INTERVIEW
神使轟く、激情の如く。× ミオヤマザキ
2020.12.10UPDATE
2020年12月号掲載
-共通点があると、対バンをしたらお互いのファンが対バン・アーティストを好きになりそうですね。
mio:ね。(神激ファンには)女の子も多い?
エヴァ:わりと多いですね。女の子限定のライヴをしてもちゃんと埋まるくらいには。
ことの:特にこのふたり(エヴァ、あまね)は女の子のファンが多いです。三笠には"カッコいい"、あまねには"こんなふうになりたい"みたいな感じで。
エヴァ:あまねのファンは、あまねの服装を真似する人が多いですね。あまねのファンにはミオヤマザキさんの音楽が確実に響きそう。
あまね:そうなんです。すでに好きな人も多いですね。
mio:じゃあ対バン決定でいいですか?
神激一同:嬉しい! お願いします!
mio:ところで、うちらは大きくなりたいとかはあるけど、あんまり夢とかなくて。アイドルは何歳までやるとか、若いほうがいいとか、そういう時代でもないじゃん? だから(神激は)どうなりたいんだろうと思って。
エヴァ:自分たちが作っているものにすごく自信があるし、何歳になってもやっていけるコンテンツだと思っているからこそ、"何歳までに"とか、そういう焦りはまったくないです。
ことの:「STAGE」という曲でも"どこまでじゃないどこまでも"と歌っているんです。もちろん日本武道館でやりたいとか、ドームに行きたいとか目標もありつつ、行けるのならどこまでも、何歳までもっていうスタンスですね。
エヴァ:神者には"初沖縄は神激のライヴで行きたい"と言っている人もいて。それも叶えてあげたい。
mio:ファンの夢を聞くっていいね。
Hang-Chang:うん。聞いたことないもんね。
エヴァ:(あまねに向かって)ミオラー(ミオヤマザキファン)的には、どこでライヴをやってほしいですか?
あまね:あまねの家。
一同:(笑)
いもこ:クラウドファンディングに参加してください(笑)。
mio:100万円プランがあと3つ空いているので(笑)。
-あぁ。ちょうど昨日(※取材は2020年11月26日)からミオヤマザキのクラウドファンディングがスタートしたんですよね。
mio:アルバムの制作でクラウドファンディングをしていて。支援額によってリターンがいろいろあります。
エヴァ:家に行く("お家行ってイイですか?")って、思い切ったリターンだと思いました。
mio:うん。豪華だよね。普通のクラファンって決まったものをリターンに出すと思うんだけど、うちのは選択できるようにしていて。
あまね:ペアリング("好きなメンバーとペアリング作り")とかもすごくいいなと思いました。
mio:100万円です(笑)。
あまね:持っているものを全部売れば......足りない。
いもこ:逆に神激でクラウドファンディングをやるとか。
-"ミオヤマザキのクラウドファンディングを支援するためのクラウドファンディング"とは斬新ですね(笑)。今回、神激からミオヤマザキへの質問がたくさん用意されているので、そちらの話に入っていきたいと思います。
あまね:さっきInstagramでファンからの悩みとか質問に答えているのを見たという話をしたんですけど、人の悩みなどに答えるコツはありますか? 落ち込んだ子とか、闇に染まりがちな子からの質問に返すのがすごく下手くそで......。
mio:たぶんファンの人が求めているのは寄り添いなんだけど、1回喝を入れて、最後は救ってあげる。うちの歌がそうで。言いたいことを言って、"死ねぇー"とか言っているけど、Cメロとか、最後とかでは救ってあげたい。みんなメンヘラだけど、生きているからポジティヴなわけでしょ? だから優しいだけじゃダメだと思う。"わかるよ、でもこうじゃない? 私もこうしてるよ"って。
あまね:生かします。ありがとうございます。ずっと聞いてみたくて。
ことの:たしかに、喝を入れてもらうほうが"自分のことを考えてくれている"って思うよね。ただ同情されるだけだと"上っ面かな"とか思っちゃう。
いもこ:相談に乗ったときに、これはわからないな、返しづらいな、みたいなものってありますか?
mio:"遠距離恋愛をどうしたらいいですか?"という質問は、毎回"遠距離ってキツいよな"という気持ちになっちゃうから、アドバイスが難しいなっていつも思う。ちゃんと毎日連絡を取り合うとか、心が繋がっていたらうまくいくんじゃない? とは思うけど、実際やるのって難しいから。
-エヴァさんは制作周りの質問を用意しているそうですね。
エヴァ:うちで言うと、例えば"アイドル飲み会がクソ"みたいに言うことに対して"カッコいい"と言ってくれる人がいるメリットはあるんですけど、逆にデメリットとしてアンチが増えやすいのはあると思うんですよ。そういうのって、ミオヤマザキさんにはあるのかなと思って。
mio:デメリットかぁ。うちも尖っているからお茶の間の全員にはウケないという(笑)。
Hang-Chang:うん。狙った方向にバンバン打っているからね。
mio:でもそれをだんだん緩くしていって、言いたいことが尖らなくなったら、今度は刺さっていた子たちに刺さらなくなっちゃう。だから、言いたいことは変えずにやっていきたいなと思っています。
エヴァ:わかります。めっちゃ好きだったバンドがいきなり"世界平和"とか歌いだすと、ちょっと冷めるみたいなのはありますよね。mioさんの書く歌詞は、怖さとかわいさが同居していてメンヘラに共感されると思うのですが、メンヘラに対してのウケを意識して曲を書くことはありますか?
