracing Back Roots』をレコーディングしてワープド・ツアーが始まるまでの期間だったかな。
-『Tracing Back Roots』とは、“ルーツを追跡する”という意味と捉えていいのでしょうか?アルバム全体のコンセプトがこのタイトルに込められているのではないかと推測するのですが。
J:これは、自分がどこから来たのか思い出すこと、自分が出会い経験した物事、そしてそれらを使って人生の中で前進することについてのアルバムだよ。若々しい熱意を『To Plant A Seed』から取って、『Understanding What We’ve Grown To Be』を通して得た知識とミックスしたんだ。
-もしそうだとしたら、なぜこのタイミングでルーツを追跡しようと思ったのですか?また、この機会にあなた方のルーツになったバンドを教えてください。
J: それを理解するためには、過去2作の歌詞的な側面から深く読み解かなければいけない。俺たちの過去作は、人生の暗い部分について知り、どのようにそれを対処するか、付き合って行くかというアイデアを元にできている。そしてこのアルバムは前作がちょうど語り終えたところである、俺たちがいかに人生のネガティブな部分と付き合って行くかの答えを見つけ出したところから始まるんだけど、それを見つけるためには、俺たちがどこから来たのか、なぜバンドを始めたのかを思い出すところから始めたんだ。
-『Tracing Back Roots』を聴かせていただきました。へヴィで、叙情的で、ドラマチックという部分においては、今まであなたたちが築いてきた音楽を進化させたものでありつつ、よりストレートなロック・サウンドを追求している素晴らしい作品だと思いました。また、オーディエンスが皆で歌いたくなるような覚えやすいメロディが印象的でした。それについてはいかがですか?
J:それはとても素晴らしい褒め言葉だと思うし、このアルバムでやりたかったことをとてもよく理解してくれていると思う。君がそれに気がついてくれてよかったよ。俺たちは新しいものと古いもののベストな組み合わせを作り出すために110%の力を注いだんだ。
-レコーディングは順調でしたか?演奏において工夫した部分、苦労した部分を教えてください。
J:今回のレコーディングは素晴らしかったよ、しゃっくりもでないほど順調に終わったんだ。Johnと曲制作をするのは前からの夢だったし、作曲家として方法論の側面からも、様々なことに気付かせてくれた。今までで1番簡単なレコーディングだったよ。
-また、レコーディング中に起こった印象的なエピソードがあったら教えてください。
J:Johnのスタジオや家から離れたホテルに泊まることになって、町から数日間離れたんだ。庭でヴォーカルをレコーディングしたり、作曲も少し進めることになった。楽しかったよ。
-これまでの2作品のプロデューサーはJoey Sturgisでしたが、今作ではJohn Feldmannが出掛けていますね。彼にプロデューサーに起用しようと思った理由は?
J:Joeyについて何か悪いことがあったわけではないよ。最初はプリ・プロダクションの時点で彼を入れたいと考えていたんだけど、スケジュールが合わなかったんだ。ちょっと前にJohnと4日間のセッションをして、「Hope」と「The Kind Of Silence」をレコーディングをすることになったんだけど、それがとても上手く行ったから、彼とCDを作らなきゃと思ったんだよ。
-Johnとの作業はいかがでしたか?Joey Sturgisのやり方と決定的に違った部分はありましたか?
J:実はほぼ全てのプロセスが異なっていたよ。でも新鮮な空気を吸うようで素晴らしかったよ。オープンな気持ちでレコーディングをすることができて、個人的にはとても良い結果になったと思っているよ。
-アルバムの全曲が印象に残る曲ですが、まずはMVも公開されている「Hope」について、どんなことを歌っているのか解説をお願いします。
J:これは俺たちのファンのためのアルバムを1つに統一したアンセムだよ。これは“人生を共に乗り越えていかなければけない”という俺たちのメッセージを要約した曲かな。