INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×MEANING
2016.05.10UPDATE
2016年05月号掲載
MEANING:HAYATO(Vo/Gt) 高田メタル大尉(Ba)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by Shin Ishihara
-客観的に見ても、お客さんも巻き込める、いいやり方だと思いますね。
HAYATO:"お金ください!"って義援金だけを募るのは、ちょっと抵抗があるんですよ。TシャツだったりCDだったり、せっかく作って渡せるものがあるんだったら、やっぱり払ってくれたぶん、手に取ってもらうのが理想かな。
-そうですね。
HAYATO:まだお金の使い方は相談しましょうってとこまでしか決まってなくて。基本は、使い道が決まってないとOKしないんですけど、GENさんとはそういうことがちゃんと話し合える関係性なので。
-最近は、いろんな団体もいますし。
HAYATO:チャリティで販売されているものって、チャリティだから買おうっていう人がいるわけじゃないですか。そうすると、それがどういう使われ方するのかって気になることだと思うし。今回はもともとチャリティのためのコラボ商品っていうわけではないから、話は別かもしれないけど。
GEN:もともとお互い時間をかけて考えたものだし、やっぱり仕事にはプライドを持っているので、本気で作られたものがチャリティとして提供できるのは、やりがいを感じます。だから今回こういうタイミングになったんだと思います。
HAYATO:同じお金でもGENさんのポケット・マネーでTシャツと同じ額を振り込みましたっていうのと、自分の作ったものでお金を作って振り込むのでは、全然意味合いが違うんじゃないかなと思いますね。
GEN:もともとすごく作りたくて作ったもので、すごく気に入ってるっていうのが、重要かなって。
HAYATO:このデザインを描いてもらったのが、"VK DESIGN WORKS"っていう2人組のデザイナー・チームで。もともとはそのVK DESIGN WORKSとZephyrenで何かしようっていう話があって、それと同タイミングでMEANINGの話もあって。だから、ZephyrenとMEANINGのコラボってことになってるけど、描いてくれたのはVK DESIGN WORKSなんです。もともとチャリティのつもりじゃなかったんですけど、ちゃんと目の届く人たちでやれてるんで、本当によかった。あとは、ユウちゃんが痩せてればもっとよかった(笑)。
GEN:まあ別に痩せてなくても、そこんところは、ね。それより競馬を当ててほしいっていう。
-そっちにいってしまうんですね(笑)。
-でも、HAYATOさんが言ったとおり、チャリティだから買うっていう人を募りたいですよね。
HAYATO:MEANINGのファンでも、自分からは何をしていいかわからない人たちが、実際、まだ何も募集してないのに、"なんかやるとき声掛けてください"とか、"お金少しでもいいですか?"とか、そういうことをライヴハウスでも言ってくれるんです。その人たちのために受け皿があるのっていいなと思っています。
GEN:それはホントに素晴らしいことで、俺は、MEANINGがそういう行動を起こすことを知ってたからこの話を持ちかけて。もちろん、自分が納得したものを提供するんで、逆に言うとデザインだけで買ってくれてもいいし。熊本は、昔自分でもセレクト・ショップを出してたし、友達も多い街なんで、なんとかしたいなって思う気持ちがあって。
HAYATO:俺はただのバンドマンで、ボランティア団体じゃないから、何かあるたびにやろうって思ってるわけでもなくて。だから中途半端に始めると、キツくて続けられなくなるんです。東北のときもそうだったけど、自分なりに後押しする理由があれば、ちゃんとそこに向かってやれるというか。まあでも、それをやったから偉いとか、そういうのではないですけど。
GEN:生きるのに精一杯の人もいるからね。まず自分が精一杯生きるべきだし、余裕と気持ちがあれば動けばいいと思う。
HAYATO:広島で起きた土砂災害のときも、むしろ縁があったんですけど、タイミング的に自分の生活や気持ちの余裕がなくて結果何もできなくて。ちょっとTシャツ売ってお金託したくらいで。
高田:俺は、個人的にはそういう活動がまったくできてないんで。東北のときも、ほとんどHAYATOさん主導でやってましたし。バンドで、こういう機会がないとできないんで、今回こういう話をGENさんからもらえたっていうのは嬉しいですね。
-それでは、最後にMEANINGとしての、今後の予定を教えてください。
HAYATO:5月27日(金)に中野MOON STEPで自主企画をやります。あと何かありましたっけ?
高田:皐月賞とかそろそろかなって。
HAYATO:ホントに何があってもライヴは参加してくれるんですけど、競馬のおっきいレースだけは......。
高田:最近は、競馬は我慢するけど、ときめき♡宣伝部はちょっと......。
HAYATO:逆に競馬だったら俺は納得するんだけど、ときめき♡宣伝部なんて、ここ1年くらいでポッて出てきて、わーってなってるのに対して、競馬と同じ熱量を認めるってのは、俺はまだちょっと無理。
一同:(笑)
GEN:ロリコンわかんねぇな!
HAYATO:ロリコンって言っちゃったよ。
-まさか、それが最後の締めの言葉になるとは。
HAYATO:ロリコンってカットしないんだったら、僕が熟女派だってことも載せといてください。
高田:対極だね。