COLUMN
オメでたい頭でなにより 赤飯のオメでたいコラムでなにより 第十二回
さて。散々モーニング娘。についてお話ししてきましたが、じゃあ今はどうなのよ?という疑問もあるかと思います。ないか。知らんけど。実は今はもう全く追えておりません。
中学高校とガチガチのモーヲタだったわしは大学1年の夏にモーヲタを完全に卒業しています。理由は簡単。大学入学とともに深刻な時間不足に陥り、出演番組全てを録画で追えなくなったからです。1つでも番組録画を落とそうものならその精神的負担はあまりに大きく、それが幾度となく続いていった結果「もう気持ちが持たない......限界だ」と下りる決意をしました。それから情熱を注げる対象を失ったわしはボロ雑巾のように朽ちていきます。
それでもなんとか大学を卒業し、就活はせず、フリーターとして生きていく中で、いつの間にかSKE48の劇場に通うようになっていきます。(当時名古屋住み)情熱を注げる対象があるときの自分のバイタリティには底がないというか、漲るモチベーションがそのまま生きる活力や張りとなって、毎日を支えてくれるのです。しかしそれも現場ヲタからの殺害予告メッセージが届くようになってから、身の危険を感じ前線撤退。またボロ雑巾へと成り果てます。
そして現在。様々なアイドルグループが群雄割拠するこの時代に於いて、自ら推しを進んで探す気にもなれず、ただただ流れていく膨大な量の情報を横目でチラリと見るばかり。
そんな中。先日とあるDJイベントに急遽参加することになり、懐かしのアニソン縛りでセトリを組もうと思い立ち、フッと思い出したように聴いたのが「うしろゆびさされ組」でした。ハイスクール!奇面組を再放送で見ていた世代の自分には、それがあまりに心地よく、ノスタルジーな気分に浸ってしまいました。しかし、それだけでは終わりませんでした。当時の貴重な歌番組の本人映像を動画サイトで発見し、「ほう」と何気に見てしまったその時、もう長い間忘れていたあの熱い感覚が、眠っていた火山が突然噴火するように僕を包んでいきました。あれ?どうしてわしは今振り付けを必死で覚えようとしているんだろう。でも覚えないといけない。覚えたい。その衝動は意識よりも早く、脳と身体を連動させていました。あ。あ。この感覚は。この感覚は。ドルヲタ時代のわしのそれだ。あ。あ。マジか。そうか。わしはこれが好きなのか。わかった。
―新章突入―
次回からおニャン子クラブ編スタートです。
リアルタイムおニャン子世代へのジェラシーを滲ませながら、今この時代に本気でおニャン子をディグっていく、わしの温故知新、成長ストーリーが始まります。おニャン子世代のあなたを狙い刺し。あなたの推しは誰でしたか?乞うご期待。(知らない人もへぇって感じで読んでくれ)
わしの推しは岩井由紀子だす。よろしくお願いします。
今日の激推し曲
「うしろゆびさされ組」
- 1