MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

COLUMN

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第三十二回

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第三十二回

ライブに影響がないように、週末はデイゲームで行われるドラゴンズの試合はなるべく結果のみをライブ後に見ることを心がけてる。バンド業界、界隈で野球好きな奴に出会うと興奮してしまう癖は全く変わらない。プロ野球もいよいよ明けてきた感じを出し始めてて嬉しいな。
5月に異例の猛暑や竜巻が発生したり確実に狂ってきてるのを肌身に感じるね。ウイルスの話も、おそらく戦略的に若干メディアが騒がなくなったせいか遠のいているのも否めなく、このままでは皮肉なことに戦争がコロナを緩和させたという結果に、やはり真実より風評の中で俺たち末端は生きていることを痛感せざるを得ないようだ。
さて、昨年の冬の緊急事態宣言でキャンセルしてしまったVINTAGEツアーが始まった。予定を約束したのに中止にしてしまった全ての都市、会場に行くことは今回の旅では叶わなかった。けれども、時間がかかったとしても必ずリベンジを続けていきたいと思っている。もうこうなったら順番は関係ない。
ツアーで感じたこと。芯をブレさすことなく前とは少しだけ違ったマインドで挑むことを意識しながらのステージ。できなくはない......はず。一度リセットされた現場での見え方も聞こえ方も全く違うものになったりするんだな。昔の風景や未来の緩和への期待を重ねたりして戸惑いは多少あるにせよ、だからこそまたやり甲斐があるとイメージできたから、そこに人は、バンドマンやオーディエンスも慣れていけるもんだと思った。そして、リスクをもってライブハウスに来てくれてる人々に今まで以上の感謝を持ってステージに上がらなければ失礼と感じてる。当然なことだけれどもライブだからさ、普遍的なものでも流動的なものでも、今しかできないことを今やって、新しいマインドで最高を更新していくことへの挑戦がロックであるという結論に至った。
そして今年の秋10月にはGで日比谷野音でのワンマンを開催する。25歳になったG-FREAKが今やってみたいこととしてまとまった。4年前の灼熱の野音は「お前ら野音をやれ。そんで俺が行くから灰皿だけ用意しておけ」と千葉LOOKの斉藤さんからもらったきっかけで始まった話。コロナで約2年失ったにせよ、早くももう4年が経つ。早くも......ね。晴れると思うけど、一応念のため傘を持参して遊びに来て欲しいな。
ギターを買った。まだ駅では鳴らせてないけど、きっといい。危うく負けっぱなしになりそうだったコロナからもらったバランスを保つための新しいアイテム。新しい音楽仲間との出会いもどんどん増えて、毎日凝り固まった感性と価値観を砕いてまた構築する。やはり人に会わないと何も始まらないし、どんどん頑固になってダサくなるって本当だな。思えば25年間の音楽活動の中で今が一番音楽やってるんじゃないかなって思うんだ。そろそろ我慢した時間も悪いことばかりじゃなかったなって言えたらいいよな。PEACE & YAH-MAN

  • 1