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INTERVIEW

Fear, and Loathing in Las Vegas

2014.01.14UPDATE

2014年01月号掲載

Fear, and Loathing in Las Vegas

Member:Sxun (Gt) So (Clean Vo/Prog) Tomonori (Dr)

Interviewer:ムラオカ

-Kei君の活躍はTrack.2の「The Courage to Take Action」でもテクニカルなソロ・パートを披露と止まりません。すでにラスベガスにとってKei君が絶大な信頼を得ていることが透けて見えますがいかがでしょうか?

So:そうですね。プレイ面だけでなく、音楽に熱い気持ちがあるのでバンドのモチベーションも上げてくれているというのも感じます。そういう精神面を大事にするバンドなので、信頼できるんだと思います。

-その「The Courage to Take Action」は8ビット・サウンドのイントロから始まり、アジテーションチックな男性コーラス、ピアノ・サウンド、ブレイクダウン......などなど目まぐるしい展開が続く非常にアーティスティックでプログレッシヴなトラックですね。この曲が生まれた背景を教えてください。

Sxun:「Rave-up Tonight」がラスベガスらしさと新しさを兼ね備えたダンス・チューンになっていて、「Step of Terror」がシャウト・メインのコアな曲なので、もう1つはスクリーモや少しカオスな要素をメインにした感じにして、3曲でうまくラスベガスの新しい2面性やバランスと変わらない良さをシングルで表現出来るようにこういう曲調にしました。

-コーラス部分で野太い声が聴こえますが、これはメンバーのだれかが歌っているのでしょうか?

Sxun:シンガロングは全部Taikiの声ですね。いろんな声がいますが、Taiki1人です。

So:レコーディング前にはTaikiさんがいろんなタイプのコーラスを試していて、マネージャーからのアドバイスなどもあって洗練されていったという過程があります。その過程でもカッコいい声、面白い声などがいろいろあって僕たちも楽しみにして聴いていました。

-新曲3曲だけでなく、石野卓球、BOOM BOOM SATELLITES、ヒャダインによるリミックス・トラックも収録されていますが、世の中にアーティストはたくさんいますが、その中からこの3アーティストをリミキサーに選んだ理由を教えてください。

Tomonori:まずは自分たちが好きなアーティストという点。そして自分たちの音楽を違った視点で見てリミックスしてくださる方たちだと感じたことが決め手です。事実それぞれのアーティストの特徴が出ているリミックスにしてくださったと思っています。

Sxun:各シーンを代表する方、それぞれの好きなアーティスト、おもしろい化学反応が起きそうな方、そういったアイディアで候補を出してオファーしました。

-ブレイク・ビーツのブンブン、テクノの卓球、ニコ動から人気を博したヒャダインとそれぞれキャラクターが異なる、三者三様のリミックスですね。出来上がったものを聴いてみていかがですか?1曲ずつ感想を聞かせてくれますか?

So:BOOM BOOM SATELLITESさんに関しては、ドラムの気持ちよさやコード進行のフックなど、とってもBOOM BOOM SATELLITESさんらしいリミックスだと思いました。個人的にBOOM BOOM SATELLITESさんの楽曲が昔から大好きだったのもあり、リミックスされた「Ley-Line」を初めて聴いた時はいろんな意味で感激しました!
卓球さんのリミックスはタイトルにもある通りレイブ感のあるリミックスで冒頭から雰囲気がありました。そして途中の声のサンプリングを使ったスタッター的な部分もクールでした!楽曲全体としては海外のエレクトロ/テクノのようにタメがしっかりとあって、最後に解放するような気持ちよさがあって、展開のめまぐるしい今のラスベガスにはできない、リミックスならではの曲になっているなと感じました。
ヒャダインさんのリミックス関しては、誰が聴いても、"これって、ヒャダイン・リミックスっぽい"ってなるんじゃないかと思うくらいにヒャダインさんらしさが盛り込まれていて流石だなと感じました。「Chase the Light」のサビのキラキラ感や、希望溢れる感じが僕らとはまた違ったベクトルで表現されていて、聴いていて笑顔になるリミックスでした。テンポ・チェンジやピッチ・チェンジなどもリミックスならではの手法で、面白いなと思いました。

-また今回は実現しなかったけど、次の機会にリミックスを依頼したい!というアーティストがいましたら教えてください。

Sxun:中田ヤスタカ氏とSKRILLEXですね!

-3月23日にはキャリア初にして最大規模で挑む神戸ワールド記念ホールでの初ワンマン公演を行いますね。初ワンマンへの意気込みを聞かせてください。

Tomonori:まず単純に、最高のライヴをしたいな、と思っています。ラスベガスにとって初ワンマンでこの1つの大きな目標を成し遂げることが、僕たちの中での1つの糧となっています。たくさんの人の前で自分たちの音楽とパフォーマンスだけでライヴを染め上げたいと考えています。

So:バンドでしっかりと準備して来てくれる皆さんを1人残らず満足させられるようなライヴにしたいです。このバンドが育ってきた土地でのワンマンなので、気合いと感謝を詰め込んで僕も思いっきり歌いたいと思っています。

Sxun:正直想像つかない部分もありますが、出来る限りの準備をしっかりやって後は本番でその全てをぶつけて、出し切るだけです。