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INTERVIEW

魔訶不思議変革者 -デスデス-

2024.09.11UPDATE

2024年09月号掲載

魔訶不思議変革者 -デスデス-

Member:藍夢 霙 NANAI 月姫 澪乃 依杯 おをい なまけ・もの 不二子 天嶺 まお

Interviewer:宮﨑 大樹

ダーク・ヒーローな7人組ガールズ・ユニット"魔訶不思議変革者 -デスデス-"。サウンド・チームに小柳(夕闇に誘いし漆黒の天使達)&丸山 漠(a crowd of rebellion)が参加し、"サマソニ(SUMMER SONIC 2024)"でデビューを果たしたばかりと話題性抜群で、今最も注目すべきグループの1つだ。そんなデスデス(魔訶不思議変革者 -デスデス-)にとっての初インタビューを本誌で実施。グループのこと、メンバー自身のこと、デビュー作品や目標について等たっぷり話を訊いた。

-皆さんは"SUMMER SONIC 2024"でデビューしたんですよね。

霙:ずっと観ている側で、ちょうど今年が"サマソニ"に通い始めて5年目くらいだったんです。いつもバンドを観て暴れていたのに、自分がステージに上がることになったので"何が起こっているんやろう......"みたいな(笑)。

不二子:出る瞬間はすごく緊張したよね。

おをい:でも、ステージに上がったらみんなニコニコ、ワクワクって感じでした。

NANAI:観ている人も"サマソニ"に来てくれるような方やったから、初見でもノってくれてすごく楽しめました。

-さらにフル・デビューという形で神激(神使轟く、激情の如く。)をオープニング・ゲストに招いてライヴ("退屈な日常、破壊にきました。")をしますよね(※取材は開催前)。

霙:私は神激さんが"イナズマロック フェス"とか"サマソニ"に出とったときに、それを客として生で観ていたんです。アーティストとしてすごく尊敬していますね。

NANAI:ライヴとかも見学させていただいて、挨拶をしていますけど、とにかくリスペクトです。

おをい:とにかくカッコいい。

もの:ライヴ力、MC力、いろんなことを参考にしていきたいです。

-追いつけ追い越せじゃないですけど、切磋琢磨して高め合っていける関係になれたらいいですね。いきなりデビュー・ライヴの話から入ってしまいましたけど、改めて皆さんのことを教えてくれますか?

おをい:魔訶不思議変革者 -デスデス-です。宇宙から舞い降りてきたダーク・ヒーローで、退屈な日常を破壊するためにやって来た、というコンセプトでやらせてもらっています。夕闇(夕闇に誘いし漆黒の天使達)の小柳(ブス担当/Vo)さんとリベリオン(a crowd of rebellion)の漠(Gt)さんが楽曲プロデュースで関わっているんですけど、2人の個性がバリバリに出たサウンドがめちゃめちゃカッコいいんです。僕たちにもそれぞれの個性があるので、それを活かして全員でカッコ良くなっていきたいと思っています。

NANAI:"アベンジャーズ"みたいな、全員の個性が強くて、全員に役割があって――というグループを目指しています。

-皆さんにはそれぞれ担当と二つ名があるようなので、1人ずつの自己紹介もお願いします。

霙:藍夢 霙(あいむ みぞれ)です。おをいと2人でメイン・ヴォーカルをやらせてもらっていて、メイン・ヴォーカルの高音を出しているほうと覚えてもらいたいです。二つ名が"奇想天外暴走天使"というすごくアホそうなものなんですけど、これは学生時代のときに実際にそう呼ばれていたんです(笑)。もともとバンドでベース・ヴォーカルをやっていたりピアノの先生をやっていたり、ちゃんと音楽をやっていたんですけど、趣味でフェスやライヴに行って、はっちゃけすぎてよく骨折したり、流血したりしていました(笑)。フロアで暴れていた側なので、暴れたい人の気持ちは誰よりも分かります。なので、ライヴ・キッズたちを走り回らせる活動を頑張っていきたいです。

-ライヴで何度も骨折や流血って、次からは自重しようと思わないんですか(笑)?

霙:骨折の痛みって1ヶ月くらい続くじゃないですか。その間は"あのフェス楽しかったなぁ"と余韻に浸れるので、反省したくてもできない(笑)。"楽しかったし、まぁいいか"みたいになっちゃって。でも最近はステージに上がることを考えて、サークルを走るだけで収めています(笑)。

-続いてNANAIさん。

NANAI:私はラップを担当しているんですけど、二つ名が"Dynamic Dance Destroyer"ということで、ダンスも得意です。小学生の頃からずっとダンスをやっているので、この経験を活かしてデスデスのダンスのクオリティをもっと上げていけたらいいなと思っています。

-ラップも昔からやっていたんですか?

