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INTERVIEW

魔訶不思議変革者 -デスデス-×神使轟く、激情の如く。 座談会

2024.12.26UPDATE

2024年12月号掲載

魔訶不思議変革者 -デスデス-×神使轟く、激情の如く。 座談会

魔訶不思議変革者 -デスデス-:藍夢 霙 NANAI 月姫 澪乃 依杯 おをい なまけ・もの 不二子 天嶺 まお 神使轟く、激情の如く。:実久里ことの 生牡蠣いもこ 涙染あまね 三笠エヴァ 二日よいこ TiNA Interviewer:宮﨑 大樹
Photographer:杉本健太

-グループのまとめ役という意味では、神激だとリーダーとしてことのさんがいますけど、デスデスはリーダーがいないですよね。

TiNA:おをいちゃんがリーダーだと思ってた!

おをい:一応そっち寄りなんですけど、明確に"リーダー"というわけではなくて。でも、まとめられないですね、このメンバーは(笑)。

TiNA:本当の意味でのまとめ役は?

もの:NANAIちゃん。

いもこ:やっぱり。すごいんですよ。対バンのときに楽屋が一緒じゃないですか。NANAIちゃんが"やるよ!"みたいな感じでメンバーを集めて、"今日はこうだったよね"みたいな感じで指示を出しているんです。結成してから短期間という関係の中で強く言うのって、めちゃくちゃメンタルが必要だと思うんですよ。でも、上手くまとめて"ここがダメだったよね"とか言えるリーダー的な存在がいるのは強いなと感じます。デビュー3ヶ月にしてライヴの完成度も反省会の完成度も高すぎて、本当に尊敬しかないです。

NANAI:ことのさんはグループで意見が分かれたときにどうしていますか? 半々で分かれたとかならまだ大丈夫なんですけど、例えば1人だけ違う意見のときに"どうしよう......"となることがあって。

ことの:1人だけの意見がデスデスとして正しいときもあるだろうから、全部多数決で決める必要はもちろんないんですよね。うちらもそういう喧嘩というか話し合いをしてきたことはたくさんあって。だから殴り合い、拳で決めるほうがいいかもしれない(笑)。

エヴァ:6対1とかで分かれたときに、その1人が6人をねじ伏せてでも通したい想いの強さがあるかどうかだと思いますね。

ことの:それはあるね。6人がなんとなく思っていて、1人が強い想いだったら、それはちゃんと伝えたほうがいい。

エヴァ:デスデスちゃんがリーダーを作っていないのは何か理由があるんですか?

NANAI:全員が同じ立ち位置、スタートラインで、全員が同じ関係性でありたいという想いからリーダーはいなくて。だから同じ目線で意見を言えるのがデスデスの良さなのかなと思います。

-デスデスもバチバチになることがあるんですか?

おをい:話し合いを長い時間して収集がつかなくなることはありますね。でも、気まずい空気になることはあんまりないです。

もの:納得するまで話し合うことのほうが多いので、話し合っている期間中は若干あれですけど、話が終わったらみんなもとに戻る感じです。

NANAI:ポジティヴな人がいるので助けられています。霙とものがよく雰囲気を柔らかくしてくれますね。

いもこ:そういうメンバーがいるのって大事だよね。

-ところで、お互いの音楽性ってそれぞれどのように捉えているんですか?

よいこ:自分が思うのは、サウンド的な持っていき方で言えば刺さる層が似ているところもありますけど、絶対的に違うのが歌詞の伝え方、メッセージだなと思っていて。神激はストレートに"お前頑張れよ"みたいな感じだけど、デスデスちゃんは小柳(夕闇に誘いし漆黒の天使達/ブス担当/Vo)さんが作詞していることもあって、コミカルに持っていきながら熱い部分も伝えているみたいなイメージです。だからコアな部分が一緒でも、そこから派生して出てくるものが全然違うなとは思います。

TiNA:神激の音楽は複雑で難解な部分があると思うんですけど、デスデスちゃんは初めてライヴを観た曲でも、その日にそのままメロディが頭に残って持って帰れるというか、中毒性がすごい。

よいこ:これはもはや文句なんですけど、休みの日にずっと頭の中で流れているんです(笑)。

エヴァ:TiNAはデスデスちゃんのいない日の楽屋とかでもずっと歌っているんですよ(笑)。

TiNA:キャッチーな歌詞で脳に残るから、それが強いなと思いましたね。

いもこ:うん。神激のサビとはまた違うキャッチーさがあるんですよね。

おをい:洗脳ソングみたいな感じになっています(笑)。

霙:私はもともとラウドロックが大好物で、逆にアイドルはあんまり詳しくなかったんですけど、神激さんだけは知っていたんです。とにかく音楽性とメッセージ性と、ライヴで歌っているときの生もの感、歌詞に気持ちをそのまま乗せている感じがずば抜けているなと思っていました。デスデスでも"ライヴは生ものだから"みたいな話をするけど、それは神激さんのライヴをみんなで観たときに満場一致で思ったことなんです。そのとき、その場所でしか話せない言葉や歌い方があることを神激さんの音楽から学んだので、教科書みたいな存在です。私たちがデビューする前のコンテンツとして何を頼りにするかと言ったら、一番憧れている神激さんなので、神激さんの全てに対して教科書みたいなイメージがあります。

ことの:恐れ多いですね(笑)。

-ちなみに、お互いの特に好きな曲は?

