INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×MAKE MY DAY
2017.08.10UPDATE
2017年08月号掲載
Isam(Vo) Julian(Gt/Vo)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 結城 さやか
-MAKE MY DAYのおふたりにとっても、ライヴハウスは遊び場ですか?
Julian:ライヴハウスに行った次の日は、だいたい二日酔いになるくらいなので(笑)。年も食っちゃったんで、前ほどではないんですけど、やっぱり行きますよね。でも僕らの場合、リアルな話、一緒にやってた同世代がほぼいないっていう。
Isam:悲しいかな、そうなんだよね。
Julian:それで、自然と行く機会が減ってるのはあるかもしれない。知り合いのイベント、みたいなのが少なくなって。
-同世代というと?
Julian:ARTEMAとかは同期だし、FEAR FROM THE HATE、Remembering Sensation、あとはBut by Fallもそうだし、FAKE FACE、THE TWISTED HARBOR TOWNとか。なんか、一時期一緒に対バンしてた同年代が、もうみんないないんですよ。
Isam:あと、ちょっと上だけど、BEFORE MY LIFE FAILSも。
Julian:そうだね。ほんと、もうHER NAME IN BLOODくらいしかいないよね。
-ちなみに、今回GENさんに誘われたときって、二つ返事でOK出した感じですか?
Julian:そうですね! まぁ、いっ君がもうひとつバンドやってるんで、スケジュールの確認とかはありましたけど、出ないっていう選択肢はなかったです。
GEN:面白そうな感じした? "何を考えてるんだろう......?"って思った(笑)?
Julian:何を考えてるんだ、とかは思いませんでしたけど(笑)、単純に"GENさん、ライヴ・イベントやるんだな"って。
Isam:俺らとしては、ようやくリリースできたんで、"基本的に誘われるライヴには出よう"って話してたので。
Julian:あとは、GENさんのイベントに出るっていう関わりが、今までなかったじゃないですか。こうやって会って、撮影したりとかはありましたけど。
GEN:そういうのも、実は気にしてた(笑)。
Julian:僕らのリリースのタイミングとしては、"ありがたい!"って感じですけどね。
GEN:結果的にそういうふうになったのは、良かったよね。
-年に何本か定期的にイベントを打ってると、そういうリリースとのタイミングも必然と合いやすくなりますよね。
GEN:そうだね、そういう面で少しでも力になりたいしね。
-ということで、MAKE MY DAYは7月にようやく3年ぶりの流通音源のリリースを果たし、再び本格始動という感じですね。
Julian:リスタートですね! 頑張ります!
GEN:アルバムについても、ここで喋っておいた方がいいんじゃない?
Julian:あ、いいんですか(笑)? もちろん"In The Family"も大事なんですけど、7月に新しいアルバムをリリースして、そのリリース・パーティーが8月26日にありますので、そちらもぜひぜひ来てほしいな、って。
GEN:3年ぶりのアルバムは、どういう感じなのよ?
Julian:前回もリスタートしようとしたら、ドラムが辞めちゃったりとか、いろいろ紆余曲折があって、リスタートできなくて。ちょっとテンションが下がってた時期がありまして。それでちょっとくすぶってたんですけど、このままではいかんなっていうのと、さっきの話じゃないですけど、同世代がどんどん辞めていってるなかで、"続けなきゃな"っていうなんとなく責任みたいなものを感じていて。
Isam:あの解散ラッシュみたいなのには乗りたくなかった。
Julian:僕ら自身も、そういう危機は実際あったんですけど、ただ、"せっかくMAKE MY DAYとして生まれ変わって、ここまで来たんだから、とにかくやろうぜ!"ということで。それで動き始めて、ようやく完成した作品ですね。音源に着手しだしたのは、この1年くらいなんです。それまでは、ちょっとくすぶってましたね。でもその結果、いいのができたんじゃないかって思ってます。
-そのリリースもあって、GENさんから今回イベントに声が掛かって。
Julian:そうなんですよね。頑張った甲斐があったなって。
GEN:そうなんだよね。それを見て"なんだ、ちゃんと動いてんじゃん!"って。音源出してないと、正直誘いづらいからね。
Isam:そりゃそうですよね。
-そして、リスタートしたMAKE MY DAY は、18歳の新ドラマーも加入して。
Isam:まだ粗削りではありますが......。
Julian:経験値はまだ浅いんですけど、そのぶん、伸びしろはあると思うので。
-では、最後にGENさんから、ふたりに期待することをお願いします。
GEN:なかなかこれまで、イベントに誘えるタイミングがなかったわけで。今回、こういう形で"In The Family"に呼べたっていうのは嬉しいし、ほんとに俺が一番楽しみにしてるって思うんだよね。こうやって撮影したり、話したりとかしてるけど、実際ライヴでどんだけ見せられるのかなっていうのは楽しみだよね。前もリスタートとは言ってたものの、フワッとしてる感じはあったんじゃないかな。でも、あれから時を経て、話していると覚悟を感じるし、密度が変わってると思うから、それをライヴでどれだけ出せるのかなっていうのを見てみたいし。粗削りな若手ドラマーも、上手い下手じゃなくていいと思うし、それでどうやってライヴをするかっていうのが重要なんじゃないかって思うんだよね。今日こうやって話せたことも嬉しかった。ライヴハウスの、あの距離感で観れるっていうのもまた楽しみだし。
Julian:見といてください(笑)! ブチかまします!