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INTERVIEW

神使轟く、激情の如く。

2023.04.11UPDATE

2023年04月号掲載

神使轟く、激情の如く。

Member:実久里ことの 生牡蠣いもこ 涙染あまね 三笠エヴァ 二日よいこ TiNA

Interviewer:宮﨑 大樹

-インタビューをして、神激の活動に還元できたようなことはありましたか?

よいこ:各メンバーのインタビューを読んでいって、みんながいろんなことを辿ってきたうえで、今こういう想いでやっているんだなと再確認できて、よりチームワークや信頼度が増したとは思いました。

-自分のインタビューというよりは、メンバーのものを読んで刺激になったんですね。

エヴァ:自分もそっちのほうが刺激になりました。思っていることや悩みについて自分がこうするようになった、みたいなところまでをしっかり話す機会があんまりないので、"こういうことに悩んでいたんだな"と理解できたのは嬉しかったです。それと、TiNAが言っていたようにメンバーに対してのコメントがあったじゃないですか? それに対しては"こういうことを思ってくれていたんだ"という意味で自己肯定力が上がりました(笑)。

TiNA:普段は絶対に言わないですからね。

いもこ:YouTubeの企画で、メンバー同士で感謝を伝え合おうみたいなものがあったんですよ。でも、直接顔を合わせてだとやっぱり恥ずかしいんですよね。だからちょっとふざけていたりしたんですけど、相手がいない状態で伝えた言葉ってガチじゃないですか? だから感動したりしていました。

-インタビューで知ることができたメンバーの意外な一面ってありましたか?

いもこ:シンプルなんですけど"あまねってこんなに喋れるんだな"と思いました。

エヴァ:うんうん。でも逆に普段は甘えているんだなって(笑)。

あまね:ひとりで"どうなんよ?"って聞かれたら喋れる。周りの目もないから。

エヴァ:あまねのペースに持っていけるならこんだけ喋れるんだなって。普段は人のペースに飲まれちゃうのかなとも思いました。

あまね:宮﨑さんに慣れていたのもあるかもしれない。なんか宮﨑さんにめっちゃ媚び売っている人みたいですけど(笑)。

一同:(笑)

いもこ:他には、よいこの見出しがめっちゃカッコ良かったよね。

TiNA:"趣味でやっているとかじゃない。でも仕事でやっている感じもない。人生でやっている"。

一同:カッコいい~(笑)!

よいこ:(笑)見出しだけで言うと、メンバーでいじり合ってました(笑)。うちらはライヴを(池袋)SOUND PEACEでよくやるんですけど、ステージに行く前の通路にそれぞれのインタビュー(の誌面)が貼ってあるんですよ。そこを通るたびに、みんなイケボでいじり合うんです(笑)。で、"趣味じゃねぇ、人生でやるぞ!"と思いながらステージに出ると(笑)。

-(笑)ちなみに、ファンの方からの反応はどうでした?

TiNA:自分の育ってきた道のりみたいなところを知ってもらうことって、普通の特典会でもないじゃないですか? (ソロ・インタビューでは)深いところまで知ってもらえたので、そういうところも含めてより好きになってもらえたんじゃないかなとは思いますね。自分の歴史ごと好きになってもらえたんじゃないかなって。

ことの:三笠とかいもこはMCでパーソナルなことを話すのが多いけど、他のメンバーってそこまで話すことがないから、知る機会になったのかも。

-個人インタビューだと自分自身を見つめること、他のメンバーのことを知ることで神激のグルーヴを高めることがポイントだったと思っていて。逆に座談会では、スキル、心構えとか、そういうことを学ぶ機会が多かったですよね。

エヴァ:そうですね。あとはいかに次に繋げるか。バンドさんって本当に繋がりをめちゃくちゃ大事にされるじゃないですか? だから座談会があることで対バンのオファーもしやすく、そういう意味でも座談会があって良かったなと思う機会はめちゃくちゃ多かったです。で、対バンするときも、"この間激ロックさんで一緒になりましたよね"というMCができたりするので、ありがたかったですね。

よいこ:バンドさんと話しているなかで、フロントマンには自分の思っていることを言語化する力がしっかりしている方が多いイメージを持って。神激は6人がフロントマンだから、自分たちが座談会の中で話せるようにならなきゃいけないなと思ったのがひとつ。それと大御所の方たち、雲の上の人たちみたいな方との座談会が多かったんですけど、実際に話してみると、好きな音楽がルーツとしてひとつあったり下積みがあったり、自分たちとかけ離れているわけじゃないなと感じました。こうやって大きくなっていくものなんだなって、道が開けたというか、ヴィジョンが広がったなと思います。

TiNA:20周年だったり25周年だったり、長い歴でやられている方たちが多かったので、続けてきたからこその意見をたくさん聞けたと思うんです。長く続けるコツみたいなものを聞いたときに、目の前のことに向き合ってやっていくことが一番大事なんだなと感じました。そこは日常生活でも意識しています。

-学んだことはたくさんあると思うんですけど 、その中で今でも実践していることはありますか?

いもこ:FLOWのTAKE(Gt)さんが、自分たちのインタビューとかYouTubeまで観てきてくれて、これが売れる理由なんだなと身に染みたんですよ(※2022年11月号掲載)。自分も、今まで興味なかったものにも触れていけるような人間になりたいなと。あえて興味ないものに触れて、吸収できるものを増やしていこうという前向きな気持ちに変わりましたね。

ことの:明希(シド/Ba)さんとお話し(※2023年1月号掲載)してから、ライヴでの私たちのマイクの音を抜き出したデータを貰って聴くようにしていて。今までも動画で確認していたんですけど、それだとエコーとか会場の雑音とかも入っているから、気づいてない部分が多かったんです。マイクの録音を聴くことで、"ここがひどいな"とか"ここの音が違うな"って気づく部分がすごくあって。それは実践していますね。