LIVE REPORT
ACME
2026.01.04 @shibuya CYCLONE
Writer : 杉江 由紀 Photographer:白石達也
盛大な乾杯コールから始まったACMEの2026年は、間違いなく最高にして幸先の良いスタートを切ったことになるだろう。
"皆さん、明けましておめでとうございます! 今からやる曲ではまずみんなで乾杯しますよー!!"(HAL/Dr)
そのタイトル通りにヤバいクオリティの最新シングル「Y.A.B.A!」(読み:ワイエービーエー)を引っ提げての"ACME Live Tour 2025 -Y.A.B.A !-"を締めくくる場として、このたび彼等が新年早々の1月4日に立つことになったのは、shibuya CYCLONEのステージ。しかも、今宵のオープニングを飾る1曲目として彼等が選んでいたのは、表題曲にして酒が題材となっている「Y.A.B.A!」にほかならない。当然の流れとして、この場では新年に付き物の樽酒の鏡開きとはいかないまでも、メンバー4人はプラカップ、観客もそれぞれにドリンクやペットボトルを手にしての乾杯とあいなったわけだ。なんともめでたいではないか。
ラップにシャウトにハイトーンと、多彩なヴォーカリゼーションを巧みに駆使しつつもオーディエンスを激しく煽り倒すCHISA。クセ強で凶悪な歪みを湛えながらもスッキリとした後口を実現する、イノベーティヴな音像でバンド・サウンドを牽引する将吾(Gt)。ブレイクダウン明けのここぞという場面で、技と魂のこもったベース・ソロで派手にブイブイいわせるRIKITO。乾杯の音頭を取った上で、またとない躍動するリズムでも場をこれでもかと盛り上げまくるHAL。
突き抜けたパーティー・チューンから始まったライヴがさらに劇的な展開を見せていくことになったのは必然で、わざわざHALがステージ・フロントまで出て来て"Let me hear your soul!"と場内に向けて叫んだ本編ラストの「PARTY METAL ANTHEM」までの流れは、どこもかしこもワンマン・ライヴとして実に完成されていたように思う。
"去年秋に東京での初日から始まって、アメリカでもやり、国内各地でもやってきて、今日はツアー・ファイナルとして2026年初のライヴをやりました。ここまでには上手く演奏することができたライヴや、めちゃくちゃ盛り上がったライヴとか、ほんとにいろんなライヴがありましたけど、今日は心の底から熱い気持ちでいろんなものを取っ払って、みんなと正面からぶつかり合いながら、自分がほんとにやりたいライヴをできた気がします。これからもACMEはいろんなライヴをしていくと思いますが、ちょっと先には10周年が見えてきてます。まだ10周年でどんなライヴをしたいか? とかは具体的に思いついてないものの、「ここまで応援してきて良かった」って思ってもらえるような10周年をここにいるみんなと一緒に迎えたいので、これからもよろしくお願いします!"(CHISA)
これはアンコールにて語られた言葉となるが、それに次いでのダブル・アンコールでは"おかわりのもう1杯"としてサプライズ的に再びの「Y.A.B.A!」が投下される一幕も。本来"バドライト流し込む"となっているくだりで、CHISAが350ml缶を高く掲げながら"ハイボールを流し込む"と歌い切ったあたりも痛快この上なし。
2月からは[Rorschach.inc × ACME 共同主催・東名阪 tour "絶頂地底人"]を行うほか、5月からの"ACME 9th Aniv. Live Tour 2026"もすでに決定しているというACME。10周年へと向けた彼等の疾走はここからもっともっと激化していくはずだ。
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