TiNA:私はずっと「アースマンション」(2024年9月リリースのデジタル・シングル)推しだったんですよ。ライヴじゃないときもずっと「アースマンション」を歌っていたんですけど、最近「BLOOD HUMAN」(2024年11月リリースのデジタル・シングル)が出たじゃないですか? ライヴで観たときに音源を超えてくるクオリティを感じたので、今は「BLOOD HUMAN」推しです。カッコいい。

あまね:自分も「BLOOD HUMAN」です。"AB!!"って言った瞬間に反応しています。血が騒ぐ。

TiNA:この2人(あまね&TiNA)がAB型なんです。AB型は"変人"の一言で片付けられていますけど(笑)。

いもこ:私はずっと「ナンダ・カンダ・サンバ~夏夏夏~」(2024年8月リリースの1st EP『初めまして、デスデスです。』収録曲)。とにかく踊り出したくなるようなメロディと、1人ずつ"ナンダ"、"カンダ"、"サンバ"って言うところで、一人一人の声の違いを聴き分けるのが楽しい。そこの言い方で個性を出そうと頑張っている姿が思い浮かんでかわいいなと思って、好きです。

不二子:私は好きな曲がたくさんあるんですけど、「不器用HERO」(2019年リリースのデジタル ・シングル)が特に好きです。聴いたら泣きそうになる感じで、いつも救われています。

おをい:僕はデスデスに入る前から神激さんのことは知っていて、よく聴いていたのが「さよならネガティブ」(2020年リリースのアルバム『RAGNARøCK』収録曲)です。

ことの:お、コアな曲。

エヴァ:やっぱ人気あるよね。

まお:私は「BAD CAKE」(2021年リリースのデジタル・シングル)が好きです。ライヴのたびにいもこさんの煽りが変わるのがかわいくて面白くて。こんなワードがたくさん出るのがすごいなと思って。

いもこ:自慢なんですけど、あそこだけマジでノープランでやっているんですよ。基本的にノープランなんですけど、あそこは全く考えずに出て一番浮かびやすいところなので、たぶん自分に合っているパートなのかなと思います。

澪乃:私は「黎明ジャンヌダルク」と「EGO PARADISE」(2022年リリースのデジタル・シングル)が好きです。特に「黎明ジャンヌダルク」は神激さんと出会った曲なので......好きです。

ことの:さっきから告白されているみたい(笑)。目を見て"好き"って言ってくれる(笑)。

一同:(笑)

-愛を告白してくれた後輩グループに対して、神激から先輩グループとして、戦友として伝えたいことやアドバイスはありますか?

いもこ:喉のケア、大事です。3~4年後とかに喉がカサカサになるやろみたいな今の叫びとかを見ていると、なんだか懐かしい気持ちと心配な気持ちになっちゃいますね。あと、MCとかもたぶん真剣に決めているんだろうなと思うけど、これを何年も長く続けていくと考えたらそれがストレスになっちゃう可能性もあるから、力の抜き方も徐々に覚えていったらもっと楽に過ごせるのかな。

おをい:デスデスはたしかに喉を壊しがちなので、そこのケアの仕方が課題なんです。MCも未熟なので、いろいろ考えてから出ていかないと言いたいことが飛んじゃうんですよ。そこをもっと神激さんみたいに、その場の想いで喋れるようになれることを目標にしています。

ことの:みんながどれぐらいやるのかはわからないけど、この活動ってきっと3ヶ月とか半年とかで終わるものじゃないんですよね。神激はこうやって7年続けてきたわけだから、喉を今ぶち壊していいものじゃないと分かるんです。それに、みんなが納得するまで話すというのも長く続ける上で大事だと思う。そうしないと、数年前にあった1つの引っ掛かりが、あるときに爆発しちゃったりするから、そのままみんながリーダーで、お互いに素を出せて言いたいことを言える状況がちゃんと続いていけばいいなと思います。

エヴァ:喧嘩するのを恐れない。俺とことのちゃんってすごく仲悪くて、ガチで手が出るレベルのケンカを3日に1回ぐらいしたこともあるんですよね。それが怖すぎて神激の楽屋から人がいなくなったときもあって。でも、喧嘩は本当にしたほうがいい。そのほうが、理解が深まるから。俺は喧嘩をすればするほどことのちゃんのことが好きになった。きしょいな、ごめん(笑)。

ことの:いいよ。

エヴァ:だから、メンバーに対しては誠実でいたほうがいいなって、本当にそれだけは思う。それが神激を7年やってこれた秘訣かなと。

魔訶不思議変革者 -デスデス- LIVE INFORMATION
"DESTINY DESTROY"

2025年2月17日(月)渋谷 clubasia

魔訶不思議変革者 -デスデス-
RELEASE INFORMATION

DIGITAL SINGLE
「ワールドアルティメットツアー」

2024.12.25 ON SALE!!

1st EP
『初めまして、デスデスです。』

NOW ON SALE!!

神使轟く、激情の如く。 INFORMATION
"Zepp Shinjuku単独公演-宣戦布告-"

1月22日(水)Zepp Shinjuku (TOKYO)
OPEN 18:00 / START 19:00
[チケット]
SSS ticket ¥100,000 / SS ticket ¥30,000 / S ticket ¥10,000 / A ticket ¥2,000
一般発売中
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