INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×SALTY DOG
2016.12.12UPDATE
2016年12月号掲載
SALTY DOG:INGER(Vo) NEMESAN(Dr)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江
-面白いですよね。
GEN:でもね俺、外国人の男は全然いいんだけど、女性は結構緊張しちゃうな。
INGER:向こうの女は結構強いから、日本人の男からしたら怖いかもしれない。平等の国だから。
GEN:職場の女性比率が高いんだよね。女性の社会進出が世界で最も進んでる国だって聞いて。今日はノルウェー特集だから少し調べました(笑)。
INGER:あと、女の人が、ドアを開けてもらったりカバンを持ってもらうのを嫌がる。だから、日本に来て初めて、男の人がカバン持ってくれて、逆にすごい嬉しかった。
GEN:やっぱり、日本の男の方が優しい?
INGER:優しくはない。
NEMESAN:あははは(笑)。
INGER:ノルウェーの男の人は優しいよ。
NEMESAN:優しいってノルウェーの人は何してくれるの(笑)?
INGER:平等に考えてくれる。
NEMESAN:レディ・ファーストがないだけでしょ。
INGER:そういう考えがない。レディでも男でもファーストじゃない。一緒だから。
NEMESAN:じゃあ、何してくれるの? 優しいんでしょ?
INGER:何してくれるっていうか、まず、浮気はなしって感じ。
NEMESAN:最近、ホットな話題ですよね......不倫とか。
INGER:浮気はやったらヤバい。ホントに、やってる人は最悪。女も男も。
NEMESAN:日本でもね、社会的には最悪なんだよ。
INGER:でも、結構面白おかしくネタになってるじゃん(笑)。
GEN:日本の男のいいところはないの?
INGER:よく考えればある(笑)。
NEMESAN:よく考えないとないのか(笑)。
INGER:ファッション・センスがいいところとか。あと、カバン持ってくれるのは、個人的には嬉しい。ちょっと守ってあげたいって思ってもらえるのは好きかな。ヨーロッパの女の子は嫌いな人が多いけど、私はちょっと嬉しい。
-面白いですね。でも、浮気は日本でも良くないんですけどね。
INGER:でも! みんな普通だと思ってるから普通でしょ?
GEN:俺は不良だけど。家族を大切にして生きてますよ(笑)。
INGER:家族が一番っていうのは大事。
GEN:普段はガチで真面目だから。仕事もめっちゃ早いし。ただ、飲んでるときが終わってるだけだから(笑)。
一同:(笑)
GEN:なんか飲んでるときって、スイッチ入っちゃうんだよね。
NEMESAN:俺も、スイッチ入ると入りっぱなんですよね(笑)。
GEN:まぁでも、KeiGo(Another Story)と一緒にいるのは良くないよ(笑)。
一同:(笑)
GEN:怒られちゃうかな(笑)。
NEMESAN:ツンデレなんですよ、俺に当たりが強いのは。毎回俺に電話してきて。"ちょっと行けないです"とか言うと、"は!? いいよ、もう嫌いだから"って(笑)。
INGER:めんどくせぇ!
GEN:なんでAnother Storyが好きなの?
NEMESAN:やっぱ音楽が好きなんですよ。歌とか。
GEN:俺は酔っ払ったKeiGoとネメを置いて別の店に移動したのに、あとから普通についてくるのが嫌いだね(笑)。
一同:(笑)
-そこは太字で書いときましょうか(笑)。
GEN:でもね、要は応援したいんだよね。実際、こういう若いバンドをどんどんフックアップしていきたいなって。昔、10-FEETとかROTTENGRAFFTYとかと一緒に過ごしたように。そういうのは、ずっと続けていきたいなって思う。
-続けていくのは重要ですね。
GEN:モデルとしてはやっぱり美しいものが好きなんだよね。ファッションやってる人間だから、ステージングとかもよく見るし。曲だけじゃなくてね。そういうのも細かく見てるし、やっぱカッコよくないと。ヴィジュアルは大事だね。スタートって何でもいいと思ってて、俺も最初SALTY DOGをTwitterで知って、印象深いアー写をよく覚えてて。"カワイイ!"で入ってもいいし、"カッコいい!"で入ってもいいし。そこから惹きつけていく力があれば。
-入りはなんでもいいけど、そこから先が力量というのは今の時流ですよね。ところで、こうやって違う国でバンドをやっているINGERには何か目標はありますか?
INGER:有名になりたいって考え方より、ものを作るのが好きで、絵とかも描いてるし、そういうことで生活できるようになりたい。みんなそうだと思うけど、やっぱ仕事は嫌い(笑)。安定した生活も大事だけど、本当はものを作るのが好き。
GEN:いいんじゃない? オシャレだし、こだわってる感じもすごくあると思うし。
INGER:人に会うときも、個性がある人の方がいいし、つまらない人にはなりたくないかな。
GEN:バンドとして、ステージに上がっていくことで、そういう部分も引き出されていくんじゃないかな。上に行けば行くほど、いろんな人と出会うことも増えるし。俺、思うんだけど、やることがあるときは、全部やることをやって、やっぱ楽しむことかな。ストレスだって、感じることも絶対あるだろうけど......俺の生き方は"ダッシュ、テキーラ、翌朝水"これで生きてきたから......。今日はこれが最後の締めの言葉になるかな(笑)。