INTERVIEW
Fear, and Loathing in Las Vegas
2015.05.12UPDATE
2015年05月号掲載
Member:Sxun (Gt) So (Clean Vo/Prog)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-海外進出への想いは最近強くなってきたものですか? それともバンドを始めた当初からあったのでしょうか?
Sxun:具体的に意識し始めたのは最近だと思います。まず目の前の課題をひとつひとつクリアしていきたいという思いがあるので"まずは日本でしっかり地に足をつけて活動できているのか?"と。少しずつ日本も広げていきつつ、海外も視野に入れてという感じなので、わりと最近ですね。
-8月には台湾の"Heart-Town Festival 2015"への出演、10月にはパリにてワンマン・ライヴも決まりましたね。"Heart-Town Festival"は去年、coldrain、SiMやROTTENGRAFFTYなど日本のバンドも多く出演していましたが、どんなフェスか噂は聞いていますか?
So:チラッと聞いたかな? くらいですね。
Sxun:映像で見たくらいですね。日本のフェスを見ているような、あまりアウェイ感がないんですよね。
-日本のバンドも多かったですもんね。台湾では日本のロックの人気が凄いので、ラスベガスのアジア進出への足がかりになりそうですね。フランスのラジオ局"JAPANFM"のパワー・プレイも決まっているとのことで、パリのワンマンも盛り上がりそうですね。ちなみに旅行でも結構ですがヨーロッパへは行ったことはありますか?
Sxun:ないです(笑)! 今の時代インターネットはありますが、"本当にラスベガスを知ってるのか!?"って感じで(笑)。何をきっかけに聴いてくれるようになったのかもわからないですし、"ごく数人のマニアックな人がいるだけじゃないか?"って不安もあります(笑)。
So:フランスのラジオを聴いたら、ラスベガスの曲を聴いてるフランス人のリスナーに電話をするコーナーがあって、リスナーがかなりテンション高くて嬉しかったです。でもそれが一部のギークじゃないことを祈るというか(笑)。
-ちょうど先週GALNERYUSのSyuさん(Gt)に取材をしたのですが、昨年ヨーロッパ・ツアーで、なかでもフランスは日本の文化に理解がある国だからかメチャクチャ盛り上がったそうですよ。"GALNERYUSのライヴでモッシュが起きた!"と驚いてました(笑)。
Sxun&So:(笑)
-そんな海外進出の動きも見せる中、4ヶ月ぶりのシングル『Starburst』をリリースしますね。いつごろから制作を始めたんですか?
Sxun:『Let Me Hear』の制作が終わって、少しずつ作り始めてはいたんですけど、ファイナル・シリーズがあったりで、実際に取り掛かったのは年明けからですね。
-過去のマテリアルを使ったものではなくいちから作り始めた楽曲ですか?
Sxun:そうですね、毎度お馴染みですが、全部搾り出した状態から作り始めたというゼロからの作品です(笑)。
-(笑) まずはタイトル・トラックの「Starburst」ですが、この楽曲を制作するうえでのテーマやコンセプトがあったら教えてください。
Sxun:前作の『Let Me Hear』が日本語詞やバンド・サウンドを意識したものだったんで、今回はダンス・チューンをリード・トラックにしたいなって気持ちと、ライヴでみんなと盛り上がれることを意識して、キラー・チューンになるような曲を作ろうというテーマで作り始めました。
-資料には"「Love at First Sight」の2015年度版"と書いてありましたが、「Love at First Sight」の進化系という方向性で考えていたということでしょうか?
Sxun:そうですね。「Love at First Sight」ってライヴでも最後にやることも多くて、セットリストにおいてもそういう部分を担っていたんですけど、ずっとそれをやり続けるわけにはいかないので。"ここで新しくその役目を果たせる曲を出したい"って思っていました。