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INTERVIEW

神使轟く、激情の如く。

2021.12.24UPDATE

2021年12月号掲載

神使轟く、激情の如く。

メンバー:実久里ことの 生牡蠣いもこ 涙染あまね 三笠エヴァ 二日よいこ TiNA

インタビュアー:宮﨑 大樹

2022年3月30日に日本武道館ワンマン・ライヴ"宣戦布告"を控え、ますます注目度の高まる"バンドユニット"神激(神使轟く、激情の如く。)。音楽性として新たに"プログレッシヴ・ミクスチャー・メタルコア"を掲げた彼女たちが、久しぶりのCDリリースを迎える。しかもミニ・アルバム2作品の同時リリースだ。今回は"神奏曲"シリーズで構成された『神楽音』、神激の振り幅を見せた『Rebellion of Maverick』について、全曲余すところなくたっぷりと話を訊いた。

-配信シングルが続いていたので久しぶりのCDリリースですけど、CDとして発売を迎える気持ちは違うものですか?

ことの:やっぱりひとつの形にするのは意味があることなのかなと思いますね。

エヴァ:前のアルバム(2020年リリースの『RAGNARøCK』)が出たときも言ったんですけど、円盤になることで名刺代わり、新しい名刺を作ったぞという気持ちです。これからは『神楽音』と『Rebellion of Maverick』の2枚を"よろしくお願いします"ってどんどん出して、いろんな方に聴いてほしい気持ちがデカいですね。

-なるほど。だいぶインパクトのある名刺が――

一同:(笑)

よいこ:2枚もできました(笑)。

-しかも全曲でMVを制作しているんですよね。

ことの:はい。神激の作る曲は、いわゆるB面がないことを体現しているなと思います。

-そうですよね。そして、みなさんがいかに期待されているかも伝わってくる気がします。今回の2枚は、大枠で言うとどちらがどんな作品だと言えますか?

エヴァ:『神楽音』は"神奏曲"シリーズの曲を集めた作品になっています。神激は、ジャンルとして今は"プログレッシヴ・ミクスチャー・メタルコア"を掲げているんですけど、初見の方とかはその字面だけを見たら"何それ意味わからん!"ってなると思うんですよね。でも、この"神奏曲"シリーズ『神楽音』を聴いていただければわかる。神激らしさというものが詰まっていると思っていて。"神奏曲"シリーズの持つ歌詞とか音楽のメッセージとして"自分に負けるな"、"神激が君の手をどんどん引っ張っていくよ"みたいに、背中を押すものが多いんです。シリーズを通してそのメッセージを歌っているので、勇気がない、諦めそう、夢を追いかけたいとか、そういう人たちに刺さるアルバムだと思います。

いもこ:もうひとつの『Rebellion of Maverick』は、神激の振り幅がすごい曲が詰まっているなと思っていて。例えば「生まれ変わっても自分になりたい」はブレイクダウンなんかがない代わりにサビメロが3つくらいあったりして、いろんな神激の味を楽しんでもらえるようなアルバムになっています。

-それぞれの作品についてじっくり聞いていきたいんですけど、『神楽音』に収録された"神奏曲"シリーズとは改めてなんだったのでしょうか?

よいこ:始まりは「神奏曲:テンペスト」という曲なんですけど、それぞれに属性がある曲を作っていこうみたいな話があって。そうして制作していくなかで形作られていったのが"神奏曲"だと思っています。

-「神奏曲:テンペスト」だったら"風属性"みたいに、5属性をテーマにした曲を作ろうと。面白い試みですけど、そうやってシリーズ化していくことについてはどう感じていましたか?

よいこ:一番に"遊戯王"が浮かんできました(笑)。遊び心があって、どんどんできあがっていくのが楽しみだったシリーズですね。

あまね:これから何が起こるんだろうという楽しみが心の中にあったのと、何が来てもやってやるぞという強い意志を持っていました。

TiNA:"神奏曲"シリーズは神激の象徴的なイメージで作られる曲だったので、よりいっそう気合も入りましたし、個人的なお気に入りは、毎回技が出てくるところです。1回目の「神奏曲:テンペスト」からインパクトがあったんですけど、"次はなんなんだろう"というワクワクがあって。ファンの方もそうだったと思います。新曲の「神奏曲:ライトニング」にもしっかり新技が入っています。

-"昇竜拳"、"百裂拳"、"界王拳"、"デンプシロール"、"オラオラ/無駄無駄"と、ずっと元ネタのある必殺技が出てきましたよね。ただ、実は「神奏曲:ライトニング」の技だけ元ネタがわからなくて......。

エヴァ:実は、ここに来て正統派の空手を......(笑)。

よいこ:あまりにも曲が良すぎて、あえてシンプルにしていいんじゃないかって。

ことの:ファンの人もいろいろ予想してたよね?

いもこ:でも全員外れています。

-これは予想できないですよ(笑)。

一同:(笑)

-実際、技を入れたことはフックになりますよね。知らない人が初めて聴いたら驚くし、神激が気になると思います。

よいこ:それぞれの曲に技が入っているので、どんどん技を習得していくみたいな面でも自分たちの"冒険の書"的な、刻んでいった感じはあるのかなと。

エヴァ:"神奏曲"シリーズを全部終えた今だからこそ、一面一面クリアしてきた感が一曲一曲にあります。自分たちで作った壁を壊してきたその軌跡が見えると思いますね。