COLUMN
G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第四十一回
猛暑の後の極寒。もう今年も終わる。早いね。Tシャツからダウンジャケット。秋が無く、あっという間にド冬になっちまった今年最後のコラムを。まず中日ドラゴンズファンとしてはここ近年で一番話題が豊富なオフとなった。どうあれ最下位のチームの足掻きが見れた。そこがすごく嬉しい。中日の来季オーダー予想だけでワチャワチャできるくらいに嬉しい。長くなりそうなのでもう一つだけ。動きのないものに興味が湧かない人間の特性から、たとえ構想通りに事が進まなくとも、たとえ叶うか否かは二の次でも『動いていること』が希望を生むもので、なるほど放つ側のバンドマン定義はこれを示していることが最低の条件と責任かと再認識。だよね。動かないと見えないよね。良いことも悪いことも。マッチするしないもそう。時代が猛スピードで走ってるから。
確かにコロナは多くを止めたし、静を美徳とすりかえる言い訳も通用した。しかしどうだろう。頑張り方がわからなくなってしまった結果、サボればサボった分のものがこのヌルッと開けた環境の中に帰ってきているだけの話。今の環境は一年前の決断と行動によって、とっくに決まっているようなもの。まさにVINTAGE。ローカルの面白さ。濃度。RED EYE BLUESのシングルツアーを回っている。その街を、人を感じてからステージに立ちたいので、礼儀のような今のルーティーンと決めてライブ前に軽く走ることにしている。各地で動き出しているローカルの染みのようなものを感じるようになった。ライブハウスもバンドも、いやジャンルや職種に限らずエネルギーあるもの同士が統制されてまるで渦のようなイメージで強固なものになった瞬間が多々あった年だと思う。知り合う人たちに運命のようなものを感じることもある。きっとこの先も続くだろう。暗くなってきた世の中との折り合いか?そことの戦いか?大きな時代。また面白くなってきたね。
流行りの風邪のお土産でチャレンジできたもの。キャンプ。バイク。安中ヘルメットプロジェクト。上州弾語組合。ゲロ吐きそうなほど恐ろしいライブ現場も経験することができた。自分で機材をセッティングして積み込みまでする大先輩が極上な音のステージを見せてくれたりもした。ステージでの強さはこういう姿勢からか、そのかっこよさと強さに到底かなうわけがない。マダマダ青く遠いんだ。教えてもらうことが多すぎる。ありがてえ。
今年一年お世話になりました。体に気をつけてぜひとも良い年をお迎えください。そんでまたライブハウスで遊びましょう。待ってるよPEACE & YAH-MAN
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