INTERVIEW
HEY-SMITH×"Bowline2015"
2015.08.07UPDATE
2015年08月号掲載
Member:猪狩秀平(Gt/Vo) YUJI(Vo/Ba) 満(Sax) Task-n(Dr)
Interviewer:荒金 良介 Photo by マツイイタル
-今日は新体制HEY-SMITHのこと、そして、もうひとつはHEY-SMITHがキュレーターを務める"Bowline 2015"Zepp Namba公演の2本立てで話を聞きたいと思います。まずは音源のリリースもなく、メンバー全員に話を聞くこと自体が珍しいので、バンドの現状から聞かせてもらえますか?
猪狩:個人的なことでもいいですか?
-まったく問題ないです。
猪狩:みんなは知らないかもしれないけど、2回目の青春が来たような心境ですね。高校生のときみたいに1回1回スタジオに入ったら良くなるし。ずっとやってると、スタジオにも飽きてくるし、実際にそういう時期もあったんですよ。でも今はスタジオに入るのが楽しみやし、自分もスタジオに入るたびにできることが増えてるんですよ。
-できることが増えてる?
猪狩:なんか、刻みが速くなってるんちゃうん?って。
-ははは、そこですか。
猪狩:今さらね(笑)。お披露目一発目の"京都大作戦"の前はスタジオでええ感じちゃうん、まあまあいけると思ってたけど。わたくし、大作戦で打ちのめされまして。
全員:くくくく(笑)。
猪狩:みんなは練習でやってたことができてた気がするけど、わたくしは全然思ったことができなくて。俺、ガッチガチでそれがめっちゃ悔しくて。それをまたスタジオで取り返そうと。音楽にあるまじき表現やけど、普通に頑張ってます!
-それは大事なことですよ。他のメンバーはどうですか?
YUJI:俺は人の曲を......。
猪狩:お前誰やねん!
YUJI:いきなりそう来ますか。
猪狩:ははははは(笑)。
満:どうなん、いきなりインタビューされるのは?
YUJI:これ......ライヴの10倍緊張します。
全員:ははははは(笑)。
猪狩:HEY-SMITHのメンバーとして初めて話しますからね。緊張してるやろ?
YUJI:鬼のように緊張してます。ライヴの方が全然いいです。
-そうなんですか?
YUJI:常に面白くないと言われるので。
-すでに猪狩くんのパワハラを受けていると(笑)。
YUJI:はははは。いろいろあるけど、人の曲を歌ったことがなかったし、その難しさはありますね。HEY-SMITHを待ってる人が多かったから、自分はどのへんのポジションで歌えばいいのか、悩んだ時期もありましたし。いろいろ考えることがありすぎて、最近は自然にやろうと思い始めたところです。ああ~、緊張する!
猪狩:はははは(笑)。
Task-n:前はできなかったことができるようになったり、それはスタジオで感じますね。猪狩が練習してたり、そんな小さいことに劇的な変化を感じてます。今は建設的というか、楽しいですね。
猪狩:そうそう、今まで練習とかやったことなかったですもん。ただ曲をやるだけで、たまに好きな人の曲をコピーはしますけど、練習という練習をしたことがない。