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LIVE REPORT

HEY-SMITH

2017.09.03 @新木場STUDIO COAST

Writer 荒金 良介

HEY-SMITHの2ndシングル『Let It Punk』レコ発ツアー・ファイナルは見事ソールド・アウト。開演前BGMはNO USE FOR A NAMEの「International You Day」、BAD RELIGIONの「Punk Rock Song」、MAD CADDIESの「Road Rash」、NOFXの「Seeing Double At The Triple Rock」など、パンク中心の楽曲が流れていた。

そして、この日の対バンはMONGOL800だ。"新木場、遊びましょ!?"とキヨサク(Ba/Vo)が挨拶すると、「あなたに」でスタート。場内にいる観客たちは前に押し寄せ、ド頭から大合唱が響き渡った。それから「PARTY」で会場をダンス・フロア化させると、"もっと熱くなりましょう! 沖縄にしよう!"とさらに煽ると、「OKINAWA CALLING」をプレイ。この曲は本当にライヴで成長を遂げたナンバーのひとつと言っていい。出だしから観客と親密なコール&レスポンスを図り、スロー・テンポな曲調にもかかわらず、受け手と一体化した熱気を作り上げていた。軽快なスカのリズムを用いた「DON'T WORRY BE HAPPY」に入ると、フライパンで過熱されたゴマのごとく観客は飛び跳ねて騒ぐ。「PARTY」同様、1stアルバム収録曲だが、当時(※1999年発表)よりも現在の方が何倍もバージョン・アップした力強さに満ちている。それからメッセージ性の強い「神様」、切ない歌メロが光る「face to face」、ラストは「小さな恋のうた」で再び大合唱を巻き起こし、今日の主役のHEY-SMITHにタスキを渡す。

メンバーひとりずつスクリーンで紹介する派手な演出で観客の高揚感を煽ると、ついにHEY-SMITHの登場! 猪狩秀平(Gt/ Vo)、YUJI(Ba)、満(Sax)、イイカワケン(Tp)、かなす(Tb)、Task-n(Dr)の計6人がステージにずらりと並ぶ。「Living In My Skin」で火蓋を切ると、音源以上にタイトに引き締まった演奏で攻めてくる。「2nd Youth」を経て、メタル調のギターが冴え渡る「Over」へ。曲中に"踊り狂っていけよ!"と猪狩が言うと、会場は狂乱図に様変わり。「Judgement Day」を挟んで、"パンクに行こうぜ!"と猪狩が叫ぶと、ここで「Let It Punk」が炸裂! MVと同じく、なんと8人のチアダンサーがステージに登場するスペシャルな演出で披露された。パンクのライヴに華やかなチアダンサーが必要? と思う人もいるかもしれない。しかし、型にハマらず、好き放題にやって、今この瞬間を最大限に楽しもう! という彼らなりのメッセージに受け取れた。周囲の目を気にせず、敷かれたレールなんて蹴散らして、自らレールを敷いて走るかっこよさ。それがパンクのパンクたる所以ではないか。今のHEY-SMITHが放つ奔放な勢いは、ショーの随所に張り巡らされていた。"今の自分の心境に近い、心が自由になってる!"と言うと、2ndアルバム『Free Your Mind』から「Go Back Home」、「No Worry」、「Skate Or Die」の3連打にもシビれるばかり。最新作収録のショート・チューン「Fucked Up Policeman」は3回ほどプレイし、最後はお客さんを指名して、"policeman"のパートを嫌な上司の名前に置き換えて一緒に叫ぶアプローチに会場も沸いた。
自分がかっこいいと思うパンクを見せつけながら、ここに集まった観客に対しても、自分がかっこいいと思うものを見つけてくれ、と呼び掛ける彼ら。音楽を通して、ライフスタイルや生き様を必死で伝えようとするHEY-SMITHの姿に何より感動した。


[Setlist]
1. Living In My Skin
2. 2nd Youth
3. Over
4. Judgement Day
5. Let It Punk
6. I'm In Dream
7. I Believe
8. Don't Worry My Friend
9. Go Back Home
10. No Worry
11. Skate Or Die
12. Jump!!
13. Love Me More But Slowly
14. Fucked Up Policeman
15. Radio
16. Magic Leaf
17. Summer Breeze
18. Before We Leave
19. Truth Inside
20. We sing our song
21. Dandadan
22. Download Me If You Can
23. Goodbye To Say Hello
en1. Drug Free Japan
en2. True Yourself
en3. Endless Sorrow
en4. Come back my dog
en5. Longest day

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