DISC REVIEW
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DVDを除けば2012年8月のフル・アルバム以来、約1年半ぶりとなる久しぶりの作品は3曲新曲、3曲リミックスの計6曲収録のマキシ・シングル。タイトル・トラックであるTrack.1はダンス・ナンバーという点では初期のラスベガスに通じるが、Sxunのヴォーカルが大々的にフィーチャーされていたりと新しいラスベガスを詰め込んだ攻めの1曲。Track.2は8ビット・サウンドから始まり、アジテーション・コーラス、ピアノ、ブレイクダウンと目まぐるしい展開のプログレッシヴな楽曲。また新曲だけでなく、石野卓球、BOOM BOOM SATELLITES、ヒャダインによるリミックス・トラックも秀逸。才能と才能のぶつかり合いで原曲とはまた違った魅力を持った曲に生まれ変わっている。なお、去年9月に結成時からのMashu(Ba)が脱退し、Mashuの師匠でもあったKeiが加入。テクニカルなスラップベースなど彼の放つ存在感は確実にラスベガスの武器の1つになっている。 ムラオカ