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INTERVIEW

HEY-SMITH

2011.05.04UPDATE

2011年05月号掲載

HEY-SMITH

Member:猪狩秀平(Gt&Vo) / Task-n(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-そういうポリシーを持って“OSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL VOL.0”を開催したのでしょうか?

猪狩:そうですね。ジャンルもばらばらですが、でもみんなかっこいい人達ばかりです。音楽もそうなんですけど、人がみんなかっこいいんですよ。すごく音楽のこと大切にしてるし、人付き合いも、お酒も好き、やっぱり音楽もお酒も似たようなもんやと思ってるんで、音楽はもちろんですが、それだけではなくもう一つ、人間性の面でも合致できる人達とやりたいって思ったんです。

-出演バンドの選出に関しては、メンバー自身ですべて決めたのでしょうか?

猪狩:そうです。
Task-n:全バンドかっこよくて、人も熱いみたいな。
猪狩:対バンしたことある人しか呼ばなかったですね。

-VOL.0ということはプレ・イベントのような感じですか?規模を大きくしてVOL.1が開催されるのでしょうか?

猪狩 そうですね。やりますよ!

-詳細はお楽しみという?

猪狩:やります。今年やるのは確定です。

-ちょっと話しは戻るんですけど、METALLICAから宇多田ヒカルまでを手掛けている凄腕のTed Jensenをマスタリング・エンジニアに起用しましたが、彼を決めたのはメンバー自身で決めたのでしょうか?彼を起用した経緯を教えてください。

猪狩:メンバーで決めました。正直金額的に高いんですけど、ちょうど円高な時期やったんで、レーベルにお願いしました。僕は音の良い作品が好きで、音が良いとそれだけでその作品が聴けるんですね。すごいそれは大事にしてて、いろいろなバンドを聴いたりしてる時に、全部マスタリング・エンジニアを調べてたんですよ。そしたら全部アメリカ人やって、その中でも僕はTed Jensenのマスタリングが群を抜いて好きだったんです。

-仕上がりには満足してますか?

猪狩:現段階では満足しています。

-それは時が経つと、満足いかなくなる可能性があるということですか?

猪狩:そうですね。今までもありますし、やっぱり聴き直すと、“なんでこんな音で録ってんのやろ!?”とかあります。その時はそれが最高やったんですけど、それが逆に、“うわ!この音やり過ぎてるわ!”って思うのが良かったりする時もあったし……分かんないです(笑)。

-その日その日で変わってくることもありますよね。その日の気分で変わることもありますし。Ted Jensenがこれまで携わった作品の中でベストな作品はなんだと思いますか?

猪狩:GREEN DAYの『American Idiot』じゃないですかね。あれに適う作品はないと思います。楽曲もそうですけど、音質的にも最高だと思います。最近のアメリカの作品ってどんどん音圧下がってるじゃないですか。あの作品は音圧が高い頃のピークやったような感じがしますけど、それにしてもすごい音出てますから。それなのに音像は潰れてないですし。あんな爆音で出されて音が潰れないっていうのも、まぁないと思いますよね。
Task-n:あれを越える作品は聴いたことないですね。音像がでかくて、音も潰れてなくて、見たらTed Jensenという。

-やっぱり依頼する時は、GREEN DAYの『American Idiot』なサウンドをリクエストしたのでしょうか?

猪狩:そういう部分もあったんですけど、でもやっぱりビート感的には僕らより全然遅いですから、だからどっしりしたああいう音の方がいいと思うんですね。僕らは速いんで、あれではしんどいんですよね。それこそさっき言っていたRISE AGAINSTの方が、音を作る方向性としては近かったです。ちなみにRISE AGAINSTもここ数枚Ted Jensenですからね。(※『The Sufferer & the Witness』(06年)、『Appeal to Reason』(08年)、『Endgame』(11年)の3枚)一番新しい作品(『Endgame』(11年))、あれかっこ良かったですね。

-話は変わりますが、PVを4本撮影すると聞いたんですけど、今日がその1本目ですか?

猪狩:2本目です。

-もう上がってましたっけ?

猪狩:まだ上がってないですけど、撮り終えてはいます。

-1本目に当たるPVはどの曲ですか?

猪狩:4曲目の「Endless Sorrow」ですね。今から5曲目の「Over」を撮ります。