NANAI:ラップは今回が初めてです。最初にステージに立つときは不安やったんですけど、みんながバチバチにかますんで、負けていられないなと思って頑張っています。

不二子:ラップを聴くたびに"本当に初めてやったの?"って何度も聞いちゃうぐらい、めちゃくちゃカッコいいんです。そしてダンスはNANAI大先生です。みんなで自主練するときには先生をしてくれています。

-続いて、ものさん。

もの:なまけ・ものです。私もラップを担当していてダンスも得意なので、NANAIに追いつけ追い越せと頑張っています。名前の由来は似ていると言われる動物がナマケモノだからなんです。デスデスの中でも目立つ名前だから覚えてもらいやすいんじゃないかなというのと、これはこじつけなんですけど"モノ"ってギリシャ語で"単一"とか"唯一"みたいな意味があるんですよ。だから唯一の存在、唯一無二のダーク・ヒーローになれたらいいなという想いでこの名前にしました。あとは英語が得意です。留学に行ったことがあって、会話に困らない程度にはコミュニケーションが取れます。

NANAI:ラップで英語の発音が分からないときはものに発音を聞いていますね。

もの:他にも、中国語と韓国語もちょっとできます。

-発言や経歴からはまったくナマケモノ感がないですね(笑)。では、月姫澪乃さん。

澪乃:月姫澪乃(るなきれの)です。二つ名は"魅惑の魔王"です。曲中でポエトリーを担当しています。声を張ったときに音が低くなるタイプなので、語り掛けている感じの、カッコいいポエトリーを聴かせられるんじゃないかなと思っています。

-ポエトリーの担当って、シーンでも珍しいですよね。

NANAI:澪乃だから伝わる気持ちとか想いがあるので、合っていると思いますね。

澪乃:声質を活かして想いを伝えていきたいと思います。自分だけにしかできないものを。

-では、天嶺まおさん。

まお:天嶺まお(あまみねまお)です。萌え声の担当です。"THEかわいい"な萌え声は不二子ちゃんがやってくれているので、自分らしいおとなしい感じの萌え声を出せたらいいなと思ってやっております。二つ名は"不屈の翠聖女"です。

-何か"不屈"なエピソードがあるんですか?

NANAI:負けず嫌いだしガッツがあるよね。この前なんて"まおは言われないと分からないから、もっといっぱい言って!"って(笑)。

もの:おとなしい性格だけど、レッスンのときにはガツガツ聞きに来てくれたりするんです。

まお:はい。反骨心があります。

-お嬢様っぽい見た目とギャップを感じさせますね。萌え声担当なのに衣装がライダースというのもユニークです。

まお:身長が高くて足が1mあるので、足の長さを活かしたパフォーマンスのためにもライダースが合うのかなと思っています。

-続いて不二子さん。

不二子:正統派な萌え声の担当の不二子です。私だけスカートだったり、ピンク色がイメージ・カラーだったり、ツインテールだったり、かわいい要素が詰め込まれているんですけど、ライヴだと"え! この子がそんなキャラなの!?"みたいなギャップが楽しめるように頑張っております! かわいいところはかわいく歌って、力強いところはがなるとか、声の使い分けが得意ですね。二つ名は"萌えきゅんサイコパス"です。もともとメイドをやっていたというのもあって、普段は萌え萌えな感じでやっているんですけど、ライヴだと豹変する、二面性があるよっていう部分がサイコパス要素ですね。

-そう言いつつ、実はリアルにサイコパスだったりして?

おをい:片鱗はあるよね(笑)?

霙:なんか、笑っていても目が笑っていない(笑)。

不二子:しっかり笑っています(笑)!

もの:裏表がなくて、本当に常にずっとこの感じなんですよ。だから逆にそれが怖くなるときがあります(笑)。"人間がこんなにきゃぴきゃぴできるものなのか?"って(笑)。

-最後は依杯おをいさん。

おをい:メイン・ヴォーカルの依杯おをい(いっぱいおおい)です。霙は高音担当なんですけど、僕は声にパワーがあるタイプですね。メンバー内で一番身長が低いんですけど、声のデカさには自信があるので、ちっちゃい身体でいっぱい大きな声を出したいなと思っています。僕も霙と同じくもともとバンドでギター・ヴォーカルをやっていたんですけど、それ以外にもミュージカルに出たり、舞台役者をやったり、大きいステージに立ってきた経験もあります。なので、そういう部分での度胸というか、地に足がついている感じはあるはずです。さっき言ったような声の大きさ、表情の変化には自信があるので、そこを見ていただけたら嬉しいです。