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INTERVIEW

神使轟く、激情の如く。 

2022.01.14UPDATE

2022年01月号掲載

神使轟く、激情の如く。 

メンバー:実久里ことの 生牡蠣いもこ 涙染あまね 三笠エヴァ 二日よいこ TiNA

インタビュアー:宮﨑 大樹

"バンドユニット"神激(神使轟く、激情の如く。)が、来る3月30日に開催する初の日本武道館ワンマン・ライヴ"宣戦布告"。いわゆるメジャー・レーベルに所属せず、独自のやり方で突き進んできた彼女たちが結成4年余りで日本武道館に立つというのは大きな挑戦だろう。その壁を乗り越えるべく全身全霊でぶつかっていくメンバーに、熱くたぎるその想いを訊いた。なお、本公演のチケットの最安値は510(ゴッド)円という神価格。少しでも気になった方は、今すぐ当日のスケジュールを確認すべし。

-今回は3月30日に開催を控えている日本武道館公演"宣戦布告"について聞いていきます。そもそも日本武道館で開催することになったのは、どんな経緯があったのでしょうか?

ことの:武道館でやるというのは、デビュー当時からの目標のひとつでもあったし、通過点としてずっと話をしていたことではありましたね。

いもこ:何年後かっていうのはある程度決まっていて。

エヴァ:神激は70年契約とずっと言っているので(笑)、3年、4年先は当然のように見越していてるんです。デビュー当時から4年くらいで武道館に立ちたいねという話はあったし、今は武道館しか見えていない状態ですけど、今の段階でも3年、4年先の目標や予定を立ててやっていますね。

-デビュー当時に目標としていた時期からほとんど前後しなかったんですね。

エヴァ:コロナ禍で普通だったら遅れることもあると思うんですよ。先に延ばすやり方もあったんですけど、私たちはコロナ禍でもできること、例えば配信ライヴだったり生放送だったり、できることを積み重ねてきたので予定通りにできました。

-みなさんはそれぞれ日本武道館にどんな思い入れがありますか?

いもこ:自分が上京して最初に行ったのがUVERworldさんの武道館ライヴなんですけど、そのころがちょうど神激が始まるくらいの時期だったんです。その武道館ライヴを観て"絶対ここに立とう"、"神激に人生を懸けよう"と思った場所なので、思い出深い場所に感じています。

エヴァ:初めて武道館で観たのが女王蜂さんだったんですよ。女王蜂さんって、神戸出身で同郷なんですね。めっちゃカッコ良かったし、この人たちは神戸の誇り、神戸の星だと思って。だから自分が立ったときも、兵庫のみんな、神戸のみんなに"神激の三笠エヴァって神戸出身なんだ、すごいじゃん"みたいな、地元の人にそう思ってもらいたいです。自分が女王蜂さんで"神戸すげぇぜ"、"神戸出身かっけぇぜ"って感じたから、それをみんなにも味わってほしいというか、私が感じさせたいですね。

TiNA:私もいろんなアーティストさんのライヴを武道館へよく観に行っていて。武道館という場所に感銘を受けて涙を流した記憶がすごくあります。そういう思い出があるからこそ、来てくれたみんなにも武道館の景色を見せたいなと感じますね。

よいこ:東京に出てきて、入学式で武道館に行ったんですよ。その学校は卒業式も武道館の予定だったんですけど、神激にのめり込んでいたので行かなくて。自分なりに東京で試行錯誤していくうちに、卒業式としての武道館ではなくて、神激として武道館に立つようになったという物語があるので、この道を選んでいく通過点とけじめとして大事な日にできたらなと思っています。

あまね:私は武道館に行ったことないんです。なので、初めての武道館はステージに立つ日になります。どうなるのか予想ができないので、自分の力を全部吐き出すのみだと思っています。武道館までスクリーム・パートとしていろんなことに挑戦して、どこまで自分の力が出せるのかすごく楽しみです。

ことの:私はもともとそんなに音楽を深く掘る人じゃなかったので、自分が活動するまでは武道館の重みが正直わかっていなかったんですけど、いもこと同じタイミングでUVERworldさんの武道館を観に行って、そこで初めてライヴで拳を上げる、声を出す経験をしたんですね。その経験ができたことで武道館の重みも感じましたし、そのときのTAKUYA∞(Vo)さんの言葉とかで、武道館がアーティストにとっての聖地であることが伝わってきて。そうして神激の武道館が決まって、今のままじゃダメだなと強く感じました。それを乗り越えるために「神奏曲:ライトニング」(2021年12月配信リリースの21thシングル)という新曲も生まれたんですけど、残り3ヶ月は本当に限界突破して頑張っていかなきゃなと感じています。

-いわゆるメジャー・レーベルに所属せず、独自のやり方で突き進んできた神激というユニットが日本武道館に立つ意義は、絶対に大きいと思うんですよ。

エヴァ:そこは自分たちも意識しているというか、意味を感じていますね。やっぱり普通に考えたら無理だと思うんですよ。自分たちのオリジナル、DIYの事務所でやってきて、アイドルとカテゴライズされたなかでの4年で武道館は難しい。でも神激は無理なことをやり続けて、可能にしてきたんですよね。なぜできたかというと、人が無理だって言うような目標を自分たちで設定して、それを自分たちなら絶対に超えられると信じているからなんです。私たちみたいな等身大の人たちがそれを超えていくところを見て、俺でもできるかもしれない、無理だって言われたことも叶うかもしれないと思ってほしいんですよ。人から無理、無駄って言われることって人生で多いと感じていて。実際、Twitterでもなんか言われてましたよね?

いもこ:つい最近言われてたね。武道館に立つのは難しい、Zeppでも難しいと思うみたいな感じで言われていて。だけど、そんなのわかったうえで挑戦しているし、成功している人の言葉よりも挑戦してる人の言葉のほうがみんなに響くと思うんです。それを実現したときに夢を与えられるはずなので、常に挑戦したい気持ちはありますね。

-そうやって乗り越えていくと、ファンの方も勇気づけられると思うし、神激みたいになりたい、神激を目標にしたいというアーティストも増えてくるかもしれないです。

よいこ:自分たちでずっと言っている、"ジャンル=神激"になりたいという想いのひとつの形でもあると思うので嬉しいです。自分たちには自分たちにしか作り上げられないオリジナリティがあるという気持ちもあるので、もしそういう人たちが出てきたら楽しみだし、自分たちも目標としてもらうからには、もっともっと先に突き進んでいかなきゃいけない気持ちもあります。

いもこ:アイドルが熱いMCをするとか、こういう曲をやるのは変とか、もっと他の売り方があるんじゃないかとか言われたこともあるんですけど、それを真似してくれるということは間違ってなかったという証明なので、純粋に嬉しいですよね。でも絶対に負ける気がしないので、どんどん真似してくださいって思います。

ことの:うん。この7人(6人+マニピュレーターのGODちゃん)だからできる曲とライヴ・パフォーマンスを作っているので、どんなに曲構成を真似しても、MCを真似しても神激にはなれない。

エヴァ:でも、神激を観て音楽を仕事に選ぼうと思ってくれるのは本当に嬉しいことですよね。私たちはELLEGARDENとかHi-STANDARDとかを観て、音楽を仕事にしていこうと思えたんです。だから今の神激を観てくれている人にとって、私たちがELLEGARDENとかHi-STANDARDみたいに、お前らの気持ちを引っ張っていくぜ、俺たちの背中を見て仕事を選んでくれていいんだぜって、胸を張って言えるような音楽をしていきたいですね。