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COLUMN

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第四十四回

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第四十四回

この時期にして30度を超える日和。台風並みの雨。闇に消えた風化した数々の話題。新卒と類い稀な犯罪やハラスメント。そして単独首位から単独最下位まで経験している目まぐるしいドラゴンズ。やっぱりこれが春なんだね。皆元気に過ごしてるかな?

人工的なものは目まぐるしく変化するが、空は昔から変わらない。恐らく狂ってきたこの先も。空には太陽が付き物だし、なんせ晴れた日はテンションが違う。疑いなくロサンゼルス的に気持ちがいい。雨は好きでは無かった。どんなに平日が晴れていても気づけば週末のライブの度に笑えるほどの雨が降っていた。雨バンドのレッテルが付くのも頷ける。昨今の水不足が故に農林水産省から表彰を受けられるのではないかと、もはやライブというより雨乞いだと言った人も居るくらいだ。でも最近はどっちつかない曇りより雨天がはるかに良いと思うようになってきた。なんせアキラメがつく。音や匂いも去ることながら、雨が洗い流した後の太陽なんて格別そのものだと思っている。多雨で傘をもファッションにできるロンドン的な雨の日の過ごし方を手に入れた気がする。この雨期を楽しめるようになれたら前進だね。

さて、俺のゴールデンウィークは一般的な世間の連休とは打って変わって、腰を患った状態での3日間を福岡からアラバキを経てZepp Haneda(TOKYO)という怒濤のアウトプットスケジュール。仙台でTAKUMAからもらった痛み止めと、四星球の康雄に手伝ってもらって寸前まで腰にシャワーを当てて挑んだZepp。その後はずっと外の天気は関係ない地下に潜って孤独というものとドップリ向き合うという苦しくも実のある時間。アリが動くような空間に日は当たらない。そして正解は永遠にない。いや、あるものならぶっ壊してみたいと思う性分。ある意味これは偏屈だし、それだけに時間がかかる。人と違うことに勝手に喜びを見出してしまうから困ったものだ。インプットしながら、これも一つのアウトプットといえよう。

梅雨と猛暑を越えて肌寒さを感じるころ例年の風物詩を迎える。今年もまた重ねてきたものが近づいてきた。仲間が自身の主催フェスを終えて無事に1年の中心を経たこともそうだが、勝手にそのバトンが繋がっていると思い込んでいるクセからか、何よりその重さをもって今年も迎えられそうなことがとても嬉しい。決して優しいフェスとは言い難いが、9月の、群馬の、前橋の、雨を避けたグリーンドーム「山人音楽祭」に遊びに来てみて欲しい。何度も何度もミーティングを重ねて会場や規模感も開催時期までをも迷いまくって決断したんだ。疫病や災害を経て、もうわかっていると思うけど来年の補償なんて微塵もないし、時間の経過は恐ろしいほどスピード感を超えてくるもの。今年もまた言わずもがな強い仲間たちと走りまくる素敵な祭りにするからね。この秋、日本のアフリカで待ってるよ。PEACE & YAH-MAN

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