INTERVIEW
オメでたい頭でなにより
2017.03.03UPDATE
2017年03月号掲載
Member:赤飯(Vo) 324(Gt) ぽにきんぐだむ(Gt/Vo) mao(Ba) ミト充(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
-来てくれるんですね(笑)。ぽにきんぐだむさんの今回のラップは、どういうものにしようかというのはあったんですか。
ぽにきんぐだむ:テーマは特にないんですけど。
赤飯:ないんかい!
ぽにきんぐだむ:まぁでも、曲を通してのテーマがパリピなので。これでもかというパリピの単語を詰め込んでますね。
mao:得意分野だもんな。
赤飯:またアニメのキャラクターを入れてるな、君。前回わしが"機動戦士ガンダム"を使ったように。今回は"銀河鉄道999"を入れとるやないか。
ぽにきんぐだむ:そう、ヒロインの名前をね。
赤飯:"メーテル"言うてるやないか。
324:今の"メーテル言うてる"も韻踏んでるけど。
mao:ラップのテーマはないの?
ぽにきんぐだむ:実はあって──
mao:あるんかい!
赤飯:それを聞いとんねん、それを言う場やねん、ここは(笑)。
ぽにきんぐだむ:今回あえて、古臭いラップをしようというのがあって。昔流行ったダボダボのB系の服を着た兄ちゃんたちのラップ覚えたてのような感じを、今やったら新しいなというのがあって。
赤飯:それは、「DA.YO.NE」(EAST END×YURIが1994年にリリースした1stシングル表題曲)とかそのへん?
ぽにきんぐだむ:そのへんの、日本にヒップホップが入ってきだしたころのものを再度、提示してるというかね。それで面白みを感じてほしいですね。このラップのパートは、メンバーのチェックも特には入れずに、もうこれでいくからくらいなんですよ。
ミト充:いつも、録り終わったものを聴かされるので。
赤飯:歌詞でいうと僕も、2番で日本の歌謡曲文化を取り入れてます。"セクシャルバイオレット 今宵君NO.1/フフフ色っぽい"とか。
-桑名正博さんの曲ですね。次のフレーズでは、"ぎんぎらぎんとさりげない"と、こちらもとても懐かしい歌謡曲のモチーフが入ってます。
赤飯:こっちは、"ぎんぎらぎん"、"ザ・グッバイ"、それから"抱きしめるTONIGHT"と入って、たのきんトリオ(近藤真彦、野村義男、田原俊彦)が揃いましたね。
-すごい歌詞の遊び方をしますね(笑)。
mao:全然気づかなかったわ。
赤飯:誰にも刺さらないんですよ。
324:これが刺さるっていくつくらい?
-確実に、40代以上です。
赤飯:俺が一番楽しいのが、このあたりの歌謡曲だから(笑)。
324:逆に、40代の人が娘さんとかとこの曲聴いたら、"あれ?"ってなるのかもしれない。
赤飯:でしょ。僕らは、日本一親御さんに刺さる歌詞を書くので。
324:おじいちゃんおばあちゃんじゃなかったっけ?
赤飯:そこもカバーしてる。うちらって、ラウドロックなんですけど、小さい子にも刺さるし、親御さんにも刺さるし、なんなら祖父母にも刺さるし。自称全方位なんですよね(笑)。
324:これを読んでくれた娘さん、息子さんは、ぜひ親に確認してみてほしいですね。
赤飯:そこでまた親子の交流が増えるという、そこまで見据えてますから。
324:いま、考えたんですけどね。
赤飯:君ら、ほんまに人聞きの悪い......。
mao:(前回のレビューを読みながら)あれ、「あられ雛DANCE!!」って何か下ネタ入ってましたっけ?
-"節句"のコーラス・パートとか、下ネタ感が思い切り出ているじゃないですか(笑)。
ぽにきんぐだむ:これでも補正した方なんです。
324:"節句"を、"セックス"言うてたし。いや、それはダメでしょって。
赤飯:僕の歌のクセで語尾に子音の"s"を入れてしまうことが多々あって。意図はなかったんですけどね。たまたま"節句"という歌詞になったときに、それが組み合わさって、下ネタになってしまったという現象が起きたんですよ。それをみんなが聴いて"なんてことだ!"と、"s"を削る流れに。僕も気をつけていこうとは思ってるんですけどね(棒読み)。
324:つまり、ライヴだと言っちゃうよね? そのクセ出ちゃうよね?
ミト充:あかんやん!
赤飯:そうですね、頑張って直そうかなと思います。
324:あなたが言うと、お客さんも言っちゃうからね?
ぽにきんぐだむ:まぁ、言うよね。