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INTERVIEW

実久里ことの(神使轟く、激情の如く。)

2023.03.10UPDATE

2023年03月号掲載

実久里ことの(神使轟く、激情の如く。)

Member:実久里ことの GODちゃん

Interviewer:宮﨑 大樹 Photographer:上坂和也

"趣味=神激"、"好きなこと=神激"って言えるぐらい、大事なものに育てていけたら

-ところで、この個別インタビューが始まったのは日本武道館("宣戦布告")直後だったので、幕張(幕張メッセ/"GOD MAKE ERA")の発表はしたけど、まだまだ先すぎてイメージがついていないタイミングだったんですよね。でも、だいぶ見えるところに来たなと。

ことの:本当に。夏に"サマソニ(SUMMER SONIC 2022)"で幕張に1回立って、ステージの形とかは違うんですけど、幕張でライヴをする大きさとか感覚とかは、リアルに感じられた部分があって。そこから"このままで立ちたくないなぁ"とずっと思っています。"もっとできることがあるよね"と話していますね。壁がすごいです。しかも幕張は地元で、ちっちゃい頃から遊んでいた場所なんですよ。

-最大規模であり、凱旋ライヴでもあるんですね。幕張に向けて"もっとできること"は、例えばどんなことだと捉えていますか?

ことの:自分だけじゃなく、メンバーも単純な部分に戻っています。パフォーマンスをちゃんともう1回見直そうと。明希(シド/Ba)さんとの座談会(2023年1月号掲載)のときに、自分の録音ファイルとかをもっとちゃんと聴いたほうがいいと言ってもらってから、毎ライヴを見直すようにしています。もともとやってはいたんですけど、流れ作業になっちゃっていた部分があったので、ノートを作って、お互いに指摘し合ったりしていますね。あとはこの個人インタビューがそれを知るきっかけになったという話はしたんですけど、もっとお互いのことを知ったほうがグルーヴ感を出せると思ったので、そういう部分を改めて話すようにしています。神激のグルーヴ感を作ろうと。ここまでで神激という形はもうできあがったので、今はそこにプラモで言ったら色をつけていく作業というか、そんな段階に入っているなと感じました。"仲良くなろう期間"です(笑)。みんなの中で神激が当たり前になりすぎていたなと感じたので、もっと大事にしようと話をしています。

-ではここから恒例の各メンバーへのコメントにいきましょう。よいこさんから。

ことの:神激に色をつけていく段階と言ったんですけど、そこを一番切り拓いてくれているメンバーがよいこです。もともとフェスとかに行ったり自分のバンドをやったりして、私とかよりももっと確実なイメージを持っていると思うんですね。自分のやりたいことがちゃんとあって、神激内でやりたいことも、個人としてやりたいこともちゃんとあって。で、そういうのを神激に持ってきてくれるのですごくありがたいです。よいこが最初からいたら、よいこがリーダーだったんじゃないかと思うくらい、中心的に動いてくれています。かわいい一面もあるし、遅刻は未だにするんですけど(笑)。よいこも話してくれていたんですけど、今一番グルーヴが合っているのがよいこです。同じところで泣いているし、同じことが悔しくて一緒に酒飲みに行くし、みたいな。いい関係だと思っています。

-続いて、TiNAさん。

ことの:TiNAはよいことは別ベクトルで一番気が合うメンバーなんですよね。この事務所に入ってきたときから謎に親近感を感じていて。楽屋で隣の席だったりもするんですけど、一番身近な存在です。私があんまり人に甘えないタイプというか、甘える人を感覚的に選ぶタイプなんですよ。だから甘える人は本当に少ないんですけど、その中でTiNAは唯一甘えられる人間で。それこそネガティヴな自分が出そうなときに、TiNAにちょっかいをかけて元気を貰っています。5周年ライヴ("神使轟く、激情の如く。5周年単独公演「轟音」")の前に私が精神的にダウン状態に入ったときがあって、そのときに電話をしたのがTiNAでした。本当に支えてもらっています。私は無理やりポジティヴになった人間なんですけど、TiNAは根っからポジティヴなので、立ち戻らせてくれる存在です。

-(涙染)あまねさんはどうですか?

ことの:あまねはもう4年ぐらい一緒にいるんですけど、未だによくわからない(笑)。ファンの人にも"親子みたい"って言われるんです。あまねは、基本的には三笠に甘えることがすごく多いんですけど、私には甘えるとは別に頼ってくれたりすることが多くて。なのでこれからも親子でいられたらいいのかなと(笑)。あとは、努力を見せないタイプというか、人に練習姿を見られたくないタイプなんですけど、そこが自分と一緒で。いざライヴとなったら"そのスクリームいつ練習してたん?"みたいなのが急に出てきたりするんです。そういうところがカッコ良くて尊敬していますね。ライヴ中にメンバーの言葉でテンションが上がる瞬間ってあるじゃないですか? それが一番多いのが、あまねのスクリームですね。"こんなんやってたんだ。頑張らなきゃ!"って、火をつけてくれます。

-次は三笠さんについて。

ことの:三笠は全員にとって一番ありがたいメンバーなんじゃないかなと思います。例えば誰かの体調が悪いとか、ちょっと落ち込んでいるときとかに一番気づくタイプで、"じゃあライヴ中の煽りとかはできるだけ代わりにやります"とか、そういうのを提案してくれるんですよ。私は人を見ていないタイプなんですけど、たぶん三笠はすごく人を見ているタイプで、本当に些細なことに気づいてくれます。精神面でのリーダーですね。

-では、いもこさんについて。

ことの:......特に言うことはない(笑)。いもこは仲間という言葉が一番合うと思います。友達って、気が合うとか趣味が一緒だからなるじゃないですか? でもいもこって本当に気も合わないし、趣味も違うんです。でも、"ONE PIECE"みたいに目指すものがあるから一緒にいる、一緒に戦っているみたいな。"仲間"が一番合う気がしますね。最近すごく明るくなったなと思います。歌詞からもわかるんですけど、前は周りを信じていない、攻撃的な部分が多かったんです。でも、この6人で安定してからはメンバーのことを信じられるようになったんだなと。そこから出てくる明るさがパフォーマンスにもすごく出ています。

-"人のことを見ていない"と言っていましたけど、ちゃんと見ているじゃないですか(笑)。リーダーしていますよ。

ことの:(笑)さすがに3年いたらわかりますね。頑張ります、これからも。

-最後に、リーダーとして今後の神激をどうしていきたいですか?

ことの:神激は、死ぬまでやりましょうという気持ちです。もっとやりたいことをやって、"趣味=神激"、"好きなこと=神激"って言えるぐらい、大事なものに育てていけたらいいなと思っています。

神使轟く、激情の如く。
LIVE INFORMATION

"GOD MAKE ERA"
5月28日(日)幕張メッセ 国際展示場 展示ホール8
OPEN 14:30 / START 15:30(予定)
[チケット]
LivePocket先行:販売中
チケットぴあ1次先行:~3月12日(日)18:00
チケットぴあ2次先行:3月18日(土)12:00~4月9日(日)18:00
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