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FEATURE

"MEGA VEGAS 2026"

2026.02.13UPDATE

2026年02月号掲載

初開催から10年の節目迎えた"MEGA VEGAS 2026" 今年も神戸 ワールド記念ホールにて2デイズ開催!

Writer : 山本 真由


逆境を力に変え、自分たちの音楽と楽しむ場所を守り続けたラスベガスの主催フェス!


2016年に初開催された"MEGA VEGAS"も、今年で6回目。Fear, and Loathing in Las Vegas(以下:ラスベガス)が、この10年の音楽シーンを駆け抜け、辿り着いた一つの到達点とも言える"MEGA VEGAS 2026"が、神戸 ワールド記念ホールにて3月20日と21日の2日間にわたり開催される。

順調に定期化が進み、お馴染みのフェスとしてライヴ・シーンでの地位を確立したかに見える"MEGA VEGAS"だが、久々の開催となった2023年以前までは、試行錯誤と苦難の連続だった。
デビュー以来、様々な対バンやイベント、フェスへの出演、数々のタイアップ等、飛ぶ鳥を落とす勢いで活動の幅を広げていたラスベガスが、自身初の日本武道館単独公演["Feeling of Unity" Release Tour TOUR FINAL]で初めての自主企画の開催を発表。第1回"MEGA VEGAS"となった本公演は大阪の舞洲サマーソニック大阪特設会場で行われ、出演者は主催のラスベガス、でんぱ組.inc、ROTTENGRAFFTY、KEYTALKという、かなり限定的な規模感だった。そして、2回目の2017年は、ついに地元神戸 ワールド記念ホールでの開催となる。このときはラスベガス含め、MONOEYESやサンボマスター等計6アーティストが出演、徐々にフェスとしての形式ができあがってくる。
これも無事ソールド・アウトし、その後は5thフル・アルバム『New Sunrise』のリリースや47都道府県ツアー["New Sunrise" Release Tour 2017-2018]も経て、FALL OUT BOY来日公演のサポートもこなす等、さらなる上昇気流に乗ってきた彼等だが、そんな流れのなかで、2018年6月にギタリストのSxunが脱退してしまう。しかし、5人体制となってからも立ち止まることなく彼等は活動を続け、結成10周年の節目として2019年に予定された"MEGA VEGAS 2019"は、初の2デイズ開催に向け順調に準備が進められていた。ところが、そこでさらなる不幸がバンドを襲う。2019年1月にベーシストのKeiが急性心不全のため急逝。この年の"MEGA VEGAS"は中止となった。
そして、Keiの追悼ライヴ"Thanks to You All"を行った後、後任としてTetsuyaが加入し、新体制となって再び"MEGA VEGAS"2デイズ開催が決まった矢先の2020年......新型コロナウイルスの世界的なパンデミックによって、またも開催の道が絶たれてしまう。本当に、この10年は音楽シーン的にも大きな変化の時期だったが、特にラスベガスにとってはバンドとして非常に苦労の多い時期だったと思う。
しかし、そんな逆境を乗り越えて、2023年。バンドにとっても、長く彼等を支え続けたファンにとっても待ちに待った"MEGA VEGAS"のワールド記念ホールでの2デイズ開催が実現する。このときは、長らく同じシーンで活躍してきたcoldrain、HEY-SMITH、SiMや、先輩のマキシマム ザ ホルモン、ROTTENGRAFFTYといったバンドだけでなく、PassCodeやLiella!のようなアイドル・グループ、楽曲制作等で関わりのあった西川貴教やRAISE A SUILEN等、ジャンルも年代も様々なアーティストが集結。
その後も、様々なバンド主催のフェスやライヴ・イベントが開催される昨今、出演アーティストが重なる部分で差別化も難しくなってきているなか、この"MEGA VEGAS"は一定のシーンにとらわれないラインナップという点で、かなり特徴的なフェスとしての実績を積み上げている。

今年の"MEGA VEGAS 2026"においても、そんな特色が大いに発揮された、ジャンルレス且つ様々な面でラスベガスとは繋がりのある豪華面々が集結する。

まず、1日目の3月20日には、"MEGA VEGAS 2017"以来の出演となるフェスの盛り上げ隊長 ヤバイTシャツ屋さん、そして自身主催のフェス"DEAD POP FESTiVAL"へラスベガスを招く等、互いに行き来のある盟友のSiM、ジャンル的には離れているようで"踊れるロック"というノリには繋がりも見える先輩のORANGE RANGE、近しいシーンから今勢いのある後輩のPaleduskといった、間違いないメンツが揃う。


さらに今年は、女性アーティストの充実が目立つラインナップという大きな特徴がある。アッパーな楽曲のスタイルがラスベガスにも通じるところのあるアイドル・グループのiLiFE!、"BanG Dream!(バンドリ!)"発のガールズ・バンドの中でもヘヴィなサウンドで人気のAve Mujica、ロックなアイドルを数多く輩出するWACK所属のアイドル・グループ GANG PARADE。それぞれが全く違った強みを持ちながらも"MEGA VEGAS"にはピッタリという出演者たちだ。中でもGANG PARADEは年内解散予定なので、生で彼女たちのライヴが観られる貴重なこの機会を逃す手はない。

そして、2日目の3月21日には、ロック・フェスには欠かせないメロディック・パンク勢から昨年に引き続きの出演となるSHANK、そしてノリもファン層もラスベガスとは相性抜群のMAN WITH A MISSIONやハダカエフダ、意外なところでは文学的なギター・ロック・スタイルのクリープハイプも参戦と、こちらも盛り上がること必至の強力な出演者の面々が揃い踏み。

さらに、こちらの2日目も注目は女性アーティスト。個性派アイドルの宝庫、アソビシステム所属のアイドル・グループ CANDY TUNE、楽曲提供やツーマン・ライヴの開催等、ラスベガスとは何かと繋がりの深い"BanG Dream!"出身のガールズ・バンド RAISE A SUILENが出演。2日目もまた、音楽スタイル、パフォーマンス・スタイル共に幅広く、人気も実力も兼ね備えた強力なラインナップとなっている。
そして、もちろん両日共にヘッドライナーは主催のFear, and Loathing in Las Vegasが務める。ラスベガス自身がジャンルにとらわれない音楽スタイル、型にハマらないパフォーマンス・スタイルなので、この多彩な全ての出演者を繋ぐ、まさにこのフェスの集大成として相応しいヘッドライナー、というわけだ。

また、"MEGA VEGAS"は地元神戸での開催にこだわりもあり、東京や大阪で行われる大規模なフェスとはまた違ったアットホーム感というか、会場の一体感が魅力でもある。1ステージで、全てのアーティストを見逃すことなく楽しめる規模感。Fear, and Loathing in Las Vegasというバンドを育んだ神戸という、特色のある土地での開催、さらには彼等が初のワンマン・ライヴを行った思い出深い会場でもある"神戸 ワールド記念ホール"ということもあり、ファンにとっては聖地巡礼的な意味も大きいはず。
地元神戸で2デイズという、フェスとしての形式が整い、初開催から10年という節目を迎える"MEGA VEGAS"と、逆境をパワーに変えて、第一線で活躍し続けてきたFear, and Loathing in Las Vegasのステージは、きっと今後のロック・シーン、ライヴ・シーンにも大きな影響を与え続けるだろう。"MEGA VEGAS 2026"に参戦して、ぜひその歴史の目撃者になろう。

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