INTERVIEW
神使轟く、激情の如く。× BIGMAMA
2022.12.15UPDATE
2022年12月号掲載
神使轟く、激情の如く。:実久里ことの 生牡蠣いもこ 涙染あまね 三笠エヴァ 二日よいこ TiNA
BIGMAMA:東出 真緒(Vn/Key/Cho) Bucket Banquet Bis(Dr)
Interviewer:宮﨑 大樹 Photographer 川野晴都
-ここからは、事前に神激メンバーが用意した質問を聞いていきたいと思います。
いもこ:しんどいことがあったときはどうやって対処していますか?
東出:自分ひとりで抱えないほうがいいとは思う。ちょっと休んでいても、そのぶんみんなが頑張ってくれていたら"ありがとう"の気持ちも生まれるし、自分がまた復活して誰かを支えてあげるということもできるし、メンバーみんなで支え合えたら。
いもこ:たしかに。自分には最近悲しいことがあって、楽屋でその話をしたときに、自分以上にメンバーが泣いてくれたんですよ。そのときにマジで救われて。本当につらいタイミングだと"(ライヴに)出なくていいよ"という言葉も貰ったんですけど。
エヴァ:お母さんが亡くなったんですよ。そのときに"今は心を休めてほしい"と言ったんですけど、"自分は生きているのが神激だし、ステージで生きていきたいし、そうじゃないとお母さんにも顔向けできない"って。"だからステージに立つ"って言っていたんですよね。
いもこ:それでステージに立ったんですけど、お客さんもそのことを知って、待っていてくれて。自分の言葉をこんなに待ってくれている人がいるんだったら、自分はどんな状況でもステージに立ち続けたほうがいいなって、より覚悟を持てました。
東出:強いですね。
いもこ:みんなに強くしてもらったというのはあります。もともとは本当に弱くて。一緒にいてくれる人って本当に大事ですよね、メンバーとかファンの人とか。
ことの:全員が絶対に神激を続けていくし、ファンの人もそれを待ってくれているから、だからこそ"休んでいいんじゃないか"という言葉を掛けられたのもありました。
東出:より好きになりました。
Bis:観たいですね、70歳の神激も。
エヴァ:そのときはライヴじゃなくてゲートボールをしているかもしれない(笑)。
あまね:YouTubeでライヴ映像を何個か観て、クリスマスのライヴの世界観がすごく好きでした。それで気になったんですけど、ライヴを作るにあたって一番大事にしていることがあったらお聞きしたいです。
Bis:大事にしているものとして打ち出していることではないんですけど、客観的に思うのは、"緻密"や"真面目"ということで。もちろん大事なのは熱いハートだと思うんですけど、曲の繋ぎとかフレージングとかが、かなり緻密なんです。ロック・バンドだけどヴァイオリンがいてとか、そういう上品で洗練されたコンセプトはBIGMAMAの売りなんだなと思っていて。ゴリゴリのロック魂はあるんですけど、緻密に詰めるところは詰めるというのは、大事な強みなんじゃないかなと思いますね。
東出:クリスマス・ライヴだったら、クリスマスっぽいフレーズを各々が気づかないようなところで入れていたりします。
いもこ:私たちもクリスマス・ライヴとかで特別なピアノ・バージョンをやるので、来てもらいたいです。
エヴァ:神激のピアノ・バージョンは変わっているんです。曲に入っているピアノをそのまま抜き出したらもうピアノ・バージョンになっていて。
ことの:ひとつひとつの楽器にこだわって作っていただいているからこそ、それだけで曲になるんです。
いもこ:ただ、いつも取っている音が入っていないので、めちゃくちゃ音を取りづらいのが問題で。めっちゃ練習しないとできないんですよ(笑)。
東出:イヤモニとかつけてやっているんですか?
TiNA:大きいワンマン・ライヴとかだけです。
いもこ:買おうとは思っていて。お薦めとかありますか?
東出:お薦めは"FitEar"かな。あれはいいですね。
エヴァ:最近"機材を揃えたい欲"がすごくて。このあいだも、みんなでマイ・マイクを買ったんですよ。
東出:クリーン・ヴォーカルとかシャウトとかって、それぞれに合うマイクがありますよね。
エヴァ:そうですね。スクリームは有線のほうがきれいに聴こえるので、絶対に有線にしようとなっています。
あまね:a crowd of rebellionの大作(宮田大作/Vo)さんにおすすめのマイクを教えてもらい購入しました!
ことの:そういうところも、もっとリアルになっていきたい気持ちがあって。ライヴで神激の曲をただやっているだけじゃ、リアル感がないなと思っているんです。自分たちがちゃんと機材にこだわって、鳴っている音がどういうものなのかを理解しないといけないと思って、勉強中ですね。
エヴァ:ただでさえアイドル出身ということで偽物だと言われたりするので、自分たちの中身を鍛えていかないと、そういう偏見って絶対なくなっていかないなと感じているんです。そういうのが伝わった人たちが主催のイベントとかに出てくださったり、バンドとかアイドルとか関係なく1アーティストとして扱ってくれたりする人たちが増えたことに、最近はすごく喜びを感じるようになりました。
-では最後によいこさんからの質問を聞いてみましょう。
よいこ:BIGMAMAさんは八王子がバンドの聖地というイメージがあるんです。私は八王子のバンドがすごく好きなんですけど、八王子にまつわるエピソードや思い入れなどありますか?
東出:初期メンバーは八王子のRIPSとかMatch Voxの当時の店長さんにレコーディングの仕方とかを教わっていたらしくて。そこに出入りしているバンドと交流があって、先輩後輩がはっきりしているみたいなところもあるんですけど、打ち上げとかで地べたに座って話したりするんですよ。そこで何を話すかっていうと、そのときの夢とか希望とか、そういうのを話して士気を高めていて。そういうのが好きなんですよ。ライヴハウスってそうあるべきだと私は思います。TOTALFATの後輩にBIGMAMAがいるんですけど、BIGMAMAの後輩が八王子にいなくて、ちゃんと後輩を育てていけたら良かったなと思っていますね。でも、たまにふらっとライヴハウスに行くと、八王子でバンドが育っていて、当時の知り合いが今もちゃんと育てているんだなと思うと、すごいなと感じます。
よいこ:神激は池袋が拠点なんですけど、ライバルというか、高め合っていけるような仲間とかがいなくて。だから、そういうライヴハウスで育った先輩とかがめちゃくちゃ欲しいんです。
エヴァ:じゃあ八王子に行こうか(笑)。
東出:ハマると思うよ。ホルモン(マキシマム ザ ホルモン)とか合いそうですよね。
-ぜひ八王子で対バンしていただきたいです。
一同:やりたいですね!
エヴァ:頑張って八王子で自主企画を打てるように頑張るので、そのときはぜひ呼ばせてください。私たちも頑張って池袋をレペゼンしていきます。
神使轟く、激情の如く。
RELEASE INFORMATION
NEW DIGITAL SINGLE
「EGO PARADISE」
NOW ON SALE!!
配信はこちら
LIVE INFORMATION
"GOD MAKE ERA"
2023年5月28日(日)幕張メッセ 国際展示場
※詳細後日発表
BIGMAMA
LIVE INFORMATION
"BIGMAMA Christmas Parade 2022"
12月16日(金)渋谷CLUB QUATTRO ※SOLD OUT
OPEN 18:00 / START 19:00