INTERVIEW
WE CAME AS ROMANS × WHILE SHE SLEEPS
2014.09.29UPDATE
2014年09月号掲載
Member:WCAR:Kyle(Vo/Syn) David(Vo) WSS:Lawrence(Vo) Mat(Gt/Vo)
Interviewer:田村 公平
-全7公演の"ACROSS THE FUTURE"も本日が最終公演となりますが、ライヴへの意気込みを聞かせてください。
David(以下D):まだ短いような気がして、昨日もCrossfaithのHirokiとも話してたんだけども"まだまだやれるよね"って話してたんだ。
Mat(以下M):いつもならもっとすごい長いフェスとかツアーに出てるから、7回は全然短いなと思っているよ。
-アメリカ大陸を巡るWarped Tourなどに比べると大した距離ではないと思いますが、2週間の間に日本国内を飛び回り、8本のライヴを行なうのは大変ではありませんでしたか?
Kyle(以下K):期間は短くてもWarped Tourと同じ位の重みを感じるライヴだったよ。
D:そう、やっぱり短かったね。
Lawrence(以下L):今回のツアーはいろんな文化なども見ることができて自分にとってはとても画期的なイベントだったよ。
M:色々なオーディエンスの前で演奏ができて、とても意味があるイベントだったと思うね。
-WE CAME AS ROMANSとWHILE SHE SLEEPSの皆さんは元々交流はあったのでしょうか?
L:2013年のWarped Tourで夏の間、ずっと一緒だったのに最後の日の最後の1時間くらいでやっとハング・アウトしたんだ。どうして今の今まで挨拶くらいしかしなかったんだろうって思ったよ。今回のツアーはそこからの延長線でとても仲良くしてるよ。
-お互いのライヴを観ていかがでしたでしょうか?
L:いろんな違いはあるけど根本にあるものは近いので、そういったところでも関わり合えると感じたよ。
M:同じようにヘヴィなんだけど、ただただメタル・ヘッズのために書いた曲じゃなく、様々な人の心の通じるものを書いているからそういった面ではお互い通じ合える面があるんじゃないかと思っているよ。同じプールの中の両極端みたいなものかな。
D:このツアーはすごくバランスが良いと感じているんだよね。例えばCrossfaithはどちらかというとメタル寄りのサウンドで、CRYSTAL LAKEは割とハードコアで、WHILE SHE SLEEPSはヨーロピアンなちょっとパンクっぽい雰囲気を出してて......あれ?んじゃ自分は何なんだろう(笑)?
K:俺たちはクラブ・コア、ごちゃ混ぜコアなんじゃないかな(笑)?
-WE CAME AS ROMANSとWHILE SHE SLEEPSの皆さんから見て、今回の"ACROSS THE FUTURE"をオーガナイズしたCrossfaithはどのようなバンドですか?
L:アメリカやイギリスでも今、すごい旋風を巻き起こしているよ。感じで、自分たちのヘッド・ライン・ツアーに出演してくれてて、そして今、彼らのツアーに参加していて、とても良いツアー・トレードを行なえていると思うよ。
彼らのエレクトロニックなダンス・ミュージックにメタルを合わせた音楽性は他のジャンルに合うし、自分たちともとても相性が良いと今回の日本ツアーで痛感したよ。
M:ただただ単独でのツアーを日本でやるよりもこうやって様々なバンドと一緒にツアーを回ることの方がビジネスとしていいと思ったんだ。
D:俺たちも今回のCrossfaithとのツアー・トレードはすごい上手くいったと思ってるよ。
-WE CAME AS ROMANS の皆さんはアメリカ、WHILE SHE SLEEPSは皆さんはイギリスのバンドですが、皆さんから見て日本のバンドやリスナー、それらを取り巻く音楽シーンについてどういった印象を持ちましたか?
D:日本のリスナーはまるで図書館にいるかのようにマイクを置いて喋ってもちゃんと聞いてくれるから、とても気持ちが良いし、アーティストに対するリスペクトを感じたよ。それはすごくカッコいいと思ったね。
M:ライヴを観にくる人はライヴを観ることを1番の目的にしていて、電話をしていたり、ライヴより写真を撮ることに夢中になってる人がいなくてとても良いことだと思うよ。あと、日本の音楽シーンは外国からのバンドをアイドル視することより、自分たちの国のバンドをサポートしてるという印象をが強く感じたね。ヨーロッパだと、アメリカのバンドとかイギリスのバンドには注目するけど、フランスだったり自分の国のバンドには注目しなかったりと国境によるものがあるんだ。あとは日本人の愛国心の捉え方が気持ち良いと感じたよ。