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LIVE REPORT

AA= "SETAGAYA TOUR 2015 -COMPRESSOR!!!!!-" +10dBDAY_This is a AA=

2015.06.05 @下北沢GARDEN

Writer 吉羽 さおり

"SETAGAYA TOUR 2015 -COMPRESSOR!!!!!-"と銘打ち、3日連続で世田谷区内の3ヶ所のライヴハウス・ツアーを行なったAA=。"COMPRESSOR=圧縮"という名の通り、SETAGAYA TOURとはいえ3会場はほぼ下北沢周辺というミニマムな範囲で、会場サイズもチケット争奪必至のライヴハウス。そして何より、3日間でAA=のこれまでとこれからをギュッと凝縮して見せるツアーだ。初日となる下北沢GARDENでのライヴのテーマは"This is a AA="。活動初期の曲から、最新の4作目のアルバム『#4』までの中から代表曲や、ここ最近ではあまり披露していなかった曲も含めたレアなセットリストとなった。

爆音SEとフロアをびっしりと埋めたオーディエンスのハンドクラップに迎えられた上田剛士(Ba/Vo//Prog)、白川貴善(Vo)、児島実(Gt)、金子ノブアキ(Dr)。そして"Welcome toSETAGAYA HELL!"という上田の叫びとともに、1stアルバム『#1』からの「4LEGS GOOD, 2LEGS BAD」でライヴは幕を開けた。四つ打ちビートがびりびりとフロアを震わせ、続く「2010 DIGItoTALism」ではダイナミックな金子のドラムがオーディエンスの身体をダイレクトにひっ掴んで揺らし、白川の攻撃的なヴォーカルが降り注ぐ。ステージが近く、4人のバンド・アンサンブルはいつもよりも、ソリッドで生々しい。「INDUSTRIAL」もまた、肉体的で、ジャキジャキとした児島のギターがアグレッシヴにフロアをかき混ぜていった。マニピュレーターも加わった通常のライヴでの体制と同じであるけれど、フィジカルな汗臭さみたいなものがグッと増量したライヴだ。そして「BASS JUNKEES」から「VICIOUSNESS」をぶっ続けで披露すると、上田が語る。"下北沢周辺のみの変わったツアーに集まってくれてありがとう。だいぶ変なツアーだと思うんけど、世の中には物好きがいるんだなと助かってます。最後までぶっ飛ばしていこう"。この言葉にオーディエンスが歓喜の叫びをあげる中、中盤戦へと突入。アルバム『#1』から『#4』からライヴ定番曲をプレイし、暴れ回るオーディエンスの熱気と大きなシンガロングで会場の酸素を奪い、後半は初期の曲を中心にした選曲でフロアは熱いガッツポーズで満ちていった。

「<ELECTRIK-ZWEEP>」から「ELECTRIK」へと流れメロディックで高速のハードコア・ナンバーに騒ぎ、AA=のポップ・サイドと言えそうな、キャッチーなメロディやビター&スウィートなコード感が冴える「STARRY NIGHT」と、昨今のツアーではなかなか披露することがなかったアルバム『#1』の曲をプレイ。今また、新鮮なムードを放つとともに、何の曲が飛び出してくるかわからないスリリングなセットリストゆえ、曲のイントロのたびに"おお!"という歓声が会場にこだましているのが面白い。そんな、レアな曲の間にも、「The Klock」などさらなる刺激となる曲を投下し熱狂のうちに本編を終了した。時間までも圧縮されてしまったくらい、あっという間のステージとなった。

"最高の初日が切れた"。そう言ってアンコールに登場した上田からはさらに、11月に"AA= TOUR THE NEXT"を行なうことがアナウンスされた。今回のスペシャルで3日間さまざまな企画で楽しませるSETAGAYA TOURを含め、ツアー・タイトルからも何か大きな期待をせずにはいられない。そしてさらにこの日、6月5日はドラマー、金子ノブアキの誕生日ということで、メンバーのサプライズで彼のソロ曲「Historia」をプレイ。"とんだプレゼントだぜ"という金子の笑顔に、フロアからも"ハッピーバースデー"の声があがった。普段、エネルギッシュ且つクールなステージをきめてくれる精鋭が揃ったバンドだけに、こういったバンド内のいい空気やフレンドリーな面が垣間見えるのはオーディエンスにとって嬉しいところだろう。しかしラストは、身体中の汗をすべて絞り尽くすかのように「PEACE!!!」のダンサブルなビートにジャンプし、"PEACE!!!"と会場一体になって叫びを上げる、灼熱のライヴになった。

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