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INTERVIEW

Dizzy Sunfist × 激ロック × バイトル

2019.02.12UPDATE

2019年02月号掲載

Dizzy Sunfist × 激ロック × バイトル

Member:あやぺた(Vo/Gt) いやま(Ba/Cho) moAi(Dr/Cho)

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

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バンドをやっていて良かったことは、全部。自分が"これしかやりたくない"っていうことがバンドだった(moAi)


北古賀:ジャンルが違うバンドやアーティストから、何かヒントを得ることはありますか。

あやぺた:全然ある。フェスでしか見れないようなバンドとかは極力ライヴを観ようって思ってて。"こういう盛り上げ方をすんねや"とか、"こういう曲調でこういう煽りをすんねや"とか。自分にはないジャンルやし、自分にない曲調とかが多いから、すごく勉強になる。

北古賀:では次の質問です。ライヴで印象に残っているハプニングはありますか。

あやぺた:私は倒れたことかな。

いやま:酸欠で1回倒れたことがあったね。

あやぺた:初めてライヴ中に倒れました。ほんま酸素がなさすぎて、でも歌わなあかんし、だんだん震えてきて、目の前が真っ暗になったと思ったら倒れちゃって。でも、倒れた瞬間どうしたらいいかわからなくて泣けてきて(笑)。どうしようって。しかも過呼吸になってるしで、ぐちゃぐちゃで。楽屋で5分くらい休んだのかな。それで最後の曲やって終わったんですけど。

いやま:あれは全員パニクりましたね。繋がなあかんって。なんか喋ろうとしたけど、なんも喋れてなかったです(笑)。

-小さいライヴハウスだと、猛烈な熱気でそういうことが起こりがちですよね。

あやぺた:そのときはG-FREAK FACTORYが対バンやったんですけど、そのG-FREAK FACTORYの時点で会場内がすごい状態だったんです。"このあとライヴするのか"っていうくらいになっていて。案の定(倒れた)という感じで。

いやま:ライヴでも、中断してしまうのは焦るね。一度、フェスで外音が出てなくて10分くらい中断したことがあったんです。私たちはイヤモニをつけていたので、最初は気づかなかったんですけど。

moAi:そのうちお客さんがざわざわし始めて。

いやま:お客さんと横にいるスタッフがすごい顔になってた(笑)。

moAi:スタッフが紙にでっかく、"音が出てない"って書いてこっちに見せてて(笑)。それで止まって、10分くらいあやぺたが喋って繋いで。

あやぺた:しかもそのとき、パッとステージの袖を見たら──

moAi:TOSHI-LOW(BRAHMAN/Vo)さんとレーベルの社長の森さんがいて、"早くやれよ"って言ってて。

あやぺた:まじでホラーでした(笑)。喋るのも大変で、何か繋げなあかんって、お客さんとウェーブしたりして。しかも、裏のステージが04 Limited Sazabysだったから、このままだとお客さんがみんな行っちゃうと思って必死に繫ぎ止めるっていう(笑)。意外とみんな残ってくれて良かったですね。

北古賀:そんなこともあったんですね(笑)。では次の質問です。バンドをやっていて良かったなと思うことや、最高だなって思う瞬間ってどんなときですか。

あやぺた:全部かな。バンドが生きる力になってるから。バンドがなかったら死んでるんじゃないかってくらいどっぷりで。

いやま:ずっと会いたかった人に会えたり、一緒にできたりしたときは、やっていて良かったなと改めて思いますね。

moAi:僕は、バンドが生活の一部という考え方が、10代の後半から嫌になってきて。バンドを生活にしたいって思ったんです。だからバンドをやっていて良かったことは、あやぺたも言ってたけど、全部なんですよね。バンドをやっていなければ、こうしてインタビューで話せることもなかったし。やってなかったら本当に面白くなかっただろうなって思うんですよね。自分が"これしかやりたくない"っていうことが、バンドだったから。やってて良かったというよりは、やるしかなかったというくらいだったし。本当に全部なんですよね、バンドが。

北古賀:ありがとうございます。次はすごくファン目線の質問になってしまうんですけど、昨年開催中止になってしまった"京都大作戦"では、1曲目になんの曲をやるか決まっていたんですか。

あやぺた:セットリストまでは決めてなかったかな。

北古賀:セットリストはどのくらい前に決めるんですか。

あやぺた:当日決めたりするかな。フェスは、早くセットリストを出さないといけないこともあるので、事前に決めたりするんですけど。昨年の"京都大作戦"は、前日の昼くらいにやるかどうかの連絡が来たのかな。そこでやるって決まったら即セットリストを考えようと思っていたんです。しかも、1日目が中止になったあとの、2日目のトップバッターやったから、どういうライヴをしたらいいのかなとか考えたり。中止になった前日の人たちのぶんも含めて、トップバッターとしてやるわけやから。そのときは、うちらもパニクってましたね。

北古賀:今年絶対に行くので、楽しみにしてます。

あやぺた:ありがとう。

いやま:出れるように頑張ります。

あやぺた:逆に質問なんやけど、フェスのセットリストってやっぱり、"またおんなじ曲やな"って思う(笑)?

北古賀:全然そんなことないです。

あやぺた:フェスだとどうしてもやるような曲って決まってるやんか。

いやま:定番曲が中心になるからね。

あやぺた:"またこの曲来た"とか、"最後は絶対これやな"って思う?

北古賀:あぁ......(笑)。

あやぺた:はははは(笑)。

いやま:思うよね(笑)。

北古賀:でもライヴが始まっちゃうと楽しくて記憶がないので(笑)。

あやぺた:最高やな。

moAi:フェス・シーズンになると、どうしてもセットリストが被りがちになるので。

あやぺた:初めてDizzy Sunfistを観る人が多いなかで、どれだけたくさんの人を引き込めるかってなると、MV曲が中心にもなるので(笑)。それ以外が聴きたい人はライヴハウスに来てくれってなるんですけどね。

moAi:あとは、"SATANIC CARNIVAL"みたいなラウドやパンク系のフェスだと、メロディックガンガンのセットリストでいこうぜっていうのもありますね。