COLUMN
G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第四回
みなさん元気にしてますか?メディアでは謎の国からミサイルに睨まれ続けて気づけば射程圏内らしいですね。ロケットマンの肉声で声明を聞いてないからなんだか怪しいニュースではありますが、今年も俺の大好きなプロ野球が大詰めを迎えた候、涼しさが少しだけ寂しさを煽る季節になりました。しかし我々にとって山はこれからラスタカラーに色付く贅沢な時間です。毎年これこそが燃えざるをえない山人の特権だと思います。目まぐるしく過ぎる暮らしの忙しさの中に、日本全国の全ての人が各々の季節を楽しんでいただけてれば嬉しいですね。
さてさて俺が歌を唄ってるバンド、日本のアフリカ在住の自称ネオビジュアル系バンドG-FREAK FACTORYは絶賛ツアー中ではありますが、今年も山人音楽祭という田舎の軌跡を大成功と記すことができました。毎年このような大げさな祭りをやることで知ったつもりの地元を更に知ることになるという事実を痛感するのです。そして終わってみれば俺は旗を振って神輿の上に立っているだけで、最強の出演者、スタッフをはじめ地元の同志、その他たくさんの方々のお力をフルにお借りして大成功を遂げられたのです。たった1日ではありますが、12,000人の来場者の半分以上が群馬県民という事実は、数年前には何もなかった辺鄙な群馬ローカルで、あれほどにたくさんの血の通った大きな輪は"事件"と呼ぶ事が出来る成功だったと思います。
負けたくないというより勝つまでやると言った方が正しいのか?負けを負けのままにしておかない性根なのか?それともただの天然ボケなのか?このフェスの源は地元のライブハウスから始まってます。そのライブハウスを謎に出入り禁止になって、後悔を重ねた結果、倍返しという意味で0から仕切りなおすことにしました。思い切ってグリーンドームで群馬ロックを始めた時も、それがうまくいかなくなって一年休催を経て山人音楽祭を始めた時も、全ては自分が信じて拠点として活動してきた場所が間違っていなかったと"思いたい一心"で進んできたんだと思います。群馬ロックがポシャって休催してしまった年にTOSHI-LOWから「悔しいんだろ?群馬ロックが無いならニューアコに歌いにおいでよ」と手を差し伸べてくれて以来、同時期に同地で開催されるTOSHI-LOWがオーガナイズするNew Acoustic Campと極めて異例なローカルならではの同時プロモーションが確立されました。ギターも買いました(笑)。うまくいかなかったからこそ、その道のりで出会えた人がたくさん居てここまで続けてこれたのだと思うのです。繰り返した遠回りですら間違っていなかったと思えるようにしていくだけのことです。捨てたもんじゃねぇ俺の地元はきっとまだまだアツくなりますよ。いつだってまずは信じることから倍返し。きっとこれからもね!
PEACE YAH-MAN
- 1