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INTERVIEW

SALTY DOG

2016.11.09UPDATE

2016年11月号掲載

SALTY DOG

メンバー:INGER(Vo) KENT(Gt/Prog) TOMOYA(Ba/Scream) NEMESAN(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

-今作『Unknown Horizon』は前作(2015年リリースの3rd EP『YGGDRASiL ANTHEM』)から1年3ヶ月ぶりの音源ですね。

TOMOYA:前作を自主レーベルから出したあと、8月から約半年に渡るリリース・ツアーがあり、その間に"RED BULL LIVE ON THE ROAD 2015"(以下:レッドブル)で優勝したんですよ。そこで次に繋がる結果を残せたのはいいけど、INGERがビザの関係でノルウェーに帰らなきゃいけなくて。それで今年は活動を休止せざるを得なかったのがもったいなかったなと思います。

-INGERさんは今年、大学卒業のタイミングだったんですよね。

INGER:そうです。学生ビザだったので、卒業したら有効期限が切れるんですよ。でも、バンドは続けたかったから。

-バンドとして勢いに乗りたかったけど、足踏みを余儀なくされたと。

TOMOYA:ただ、僕は大好きなSiMとレッドブルでご一緒できたり、NEMESANも大好きなCrossfaithと同じステージに立つことができたりして、確実に夢を掴みにいってる実感を持てたんですよ。あと、僕とKENTはアニメ"タブー・タトゥー"のオープニング・テーマ(「Belief」)の楽曲提供の話をもらって。歌っているのは、僕とKENTがもともとファンだったMay'nさんというアニソン・シーンを代表する方なんです。そうやって一流の人と関わり、作家としても活動できたことが今作にもすごく活かせました。あと、今回はプロデューサーのruiさん(fade)やレコーディング・エンジニアの方もついてくださって。インディーズにいながらメジャーで活躍してる人と組むことができたので、バンドのレベルアップに繋がったと思います。

KENT:前作までは等身大の目線でしたからね。でも、上に行くためには上を見なきゃいけない。

-なるほど。今回から日本芸能事務所に所属になりますけど、"芸能"とついているということは、今後はバンド以外の活動も行うんですか?

TOMOYA:去年12月に設立された新しい会社で、第1弾アーティストが僕らなんですよ。代表が音楽だけではなく、テレビ、メディアにも興味がある方なので、それでついた名前なんですよね。将来、僕とKENTは作家志望なので、今後もアニソンのタイアップとかを狙えたらなと。

KENT:音楽だけじゃなく、エンタメ業界という幅広い視野を持てるのはいいことだと思うんですよ。音楽もひとつのエンターテイメントですからね。

-事務所に所属し、心機一転という気持ちも強いですか?

TOMOYA:そうですね。今回は僕らにしてはすごく新しいことをやっているんですよ。関わる人も増えたし、今までにない規模感でやらせてもらえているから。「Eternity」(Track.1)では宗本康兵さんにストリングスとピアノをお願いしたんですけど、その方のアレンジがものすごく良くて。僕が狙ったのは、アニソンはポップのフィールドだけど、ロックのフィールドにいながらポップさやキャッチーさを体現するということ。それはINGERがヴォーカルじゃないと表現できないことなんですよね。今回は僕たちにしかできない音楽を提示できたんじゃないかと思います。

-ロックに軸足を置きつつ、さらに外に開いた音楽を鳴らそうと。ただ、今までは全部自分たちでやってきたわけじゃないですか。それがある意味、正反対のところに身を置くわけですが、戸惑いはなかったですか?

TOMOYA:それはありましたよ(笑)。今まではKENT主体での制作だったけど、今回はruiさん主体で楽曲を作ったから、それがまず新しくて。収録する楽曲もプロデューサーやレーベルの人がジャッジしますからね。最初に選曲会をやったんですよ。そこでやりたい曲が選ばれなかったり、これはやりたくないという曲もあったりしたので、戸惑いはありましたね。

-大人の意見も入ってくるわけですが、それはバンドとして目指すところでもあると?

TOMOYA:活動再開後一発目のリリースなので、ここでハズしたらダメだなと。憧れのSiM、Crossfaithと同じ土俵で闘いたいし、音源としても負けないクオリティになったと思います。

KENT:今回良かったのは、メンバー全員が自分の曲に責任を持ってくれたことですね。選曲会でメンバー全員が意見を出す機会が増えたから、それが大きかったです。

NEMESAN:俺も前作までは曲に関して口を出してなかったけど、プロデューサーと意見が合ったから、俺の意見も反映されたなって(笑)。その環境作りも良かったですね。

INGER:そこがプロデューサーをつけたいいところですね。ちゃんとメンバーひとりひとりの意見が曲に表れたから。

TOMOYA:今まではラウド、メタルに寄っていたけど、今回はちゃんとSALTY DOGというジャンルを生み出せたと思う。全曲リードにしてもおかしくないクオリティに仕上がりました。なので、リード曲をどれにするかめちゃくちゃ迷って。最終的に「Eternity」がリードになってMVも作ったんですけど、2曲目の「The Fateless」とどちらにするかで揉めたんですよ。俺とKENTは「Eternity」、INGERとNEMESANは「The Fateless」がいいと。