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LIVE REPORT

ACME

2024.01.07 @SHIBUYA CYCLONE

Writer : 杉江 由紀 Photographer:RINA ASUKAI

日出ずる国に生まれ、国内のみならず世界とも渡り合ってきたバンド ACMEにとっての初旭は、彼ら自身の放つ轟音をもって輝き出すことになったのだった。

"LAND OF THE RISING SUN"という歌詞が響いた「RISING SUN」をこの夜の1曲目に彼らが選んでいた理由は、フロントマン CHISA(Vo)によるとまさに"お正月=初日の出"をイメージしていたからだというではないか。昨年10月より始まっていたワンマン・ツアー"ACME Live Tour 2023「Reborn as the BERSERKER」"のファイナルが、いわゆる松の内の最終日である1月7日に行われることを鑑み、ACMEはこれ以外にもオリエンタルなフレーズを含んだ「Come Back to You」や、和旋律と"本日も晴天なり"の歌詞が印象的な「絶唱謳歌」を連続してフロアに投下し、初っぱなから観衆を沸かせたのである。

"10月からの長いツアーでしたが、2024年が明けての今日でやっと終わることになります。まだ3曲しかやってないですけど、みんなのその表情を見てると「ほんとにいいツアーを回ってこられたんだな」ということが伝わってくるので、ここからも一曲一曲を思う存分楽しんでいってください"(CHISA)

ちなみに、今回のツアーについては事前に公式サイトにて"演奏時間も長くし、一曲でも多くACMEの楽曲をお届けする内容です"とのインフォメーションがされていたこともあり、今宵のセトリも内容としては相当な欲張りセット状態であったことは間違いない。16thシングルからの凶悪ヘヴィ・チューン「ウルフヘズナル」はもちろん、CHISAがギター&ヴォーカルとしてパフォーマンスした「ラストワンショー」、コンポーザーおよびドラマーとしてHAL(Dr)が素晴らしいチルみをいかんなく醸し出していた「黄昏」、RIKITO(Ba)の弾くベース・フレーズが楽曲の持つR&B要素をよりブーストさせていた「Enchanted」、将吾(Gt)が洗練された小気味良いギター・ワークを鮮やかに展開した「GIFT」と、ACMEが内包する全方位的魅力がそこここに散りばめられていた。

また、RIKITOが音頭をとりながら"ミカン"、"おみくじ"、"辰年"の三要素を取り入れた振りでオーディエンスたちが盛り上がっていくことになった「ROTTEN ORANGE」や、場内に見事なウォール・オブ・デスが出現した「Barguest」に関しては、ライヴ・バンド ACMEの圧倒的な手腕とアクメイト(※ACMEファンの総称)たちの共闘意識が融合することによって、またとない一体感がそこに生まれていたのではなかろうか。

さらに、アンコールでは初期楽曲「SENKOU」、「マグロ解体チェーンソー」などが振る舞われることになり、ラストでの「テバナシライダー」に至ってはサークル・モッシュ、ハイタッチ、横モッシュ、タオル回し、シンガロングのほぼ全部盛りが実現。今思うと2023年1月のツアー・ファイナル("ACME Live Tour 2022 IN JAPAN")時はまだ諸々の規制もあったなかで、誰もがどこか遠慮気味にライヴを楽しんでいた事実を踏まえると、この現実はとても幸せに感じる。

"やっぱ、ライヴって最高だよね! ツアーが終わっちゃうのは寂しいけど、またみんなをいろんな場所に連れて行こうと思います。今年もよろしく!!"(CHISA)

今年は2、3月にデジタル・シングルを連続リリースするほか、3月23日には"ザ・ラストワンショー 2024 Season1 supported by 激ロック"も決定し、6月からは全国4都市にて"ACME 7th Anniversary ONE-MAN Live Tour 2024"を開催するというACME。日出ずる国から発信されてゆく彼らの爆音は、きっと今年も激化の一途だ。

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