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COLUMN

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第十四回

G-FREAK FACTORY 打たれる出た釘・打たれない出すぎた釘 第十四回

梅雨入り前に猛暑を感じるほどに狂ってきたこの頃、皆はどう過ごしてますか?毎年、日がのび始めるこの時期になると俺はハシャぎすぎて短パンを先取りして風邪をひきがちなのです。思えば俺の甥っ子は各学校に1人はいるであろう「年間短パン少年」でしたので、これを"血"と捉えて自粛することにします。町には魚屋や八百屋などの個人店が建ち並んでいた俺が小学生だった頃、気温が23℃に満たないと夏休みのプールに行くことが出来ませんでした。祈るような思いで23℃を越えるのを待っていたのを覚えています。時代は変わり続けますね。比例してすさんだ人々の心も温暖化が進めば良いのに......。なんて思いながら令和で初めてのコラムを始めます。

さて、そんな季節ですがG-FREAKは5月15日にニューシングル「FLARE/Fire」をリリースしました。メラメラと生まれては消える青火のFLAREと、ジリジリと強くこじ開ける赤火のFire。とても充実した内容に仕上がったので是非一度聴いてみて欲しいと思います。気がつけば、きわどい表現が世から消えました。いつからか最たる主張者でなければならないロックバンドですら、いわゆる"良いとされていること"を言わなければならない時代になってしまいました。以前にリリックで綴ったことがある「ロックというレッテル・自由を得た不自由さのループがアンバランスなアンサンブル」。法で定められた言論の自由という定義は何処、これにはとても違和感を覚えるのです。

そしてこいつを連れてGは2020年にも食い込む長いリリースツアーに出ます。今回のこのツアーは一緒に演りたい友達のゲストバンドの他に、理由はさておき各地で根を張ってその上に意地を張りめぐらせたバンドとも共演をさせていただく内容になってます。これはローカルバンドとして活動を続けて、土地に育てていただいてるGとして以前からの念願であり、その土地で暮らす人たちとしっかり出会うことで、誇りや抱えてる問題について互いに色々感じられる機会にしたいなと考えてます。1人でも多くの地元の人に出会えることを本当に楽しみにしてます。そしてツアーのハザマ、9月21日、22日にはGの地元群馬で山人音楽祭2019を今年も開催します。いや、開催することができるのです。この当たり前ではない奇跡のような場所に、今度はみんなの集合を心からお待ちしてます。

新元号、新年度。幸せそうに見えるやつも、慣れない暮らしを強いられてるやつも、皆それぞれをそれぞれ。息苦しさの中に新しく迫る未来の話を。俺はこの季節もう一度頭を整理して、地に足を付けて生き直そうと考えてます。これはとても難しく、どちらかというとバンドマンにとって苦しいことかもしれませんが、いつかそれに慣れていけるようになる日までね。 PEACE YAH-MAN!

EVENT INFORMATION
"山人音楽祭2019"

9月21日(土)、22日(日)ヤマダグリーンドーム前橋
開場 9:30 / 開演 11:00
【9月21日(土)】
打首獄門同好会 / ザ・クロマニヨンズ / サンボマスター / G-FREAK FACTORY / 四星球 / 竹原ピストル / DJダイノジ / NakamuraEmi / ハルカミライ / HAWAIIAN6 / フラワーカンパニーズ / HEY-SMITH / 夜の本気ダンス / locofrank and more
【9月22日(日)】
Age Factory / OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND) / Creepy Nuts / Survive Said The Prophet / G-FREAK FACTORY / SiM / SHANK / Spinna B-ILL / 高木ブー / 10-FEET / The BONEZ / ヤバイTシャツ屋さん / LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS / ROTTENGRAFFTY and more
公式サイト

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