MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

神使轟く、激情の如く。× MAGIC OF LiFE

2021.02.10UPDATE

2021年02月号掲載

神使轟く、激情の如く。× MAGIC OF LiFE

神激はアメリカとかでめちゃくちゃウケると思います。いいものはいいってちゃんと評価してくれますからね(高津戸)


-今回、『MAGIC』のこと以外に対しても神激からマジックへの質問が用意されています。

エヴァ:"弱虫ペダル"がもともと好きだったので「弱虫な炎」が好きです。本当に背中を押される応援ソングで。歌詞の"遮るもの/ひとつない高み"って、どこだと思いますか? 「弱虫な炎」を改めて聴いてみて、自分にとっての"遮るもの/ひとつない高み"って、どこだろうと思ったんですけど、みなさんにとっての目指すところとか、"遮るもの/ひとつない高み"ってどこなんだろうなと。

高津戸:僕的には、誰かと比べたら"遮るもの"はずっとありそうですけどね。いくら上に行こうがきっとキリがないというか。だから、昨日の自分に勝つことなのかな。

神激一同:おぉー!

高津戸:自分自身と向き合うことが、"遮るもの"がないというか、淀みなく透明に毎日が過ごせたら、毎日がスペシャルなんじゃないでしょうか。

エヴァ:話す言葉ひとつひとつがカッコいいというか、歌詞みたい。

高津戸:そんなに気持ち良くさせるなって(笑)!

一同:(笑)

エヴァ:それと、アーティスト名にもなっている"命の魔法"=音楽だと思うのですが、音楽が命の魔法だと感じた瞬間で、一番心に残っている瞬間はありますか?

高津戸:海外にライヴに行ったときとかは、本当に言葉の壁とかないんだなぁって思ったことがありましたね。それこそアニメのおかげで行けたので、コスプレイヤーの前で歌ったりしたんです。アニメの曲だけ喜んでくれるのかなと思ったら他の楽曲も調べて聴いてくれていて、本当に楽しんでくれていたんですよね。僕ら、日本語の曲だし、英語もしゃべれないから受け入れられないんだろうなと思っていたんですけど、全然大丈夫だったし、日本のことが大好きな方がいっぱいいて。そのときに、命の魔法じゃないですけど、本当にそういうのって通じるんだろうなっていうのは感じました。

エヴァ:音楽の力ですね。海外、行きたい。

渡辺:絶対ウケると思います。

エヴァ:海外に進出しているアイドルって、もういると思うんですけど、それとは違ったものをやっているとは思っていて。先駆者はいるけど、同じ音楽をやっているつもりはないし、同じルートを辿るつもりもないんです。神激の音楽も認められたらいいなと思っているので、海外のフェスとか出てみたいですね。

高津戸:アメリカとかでめちゃくちゃウケると思います。いいものはいいってちゃんと評価してくれますからね。

-いもこさんは"最近泣いたことってありますか?"と質問を用意していますが、そもそもこれはどうして聞いてみようと思ったんですか?

いもこ:自分は、落ち込んだときこそいい言葉が生まれたり、いいMCって言われることが多かったりして。なので、そういうことってあるのかなと。

エヴァ:歌詞を書く人とか音楽を作る人って感受性が豊かな人が多いじゃないですか?

高津戸:俺、(感受性)豊かかな?

岡田:いやぁ、そんな豊かには思えないけど。

高津戸:そんな冷たい人間みたいな言い方しないでよ(笑)。

いもこ:あまりライヴとかで泣かないですか?

高津戸:メンバーがやめたときは泣いちゃいましたね。あとはマネージャーがやめたとき。でも、人前であんまり泣きたくはないんですよね。ひとりのときは泣きますよ。優しい気持ちを持ってるんです、俺は。

山下:ひとりで泣いているほうがヤバいけどね(笑)。

渡辺:俺も映画を観ているときとかはめちゃくちゃ泣くなぁ。

高津戸:みなさんは、どういうときに泣くんですか?

いもこ:なんでもないライヴの日とかでも泣きます。嬉しくて。

高津戸:泣いていいのよ。かわいい女の子が泣くのはいい。おじさん4人が泣いているところは見たくない。

エヴァ:泣きながら、ぶわぁーって歌詞を書くこととかないんですか?

高津戸:ないですね。めちゃくちゃ冷静に書いてます。

エヴァ:この対談も5度目になるんですけど、いろんな話を聞くんですよ。自分が落ち込んだときに言ってほしい言葉を書くとか。

岡田:おぉー、なるほど!

-話は変わって、あまねさんはマジックと絵心対決をしたいそうで(笑)。

高津戸:え(笑)!? めちゃくちゃ嬉しい!

あまね:ファンクラブで絵心対決を開催していらっしゃるので、できたらでいいのですが、神激メンバーと絵心対決してください!

山下:絵を描ける本気の人同士を出してやりましょう!

-というのは、取材後にぜひやっていただければと(笑)(※取材後、実際にサイン色紙の裏側にイラストが描かれました)。そして、エヴァさんからはある熱い質問が用意されていますね。

エヴァ:常識に苦しんでる人たちに自分らしく生きてほしいというメッセージを込めてるところが共通点としてあるなと感じました。もし自由に生きられない人に何かアドバイスがあればください!

