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INTERVIEW

WHILE SHE SLEEPS

2014.07.17UPDATE

2014年07月号掲載

WHILE SHE SLEEPS

Member:Lawrence "Loz" Taylor (Vo)

Interviewer:米沢 彰

-前回の来日キャンセルは本当に残念でしたね。具体的にはどのような状況だったのでしょうか?

去年の夏WARPED TOURでプレイしていた頃、ライヴ中に血を吐くようになってしまってね。地元に戻ってようやく医者に診てもらったら、"ショウをやるのは危険だ。声帯を永久にやられてしまうリスクがある"って診断された。残念だったけど、アルバムのレコーディングや、ブッキングされていたすべてのツアー(日本もね!)を保留せざるを得なかったんだ。

-手術後の状態は良好ですか?

そうだね。俺たちにとっては妙な1年だったよ。俺が6ヶ月も歌から離れなければならなかったからね。でもやっと元気になったから、ツアーを再開したりアルバムを仕上げたりすることに本当にワクワクしているよ。

-今回も再びCrossfaithの"ACROSS THE FUTURE"にゲストとして招かれていますね。彼らとはヨーロッパ・ツアーを共にするなど関わりは深いと思いますが、個人的にも仲が良いのですか?

数年前に出会ってすぐ意気投合したんだ。本当に付き合いやすい、良いやつらだよ。2012年に俺たちのヘッドライン・ツアーのサポートを務めてもらって、2013年の夏にはWARPED TOURで一緒に全米をまわったよ。どっちのバンドもパーティが好きなことは間違いないね!

-Crossfaithとの出会いを覚えていますか?

初めて彼らの話を聞いたのは、Teruがロンドンの高級ホテルの屋根からバスタブに飛び込んで鼻を折ってしまって、その後もバスタブの中で鼻血を流し続けてたって話だった。おかしいよね(笑)。その後間もなく、2012年9月に彼らが俺たちの『This Is The Six』のツアーのオープニングを務めてくれたときに初めて会ったんだ。

-初めて彼らのパフォーマンスを目の当たりにした時の感想を教えてください。

自分たちのやっていることに100%のエネルギーとコミットメントを感じたよ。あれほどの情熱を持っているバンドを見るのはとても好きだね。ミュージシャンとしてインスピレーションにも励みにもなるし、俺たちもずっとそうするように努力してきたことだから。

-今回ACROSS THE FUTUREに参加することになった経緯を教えてください。

彼らが俺たちとプレイするためにイギリスに来る前にそう決めていたんだ。仲のいいバンドの間ではよくあることで、ツアー・スワップと呼んでいる。俺たちの国にプレイしに来たら、今度は俺たちがおまえたちの国にプレイしに行くっていうことなんだ。

-WARPED TOURへも参加するなど、海外ツアーの経験は十分にあるあなた方ですが、母国でのツアーと比べて、異国でのツアーの違いやその難しさ、楽しさなど、感じていることを教えてください。

初めての国や今まで行ったことがない場所をツアーするのはいつもとてもエキサイティングな経験になる。馴染みのある場所をツアーするのは、周りの環境やものごとの仕組みを知っているという素晴らしいことだけど、初めての国で最初からすべて学び直すときにこそ冒険感が出てくるからね。音楽がなければ恐らく行けそうもなかった場所を体験することができるというのは、俺たちの仕事が素晴らしい理由の一部だね。

-あなた方が今年参加する大規模なフェスやツアーを挙げてもらえますか?

今年はヘンな年なんだ。2013年12月からオフで、この6月にライヴを再開したばかりだからね。いつもだったらこの時期までにはたくさんプレイしているのに!でもラッキーなことに、DOWNLOAD FESTIVALのメイン・ステージに出演できたんだ。凄いバンドやビッグなバンドの数々と一緒にね。台湾と香港にも行くし、今年の秋はイギリス、ヨーロッパ、スカンジナビアをIN FLAMESのサポートでまわるんだ!

-そのなかで最も楽しみなものはどれですか?

アジアは俺たちにとってものすごくビッグで新しい経験になるだろうね。メンバーの誰もそっち方面に行ったことがないから、全員楽しみにしているんだ。音楽がそんな遠くまで連れていってくれるなんて凄いことだよ。現地のみんなに気に入ってもらえるといいね!