INTERVIEW
Zephyren × MAKE MY DAY
2019.06.10UPDATE
2019年06月号掲載
MAKE MY DAY:Isam(Vo) Julian(Gt) U-ske(Ba)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 結城 さやか
-今回のラインナップについて、GENさんから、意図やこういうところを見たいと思っているところを教えていただけますでしょうか?
GEN:今回は、アナストはうちの所属でもあるし、ヒスパニは毎年"A.V.E.S.T"に出演してもらってるし、そしてMAKE MY DAY、この3バンドでやりたいと。あとは渋谷THE GAMEのシンジにfrail、From the Abyssを呼んでもらって。今まで"In The Family"では自分の観たいバンドだったりとか、"A.V.E.S.T"に繋がる感じだったりというので、結構ごちゃ混ぜでやってたけど、今回はある程度統一感を出せたらいいなと、そういう回も必要なんじゃないかなと思ったのと、もともと"Zephyren"のお客さんはラウドな音を好きな人が多いので、今回はちょっと意識してやろうと考えてました。バンド同士の相乗効果があればいいなと思ってます。今回は相当見応えがあるんじゃないかな。ただ、当日疲れそう(笑)。
-MMDとしてはつい先日、5月25日にシングル「I HATE EVERYTHING」を配信リリースされていますね。「I HATE EVERYTHING」は、ラップから入ってくるなど、今まででありそうでなかったトラックですが、配信開始されてからの手応えはいかがですか?
Julian:意図的に今までと違うアプローチで狙った部分もあって、でもそういうことって今まであまりやってこなかったんですよ。アルバムの中でいろんな表現はあったんですけど、明らかに今までとは違うなというのはやってなかったので、若干ドキドキはしていたんです。でも、自分の中で"これめっちゃいいな"っていう手応えはあって。まだライヴでやってないのでSNSで見える範囲のリアクションではありますけど、いろんなお客さんが"すごくいい"って言ってくれてて、おかげさまでいい手応えは感じていますね。
-バンドとしては、「I HATE EVERYTHING」に先駆けて、3月には第1弾配信シングル「Searching For The Fate」をこれもまた配信リリースし、今またバンドの動きが活発になってきていますね。
Julian:新しいドラムのHALが入ってもう2年ぐらい経つんですけど、最初の1年はお互い探り探りなところもあって。それで去年シングル『The Awakening』を出して、初めてのワンマンもやって、バンドとしての雰囲気とかグルーヴとか、明らかに成長を感じたんですよね。今までサポート・ドラムが多かったり、レーベルが安定しなかったりして、集中してできるということが全然なかったんですよ。でも今はそれがやれる状況で、もともと自信がないわけじゃないんですけど、今なら胸を張って"俺らのライヴは最高だぜ"って言えるんです。だから今年は活発的にやっていこうと去年に決めて、今まさに動いてる感じですね。
-いろいろと固まって、フォーカスしやすくなったんですね。
Julian:そうなんですよ。今まで全然何も固まってなかったんで。何かが始まったと思ったら、いややっぱり終わったといった連続だったから。
Isam:本来であれば俺らはバンドマンで、ライヴをやって曲を作って、またライヴをやってという繰り返しに集中すべきものを、別のことに時間を割かれすぎていたんですよ。ドラムがいないから、ドラムを探さなきゃいけない。ドラムが見つかったら、バンドとしてまとめるためにああしなきゃいけない、こうしなきゃいけないって話さないといけない。レーベルがないんだったら、自分らでああしてこうして、みたいなことに時間を割かれすぎていた部分は正直ありましたね。
Julian:常に何かを立て直していたよね。ようやくそれが立ったという感じです。
Isam:だからこれまでの、溜めて溜めてアルバムを出すやり方よりも、シングルのリリースがすごく早くなったし、何よりもシングルをこうやって配信で出すことによって、1曲ずつでも2曲ずつでもゆっくり覚えてもらえればいいのかなって。ゆっくり数ヶ月、1年をかけて1曲ずつでも覚えてもらって、ライヴやツアーをその都度やったほうが、いろんな土地やお客さんに会えるし。アルバムを作るために曲を溜めてる間、何も見せられずに1年とか過ぎるぐらいだったら、1、2曲ずつでもシングルを出していろんなことをしていこうよっていう考えがあって、今は約3ヶ月ごとのリリースになっていますね。
-では今後の予定などうかがえますでしょうか?
Julian:とりあえず直近でこの「I HATE EVERYTHING」のツアー(2019年5月より開催中の"「I HATE EVERYTHING」Release Tour 2019")で全国を回って、6月30日のファイナルにみんな来てくれよなっていうことと、MAKE MY DAYは、ここで落ち着くことはなく、止まらずやっていく予定なんで、今はあくまで序章。ここから加速していって、年末に向けてぶちかましていくんで、ついてきてくれると嬉しいですね。
-GENさんからMMDに対する思いなど教えてください。
GEN:俺はやっぱもっとみんなに知ってもらいたいから、こうして対談やモデルも含めてバックアップできればなと思っていますね。"In The Family"にも出てもらって、"In The Family"ありきで"A.V.E.S.T"をやりたいって思いもありますし、Isamとはいつも仕事をしていて、僕も形で返せたらいいなと考えているので。まず"In The Family"を観てもらいたいし、来年の"A.V.E.S.T"も出てもらって、みんなに観てもらいたいと思っているので、もっとデカいステージでいけるようになってほしいです。今年の活動次第ですけどね。まだまだだなって思われたら、戻されちゃうから(笑)。能動的かどうかが大事で、今までやってこれなかったことをこれからやっていくと思うから、それをどこまで応援できるのかっていうのが俺の仕事だと考えているんだよね。とにかく評価するのはお客さんなわけで、少しでも伝わるように、できることはやろうと思っていますね。
Julian:MAKE MY DAY応援団、団長ですね(笑)。
LIVE INFORMATION
"Zephyren×SHIBUYA THE GAME presents In The Family vol.8"
7月20日(土)渋谷THE GAME
OPEN 17:30 / START 18:00
【出演】
Another Story / ヒステリックパニック / frail / From the Abyss / MAKE MY DAY / DJ Kazu(DUALITY)
【チケット】
前売 ¥2,800 / 当日 ¥3,300(+1D)
一般発売中
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