COLUMN
ACMEのGEKI STATION vol.11
ACME『RIKITOの楽器探訪』
今回の『RIKITOの楽器探訪』はギターやベースを演奏している人なら一度は興味を持つであろうエフェクターについて話したいと思います。
エフェクターといってもこの世の中には数え切れないほどのエフェクターが存在していて、エフェクターを開発している各メーカーさんがいろんな研究を重ね生み出したものがたくさんあります。
僕も普段バンドで演奏する際や、セッション、サポートで演奏する際はエフェクターを使うことがあります。
写真は僕が普段使っているエフェクターボードです。
そんなエフェクターには大きく分けて「歪み系」、「モジュレーション系」、「空間系」、「ダイナミクス系」、「フィルター系」、「ピッチ系」、「マルチエフェクター」などがあります。もちろんこれだけではなく他にもいろんな種類があるが今回はこれだけに絞って説明していこうと思う。
まずは「歪み系」について、歪みエフェクターにはオーバードライブ、ディストーション、ファズなどがあり、ギターやベースの音色を歪ませる機能を持ったエフェクターです。
次に「モジュレーション系」について、モジュレーション系にはコーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロがあり、音に揺れやうねりを加え変化させるものがあります。難しい言い方をすると位相をずらして揺らすタイプと、遅れを発生させて揺らすタイプなどがあります。
次に「空間系」について、空間系にはディレイ、リバーブなどがあり、音に残響や、奥行き感を広げる効果があります。簡単に言うと音に広がりを与えてくれるということですね。
次に「ダイナミクス系」について、ダイナミクス系にはコンプレッサー、リミッター、ノイズゲート、ディエッサーがあり、入力信号の音量レベルを制御し音量感をコントロールし音量のばらつきをおさえてくれる効果があります。
次に「フィルター系」について、フィルター系にはワウペダル、オートワウなどがあり、一定の帯域をカット、ブーストしてサウンドに変化を与える効果があります。
次に「ピッチ系」について、ピッチ系にはピッチシフター、ハーモナイザー、ワーミーなどがあり、ギターやベースの音程(ピッチ)を変える効果があります。
最後に「マルチエフェクター」について、マルチエフェクターとはこれまで説明してきた歪み系や空間系、モジュレーション系など、複数のエフェクターが1台に集約された機材のことです。簡単な話これ1台あればいろんなエフェクターを試すことができる便利な機材です。
今回はエフェクターについて話しましたが、まずは自分の出したい音を探し出し、その音に一歩でも近づくためのツールとしてエフェクターに頼ってみてはいかがでしょうか。
そして何より自分の相棒となる楽器の力を最大限活かすも殺すもあなた次第だと思います。
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