COLUMN
ACMEのGEKI STATION vol.5
【CHISA的映画紹介 Vol.2〜『聖地巡礼・ツアーに出かけよう！』〜】
『ザ・ロック』
『CHISA的映画紹介』は、ACMEのボーカリストCHISAが、独自の視点で映画やドラマを紹介するコラムです！ 毎週日曜の21:00に放送されるラジオ番組ACME STATIONとも連動しているので、ぜひ一緒に楽しんでください。
突然ですが、映画やドラマで実際に知っている場所が出てくると、ワクワク感が止まりませんよね？今回のテーマは『聖地巡礼』。
2020年にACMEはLauren Babic姐さん率いるカナダのメタルコアバンドRed Handed Denialとアメリカ西海岸ツアーを行いました。
ツアーの2か所目はサンフランシスコでした。ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島などを観光しましたが、今日紹介するのはまさにそこが舞台となっている1996年のアメリカ映画『ザ・ロック』です。監督は誰が呼んだか"ハリウッドの破壊王"とも呼ばれる、『トランスフォーマー』や『アルマゲドン』で知られるマイケル・ベイ監督です。ちなみにこの映画はレンタルもしくはディズニープラスで視聴することが出来ます。
本作、男性向け映画と一掃されてしまいそうですがチョット待ってください！
CGゴリゴリじゃない時代のアクションは今こそ観る価値があります！同監督の『トランスフォーマー』よりも......コスパに反したリアルな破壊！破壊！また破壊！
撮り直しのきかない膨大な予算の中で、俳優たちの表情が映し出される姿には、この時代にしか作れなかったものの凄みを感じるのです。
物語は、脱獄が不可能と言われるアルカトラズ島（現在は閉鎖されて観光地）を舞台にしています。そのアルカトラズ島で、長年政府の裏で汚れた仕事をさせられてきた特殊部隊が反乱を起こします。
特殊部隊は、化学兵器と観光客を人質にアルカトラズを占拠。そんな絶体絶命の中、唯一脱獄に成功したとされるイギリスの元スパイのおじいちゃんとFBIの科学兵器のスペシャリスト（現場に行かないタイプ）の凸凹コンビが特殊部隊に立ち向かいます。
私、CHISAはゲームMETAL GEAR SOLIDのファンでもありますが、この映画はMETAL GEAR SOLIDの元ネタのひとつと言われており、「安全装置がかかってるぞルーキー」というセリフや、設定、音楽、潜入シーンなど、メタルギアの雰囲気を強く感じます。
映画の中でテロリストたちが占領したアルカトラズ島......「ツアーのときに海沿いのゲーセンから眺めたなあ」。ショーン・コネリーとニコラス・ケイジが破壊の限りを尽くしたサンフランシスコの坂は「ああ、ツアーのときここを散歩したなあ」と感慨深いものがありました（観る目線が変わってる......）
渋谷の交差点に立ったことがあるからこそ、渋谷の交差点でのアクションやゾンビのシーンに思わずツッコミたくなり、心が熱くなります。そうだ出かけよう！新たな場所へ行こう！ツアーに出かけよう！
- 1