高津戸:自由かぁ......。

エヴァ:自分自身が"普通に生きろよ"とか"アイドルやるなんて普通じゃないじゃん"とか言われたことがあるんですよ。この活動をしていて、ライヴハウスにはそういうことに苦しんでいる子が多いのかなって、なんとなく感じていて。私たちは常識とかに苦しんでいる子たちに、そんなことより好きなもの、音楽、服装を大事にしていったほうがいいよ、そうしたらもっと人生が楽しくなるよっていうのをできるだけ伝えたいなと思っているんです。曲とかMCとかに気持ちを込めていることが多いんですけど、そういう悩んでいる子たちに何かひと言あれば聞きたいなと思って。

山下:俺は、自分が信頼できる人にアドバイスを貰っていったほうが自由になれると思う。会社の上司がめちゃくちゃいい人で、その人からいろいろ学べて俺は自由にできているっていう人もいるだろうし。

-なるほど。

山下:そういう人に出会う機会は、人生で限られているんですよ。人を受け入れていかないと、そういう人たちは見つからなくて。だから、自分で動いて、そういう人たちを見つける旅に出ないと。自由な人って、自分が好きなように生きているから心を閉ざしたりするじゃないですか? でもやっぱり、どんなときでも人を見て、その人が好きだなって思ったら、やっぱり行くべきじゃないかなと思います。

高津戸:素晴らしい。

-さて、この対談企画は、神激がバンド・シーンに進出していきたい、ロック・フェスに出ていきたい、という展望によって行っている部分もあると思うんですけど、マジックは主催の音楽フェス"栃フェス(Don't Stop Music Fes.TOCHIGI)"を毎年企画していますよね。"栃フェス"は例年バンド中心のラインナップですが、ブッキングするアーティストはどうやって決めているんですか?

高津戸:仲のいいバンドを集めている感じですかね。

岡田:まずはメンバー4人で誰を呼びたいかって話しているよね。

高津戸:結局集まるのはメンバーで声を掛けた人がほとんどなんです。だから、出ていただけるなら(神激に)出ていただきたい!

山下:ただね、(いつ開催)できるのかなぁという。

高津戸:まだ目途は立っていないんですけど、いつかね。

エヴァ:10年後、15年後でもずっと活動しているんで!

渡辺:うちら、おじいちゃんになってる(笑)。

エヴァ:私たちも自分たちの好きなバンドさんとか、憧れているバンドさんとかを呼んで室内フェスをやるのがめちゃくちゃ夢で。"神フェス"とかやりたいですね。やれたらお呼びしてもいいですか?

高津戸:呼んでくれるんですか? すぐ出ます!

-さて、今後の両者の動きですが、神激は現在ツアー中で、新曲の連続配信や3月5日には豊洲PITでの無銭ライヴ("神激、豊洲Pitで無銭ライブやるってよ!")を予定しています。

エヴァ:新曲を出すペースもめちゃくちゃ早くて、2月、4月、6月、8月でガッツリ出していく予定なんです。どの曲もめちゃくちゃいい曲です。今の時期、ライヴに絶対に来いっていうのは難しいと思うんですけど、家にいる人たちには、新曲とかで楽しんでいただきたいですね。身動きできないグループが多いなかで、神激はこんなにも前に進んで行っているぞって、この時期だからこそ発想力、音楽力で勝っていけるなと思っています。

TiNA:大変な時期ですけど、豊洲PITを無銭でやるんですよ。ドリンク代も無料で。

エヴァ:それがもう誰が見てもわかる覚悟だと思うんですよね。神激に興味ない人が"無料なら行ってみよう"となったら、絶対にはまらせる自信があるので来てほしいです!

-マジックも開演時間を変更しつつですがツアー("MAGIC OF LiFE LIVE TOUR 2021 ~MAGIC~")が無事に始まりますね。ミニ・アルバム『MAGIC』が、この時代に伝えたいことの詰まった作品なので、ツアーに関してもそういった意味合いのあるツアーになると思いますが、ツアーに向けての想いはいかがですか?

高津戸:神激さんと同じで、なかなか周りのアーティストが動けないときに、本当にリアルタイムで真空パックされた想いを作品としてリリースできました。周りのスタッフのみなさんがめちゃくちゃ頑張ってくれて、僕らの背中も押してくれて、そのおかげでリリースできた大切な作品です。伝えたい言葉、来年じゃなくて"今"伝えたい言葉が詰まっているので、どうしても2月からのツアーをやりたくて。オンラインは観に"来てくれていた"感覚だったんですけど、今度は僕らが"会いに行く"感覚なので、待っていてほしいなと。行きたくても行けない方にはCDを聴いていただいて、オンライン・ライヴも続けていきたいので、そこでお会いできたらなと思っていますね。

-今日はありがとうございました。今回の対談をきっかけに、このふた組がまた交わることがあればいいなと思っています。

一同:ありがとうございました(※拍手)!

神使轟く、激情の如く。
RELEASE & LIVE INFORMATION

「神奏曲:ガイア」
2021年2月世界同時配信&MV解禁

"神激、豊洲PITで無銭ライブやるってよ!"
3月5日(金)豊洲PIT
LIVE予約フォーム

MAGIC OF LiFE TOUR INFORMATION

"MAGIC OF LiFE LIVE TOUR 2021 ~MAGIC~"
2月21日(日)渋谷CLUB QUATTRO
2月23日(火・祝)梅田CLUB QUATTRO
3月7日(日)名古屋CLUB QUATTRO
ローチケ