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INTERVIEW

Dizzy Sunfist

2020.01.04UPDATE

2020年01月号掲載

Dizzy Sunfist

メンバー:あやぺた(Vo/Gt) いやま(Ba/Cho) moAi(Dr/Cho)

インタビュアー:荒金 良介

Dizzy Sunfistが2019年3月に行った結成10周年を記念したワンマン・ライヴの模様を収めた、Blu-ray&DVD『One-Man,BARI,Ya-Man DX』を発表! 大阪、東京と2公演開催したが、今作は新木場STUDIO COASTの模様を完全収録しており、銀テープ、風船、スクリーン映像など初めて様々な演出を施したスペシャルなワンマン公演となった。現在はあやぺたの妊娠を受け、バンドはライヴ活動をしばらく休止しているが、2019年を振り返ってもらいながら、現在の心境にも迫る取材を試みた。今年4月にバンドは活動再開する予定になっているので、その間に今作のライヴ映像を楽しんでもらいたい。メンバー3人に話を訊いた。


初めてスクリーン映像を使ったりする演出を取り入れたから、自分もワクワクしました


-あやぺたさんの妊娠を受けて、9月以降のライヴはお休みという形になりましたが、現在(※取材は2019年12月中旬)はどんな状況なんですか?

あやぺた:8月31日が最後のライヴで、それからもう4ヶ月経ってるんですよね。人のライヴを観ると、ヤバいっすね。ウチも暴れたくなるし、ライヴしたい! と思います。まぁ、やっと曲作りが終わったから、これから寂しくなるというか、やっと産休っぽくなるので。何にも束縛されない日々が初めてだから、極力ギリギリまでライヴを観に行こうかなと。

いやま:もう産まれるのに(笑)。

あやぺた:感覚を失いたくないし、何かを盗まないといけないし。そうしないと、自分が腐りそうやから、キラキラしたものを観ておきたくて。

-産んですぐはさすがに休んでください(笑)。

あやぺた:はははは(笑)、そうですね。

moAi:俺はLABRET、PANのサポートを12月までしてたから、そんなに寂しくないかなって思ったけど、4ヶ月経つと、さすがにDizzy Sunfistが恋しくなってきました。

いやま:人のライヴを観ると、ウズウズしますし、キラキラしてて眩しく感じますね。けど、今は充電する時期かなと考えています。

あやぺた:SNSとかでほかのバンドが仲良くしている姿を見ると、疎外感を感じたりして。置いていかれてる感じもするけど、復活してから全部取り戻そうと思ってます。不安はあるけど、この休みに意味を持たせて、パワーアップして戻りたいです。技術面ではめっちゃ速弾きできるようになって戻ったろうかなと(笑)。

-あやぺたさんがいきなり速弾きし始めたらアガります!

あやぺた:はははは(笑)。

-あと、最新シングル『STRONGER』(2019年6月リリース)レコ発ツアーがスケジュール変更せざるを得なくなった状況に関してはどう捉えてますか?

moAi:このバンドに加入するときに30歳、40歳までバンドをやるという気持ちは聞いてましたからね。あやぺたもそうだけど、いやまもいつか結婚して子供を産むだろうし、女子とバンドをやるうえでは常に頭にあったことなので。ビックリはしたけど、すぐに切り替えられました。お客さんには延期になって申し訳なかったけど、バンドに対しては前向きでしたね。

いやま:ツアーを止める不安はあったし、今もありますけど、来年春に向けて何ができるかを考えてます。ツアーが再開して、それが終わったときにグッときそうやなって。

あやぺた:ふたりには申し訳ないけど、それを乗り越えるぐらいいい曲を作ろうと思ってます。

-バンド的には来年4月にツアーを再開する流れになってますよね。

あやぺた:ナヲ(マキシマム ザ ホルモン/ドラムと女声と姉)さんが産んで3ヶ月後にライヴをしたと聞いたので、その日程にしようと。

-ただ、ナヲさんのケースがあやぺたさんに当てはまるかはわからないわけで。

あやぺた:そうなんですよ!

いやま:どう考えても大変は大変だろうから。

あやぺた:なるようになるかなって(笑)。いつまでもグタグタしてもしょうがないし、やるしかない精神ですね。

-この期間に曲作り&レコーディングしていたわけですよね?

あやぺた:はい。曲作りの期間が短かったので、集中してやれました。ライヴもなかったから、順調にレコーディングも進んだんですよ。

moAi:いつもは未来を見据えて取り組むけど、今回は今作りたいものをやれたなと。活動が止まってからできた曲なので、新鮮な感じはありましたね。

あやぺた:妊娠後に録る歌は初めてやったから、自分的に納得いく部分といかない部分があって......それは次のインタビューっすね!