mio:"これは好きやろ?"と書くわけじゃないね。だいたい自分の書きたいことを書いているかなぁ。もともと自分をメンヘラだと思っていたわけではなくて、ファンが"メンヘラ"という言葉を使った感じ。それで"あ、この人たちに刺さるんだ"と思ったかな。同じことを考えている人たちがこんなにいた、このままでいいやって。
いもこ:私も狙って書いてはいないです。グループとしての歌詞だと、自分ばかり出してもあれなのでみんなの言葉は貰いますけどね。歌詞を書く場所やルーティンはありますか?
mio:カフェが多いかも。あとはお風呂で思いついちゃって、すぐに出て書くとか。
いもこ:めちゃくちゃ同じです。自分が1回したMCにそっくりな言葉を言っていたのをライヴ映像で観たんです。"赤坂BLITZは通過点でしかない"、"黙ってついてこい"みたいなこととか。
mio:"黙ってついてこい"はよく言うね。ファンがすぐ不安になりやすい子たちだから、"黙れ、好きならついてこい"と思う。
神激一同:カッコいい......。
エヴァ:ライヴ映像がめちゃくちゃカッコいいと思ったんですが、ライヴのバックの映像なども含めたアートワークもご自身で考えられているんですか?
mio:それはないですね、うちはずっと一緒にやっている照明スタッフと映像スタッフがいるので、その人たちにお任せしている。
ことの:うちも照明さんはずっと一緒ですね。
Hang-Chang:(神激のライヴは)バッキバキの照明だよね。定点のライヴ映像を観たんだけど、うちみたいにキメに合わせて照明をやるから、すげぇカッコいい。
エヴァ:アイドルとかじゃなくて、バンドの照明をやっている方が神激だけやってくださっていて。ありがたいですね。
-話は変わって、プライベートに関する質問も用意されているみたいです。
いもこ:ルービックキューブを解くと新曲を聴ける(※2020年5月にルービックキューブ解くと聴ける新曲「ぴえん」をリリース)というのが面白いなと思ったんですけど、普段からゲームはしますか?
mio:私は"荒野行動"を毎日やっています。
ことの:私もやっていたんです。でも、最近やっていなくて。
mio:浮気するタイプだ(笑)。私は一筋だから(笑)。
-ゲームで言うと、ことのさんは"マヂヤミ彼女"(ミオヤマザキ監修の脱出ゲーム・アプリ)をプレイしていたそうですよ。
mio:えぇー! 嬉しい!
ことの:そのときはミオヤマザキさんのことを知らなかったんですけど、脱出ゲームが好きで"マヂヤミ彼女"をやったら、めっちゃ面白くて。アーティストさんが音楽ゲームを出したり、アイドルが恋愛ゲームを出したり、というのは今までもあったと思うんですけど、脱出ゲームを出すってなかなかないじゃないですか。そこまでの経緯が知りたいです。
mio:「メンヘラ」という曲ができたあとに、何か面白い宣伝の仕方がないかなぁと思って。で、"ミオヤマザキというバンドが作ったゲーム"という形で出すんじゃなくて、クリアをした先にミオヤマザキがいて、Twitterに飛べるシステムなんだけど、全部やって入り込んだのちに知ってもらうという新しいやり方をやったら、バズった。あれの第2弾がもうすぐ出るんです。
-では、お待たせしました。あまねさんからの質問に入っていきましょう。
あまね:mioさんの服のブランドがすごく気になっていて。なぜ"_30"(アンダーバーサーティー)という名前なんですか?
mio:"30"は"ミオ"じゃん? "アンダーバーサーティー" は、短くしたら"アンサー"="答え"になるんです。"私の答えです"みたいな。
あまね:カッコいいです。サイトとか見ていても、すごくカッコいいな、かわいいなと思って。
エヴァ:ジェンダーレスな服が多いですよね。そういうのが好きなんですか?
mio:好きです。あ、でも最近スカートを履き始めた。髪を伸ばしていて、似合うようになってきて。婚活しようと。
神激一同:えぇー!
mio:結婚したいし、特別子供が好きなわけじゃないんだけど、子供欲しいの。(いもこへ)なんでかわかるでしょ? 寂しいからなんだよね。絶対的な居場所が欲しい。
いもこ:わかります。
-本当に似ている部分が多い気がしますね。ますます対バンが楽しみです。
エヴァ:月1くらいで"神イベ!"というイベントで、バンドさんとかとの対バンをやらせていただいているんです。バンドさんとの対バンにとにかく力を入れていきたいなというところがあって。今度、大きめの会場を借りて、バンドさんばかりを集めた対バンのイベントをやろうと。
いもこ:"神激フェス"みたいな。
Hang-Chang:あえてアウェイを作り出すみたいな。すごいね。
mio:でも、いいよね。
エヴァ:良かったら出てもらいたくて。うちのフロア自体、アイドル・ファンだけじゃなくてバンド・ファンが多いんです。アイドル・ファンだけじゃなくバンド・ファンの方々にもっと神激の音楽を届けたいなと思っています。
神使轟く、激情の如く。 LIVE INFORMATION
"神激、Zepp名古屋で無銭ライブやるってよ!"
2020年12月21日(月)Zepp Nagoya
OPEN 18:00 / START 19:00
"神激、豊洲PITで無銭ライブやるってよ!"
2021年3月5日(金)豊洲PIT
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ミオヤマザキ INFORMATION
"横アリ後の初作品!
ミオヤマザキNEWアルバム制作プロジェクト"
~2021年1月4日(月)23:59まで実施中!
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