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DISC REVIEW

月光浴

今年1月にバンド表記を英語に改め、心機一転、リスタートを切ったACME。前作ではサウンド・プロデューサーにSeann Boweを招聘していたが、今回は原点回帰の意味を込めて、再び4人で制作に入った。トレンドを加味したエレクトロ・サウンドを組み込むことも多い彼らだが、表題曲の「月光浴」は、あくまでもバンド・サウンドが主軸。激情的且つ叙情性に富んだ音と、儚さに満ちた幻想的で美しい歌詞のマッチングも素晴らしく、リスナーをより楽曲の世界へ引き込んでいく。一方、カップリングの「WALK」は、2ビートにブレイクダウンにシンガロングにと、徹底的なまでのライヴ・チューンっぷり。強烈なスクリームをセットしながらも、メロディアスな部分も忘れないところが彼ららしい。 山口 哲生