-そのほうが良さそうですね(笑)。

いやま:客観的に見たときに春からライヴ、レコーディング、休みというメリハリ感はこれまでなかったですからね。

あやぺた:10年活動して、初めての休みですからね。

moAi:おそらく来年3月ぐらいからスタジオという名のリハビリを始めるので......未知数ですね。妊娠があり、自分たちもできる限りサポートしようと思い、ドラム・セットの周りに透明の板を置いたりして、それ以外にもたくさんやったつもりではあるんですけど。Dizzy(Dizzy Sunfist)でツアーが再開するタイミングはドキドキすると思います。

-そして、Mariah Careyの「All I Want for Christmas Is You」のカバーを11月に配信リリースしましたが、これはファンに向けてのプレゼント的な意味合いで?

あやぺた:そうですね。ライヴがなくて寂しい思いをさせているから、配信で出そうと。

moAi:これは活動が止まってから考えました。で、あやぺたが"クリスマスのカバーをやりたい! Mariah Careyがいい!"と言うんで、ほかにもクリスマス曲の候補はあったけど......。

あやぺた:ウチが"絶対これがいい!"って(笑)。

moAi:ド定番だけど、Dizzy Sunfistらしさが出ればいいんじゃないって。正面突破してやろうと。

-まさにそんなカバーですね! 

あやぺた:ひねらずに、まっすぐやろうという。

moAi:直球さが欲しくて、凝るのは違うかなって。楽器のフレーズもめちゃくちゃシンプルですね。難しくて速くするのは自分で聴いてもしんどいし、クリスマスのキラキラ感やワクワク感も出しつつ、メロコアっぽさも入れようと思ったんです。

あやぺた:この曲は聴いただけで、ワクワクするんですよ! 最初、森さん(レーベル社長)に"えっ! NO USE FOR A NAMEのこの曲をやってよ"と言われたんですけど(笑)。ただ、(「All I Want for Christmas Is You」の)歌はめっちゃムズかったです。テンポも速いから、言葉を詰め込まないと歌えないし。だけど、らしくできたので良かったなと。

-そして、今年3月に行われた結成10周年記念ワンマン公演("Dizzy Sunfist 10th Anniversary One Man Live 『One-Man,BARI,Ya-Man』")の映像作品が発売されます。

moAi:今年頭に『STRONGER』のレコーディングをやって、そのあとにワンマン公演があり、あやぺたの妊娠もあったので、怒濤でしたね。振り返ると、全部今年の出来事なんだなと思って。

-新木場STUDIO COAST公演は現場でも観ていますけど、映像はカメラワークの臨場感も手伝って、改めて素晴しいライヴだったなと再確認しました。

あやぺた:初めていろんな演出を取り入れたから、次はこんな演出がくるんだな、みんな喜んでくれるかなって自分もワクワクしました。

-あやぺたさんは"すごい!"、"ヤバい!"を連発してて異常にテンションが高かったですね。

moAi:よく観たら、3人ともテンションが変かもしれない(笑)。次はあれがきて、これがきてみたいな感じだったから。

あやぺた:みんなを楽しませることとサプライズを隠すことに必死でしたね(笑)。

いやま:内容量が多かったですからね。でも、目の前のお客さんがみんな自分たちを観に来てくれてるから、楽しんでくれるだろうなという余裕はありました。

-ライヴ中はそういう心情だったんですね。

moAi:とにかく必死でしたね。楽しかったんですけど。

いやま:ここまで長いライヴも初めてやったから、終わったあとの楽屋はみんな動けないような状態でした(笑)。

-全37曲2時間強のライヴでしたからね。

あやぺた:その前のワンマン(なんばHatch公演)は途中にアコースティックを挟んで休めたけど、あそこまでぶっ通しでやるのは初めてやったから。

-銀テープを飛ばしたり、会場に風船が投下されたりと、ああいうショー・アップしたライヴは以前からやりたかったことなんですか?

moAi:ワンマンが決まってから、せっかくならやろう! という感じでした。飽きさせないように工夫したいなと。

あやぺた:ファン感謝祭みたいなノリですね。

moAi:もっと楽しんでもらうために、セットリストもそうですけど、スクリーン映像を使ったりしたんですけど、オープニングで涙してくれる人もいましたからね。そう考えると、やって良かったなと思います。