INTERVIEW
WE CAME AS ROMANS
2010.04.09UPDATE
2010年04月号掲載
Member:Dave(Vo) Joshua(Gt)
Interviewer:ムラオカ
-バンド結成から今に至るまでを詳しく教えていただけますでしょうか?
Dave(以下D):俺は一時期ポップパンク・バンドにいたんだけど、本当はもっとヘヴィな音楽をやってみたいと思ってたんだよ。それで友達を何人か誘ったんだけどその中の一人がJoshuaだったんだ。そうして二人で曲作りをするようになったんだよ。
JOSHUA(以下J):俺達がバンドとして正式に活動するようになったのは2005年の7月ぐらいからなんだ。でも最初から音楽業界で「働いて」いけたわけじゃなくて、「働いて」いけるようになったのはここ2年ぐらいなんだよ。
D:俺達は2007年の夏頃からいくつかの州でツアーをするようになったんだ。
全米でツアーをするようになったのはEP『Dreams』をリリースした後の2009年の初め頃かな。それから2009年11月3日にフルアルバム『To Plant A Seed』をリリースして、できる限り多くの時間をツアーに費やしているんだ。
-バンド名の由来を教えてください。
J:バンドに昔いた二人のヴォーカリストが2006年頃にこのバンド名を思いついたんだ。その当時はこのバンド名は全然気に入っていなかったんだけど、俺達の音楽のスタイルが 変化していくにつれて次第になじんできた感じかな。かっこ良い名前だなと、他の名前よりもずっと良いなと思うようになったんだ。
-EQUAL VISIONと契約に至った経緯を教えていただけますか?
J:OUTERLOOP MANAGEMENTで俺達を担当しているマネージャーが、EQUAL VISIONのA&Rの人たちの知り合いだったんだ。それで彼らに俺達のEP『Dreams』を聴いてもらったら、とても気に入ってもらえて契約を結ぶことになったんだ。
-今作『To Plant A Seed』が初めてのアルバム制作だと思いますが、あなた達自身としては満足のいくものになりましたか?
J:このアルバムには信じられないくらい満足しているよ。俺達の全てをこのアルバムに注ぎ込んだからできあがった作品にはとても満足しているよ。
-アルバム・タイトルとジャケットが密接にリンクしているように感じましたが、『To Plant A Seed』が意味するところを教えてください。また今作を通してのコンセプトがありましたら教えてください。
J:アルバム全体のコンセプトとして俺達は具体的なメッセージを込めているんだ。愛や思いやりについてのメッセージをね。例えて言えば、俺達がみんなの心の中にそのメッセージを“種”として植えつけることができたら良いなと思っているんだ。そしてその“種”が成長して、ある人からまた別の人々の心の中に“種”を植えつけることができたら素敵なことだと思うんだ。互いに愛すること、思いやりを持つこと、というメッセージは止まることなく成長し続けるものだと思っているからね。
-DaveとKyleのヴォーカル2人でスクリーム・パートとクリーン・パートを分けていますが、結成当初から今のようなスタイルなのでしょうか?
D:そうだよ、バンドを始めてからずっと二人のヴォーカリストがいるスタイルだったんだ。でも、初めの頃は二人のヴォーカリストはスクリームするだけで、俺がギターを弾きつつクリーン・パートを歌っていたんだ。
-プロデューサーはEMAROSAやATTACK ATTACK!などを手掛けたJoey Sturgisですが彼との作業はあなた方にインスピレーションを与えるものでしたか?
J:Joeyとの作業はとても素晴らしいものだったよ。彼とは大親友になったし、本当に素晴らしいプロデューサーでありエンジニアであると思うよ。
D:Joeyは曲作りのアイデアをたくさん引き出してくれたよ。今までとは違った斬新なアイデアをね。
-海外では去年末にすでにアルバムをリリースしていますが評判はいかがですか?
J:ちょうどヨーロッパのレコード・レーベルと契約を結んだところで、ヨーロッパでどうなるかは様子を見ているところなんだけど、今のところアメリカやカナダではとても良い感じだよ。
-あなたがたは他の同様のシーンに属しているバンドよりエレクトロ・テイストにしろ、クリーン・ヴォーカルのメロディにしろ、よりドラマティックで耽美的な雰囲気を感じさせますが、自分達自身でWE CAME AS ROMANSの音楽性を表現していただけますか?
D:そうだな、“POP-INFUSED METAL”(ポップな要素も持ち合わせたメタル)って表現するかな。