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COLUMN

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第三十回

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第三十回

コロナは明けてないけど、年は明けたね。おめでとう。俺はというと年末から年始にかけての束の間、家にしばらく帰らずに久しぶりのライブ三昧をやった。終わってみれば例年以上な過密なスケジュールだった。そしてまた透明になりかけた平穏な空気をまた暗雲が覆った。何度目かのこの感じに、もはや慣れすら感じるようになってきた。であれば、見当のつく雰囲気に自分は自分の意思で選んで決めて信じていく。バンド稼働という視点だけでみれば通りすぎていく空白の時間に、マナーを守った上で如何に逆らいながら放っていけるかが日々試されている。コロナに奪われた多くを無駄にしない唯一の戦い方だと思った。
コロナの恩恵といえば地元の仲間と上州弾語組合-ジョウシュウヒキガタリクミアイ-という組合を設立した。1人でやることの難しさや怖さを知るほどに、駅や路上でやってる人たちの個のポテンシャルの高さや人間力というマインドの強さなど、今まで触れてこなかったチャンネルに次第に魅せられるようになった。手練れた強者と戯れることでバンドマンが勉強させてもらいながら乗っかるという代物。1月現在、30名を超える組合員が存在する。数年かけてこの文化が地元で局地的に根付いて行ったら本当に面白い。月一回の催しとしてまずはライブハウスの平日から群馬の各所で通常のイベントとは少し違う進め方をするライブをやろうと決まった。組合でのライブは出演者全員が終始オンステージ状態で、喋りながら一曲ずつ回していく進行だ。当然コラボもあったり全員で一曲を歌い分けたりと、レゲエでいうところのラバダブスタイルに挑戦していく。その中で、「MASKER」をリリースした。ソロでのライブをやってる。自由度が高く裸の人間が顕著に出て面白いのだが、なかなか上手くいかないところが怖くて可愛い。長年務めてきたピンのボーカルとは全く勝手が違う。セッティングも撤収も当然自分でやるステージでは、プレイはもちろんのこと、メンタルが少しずつ鍛えられるのがわかる。この勉強、新鮮でとても好きだ。
今年はどんな年になるのだろう。たくさんの有志の力をかりて年末に山人音楽祭 2021がやれたことも、ましてや成功できたことに至っては、今となってはどの角度から見ても奇跡だったと言える。調整してくれた演者、会場に足を運んでくれた皆のリスクや覚悟に本当に感謝しかない。3年目に突入したこの感じが、いつか懐かしくなるだろう。というか、ずっとどこかに寂しさを抱えたこの時代が懐かしく思えるように生きていないとならないと感じている。それぞれの価値観で個が要される時代を経て、やがてそれが実り本当の意味で衆というバランスに化していくのを見届けたい。永遠はないけど、一瞬を切り取って積み重ねることを、これからもきっと有志はバンドマンシップをもって続けていくのだろう。今年も変わらず宜しくです!PEACE & YAH-MAN

茂木洋晃オフィシャルサイト G-FREAK FACTORYオフィシャルサイト


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