MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

HEY-SMITH

2014.03.12UPDATE

2014年03月号掲載

HEY-SMITH

メンバー:猪狩 秀平 (Gt/Vo)

インタビュアー:荒金 良介

-なんばHatchでライヴをやってますが、野外フェスの絵が見えるスケール感があの曲にはあるんですよね。

すっごくわかります。名曲が流れたときって、体に得体の知れない風をササッと感じるじゃないですか。それを感じるようになりました。

-今回のツアーを通して、曲の成長ぶりを肌で感じました?

そうですね。ライヴは生ものなので、人気曲やリード曲じゃなくても、ライヴでめっちゃ盛り上がったり、それを47都道府県を回って感じました。そのときの空気感でいいかどうかが決まるねんなって。俺らもお客さんも耳じゃなく、心の中のノリで感じてるんやなって。

-『Now Album』の取材のときに猪狩君は"100点じゃなく、100%の気持ちでやることが大事"と言ってたじゃないですか。今回のツアーで、その気持ちを心の深い部分でちゃんと感じられたと思うんですよ。ツアー前半、中盤、後半と振り返って、何か変化はありました?

最初は新しい曲をやることに慣れてなくて、普通にヘタでした(笑)。本気で正直言うと、最初の2、3本は"バンド、やばない?""俺ら練習したけど、練習のイメージと違うよな"みたいな。それから練習とは全く関係ないセットリストを作ったり、あまりやらない曲も入れていったんですよ。

-それはなぜ?

練習のイメージとあまりにもかけ離れていたから。この曲はライヴであまり使えないと思っても、やったらいけるかもしれない。そしたら、やっぱりいいやんと思う曲も多くて。最初はずっと手探りでしたね。それが5月ぐらいですね。6月から8月までは"今の俺らかっこいいんちゃう?""ツアー・バンドとして乗ってきたわ"って感覚になれて。Mukkyの耳は悪いまんまやけど、自分に自信が沸いてきてたと思うし、結構いいライヴがやれてました。で、9月に入ったら、またバンドがヘタになって、ノリがなくなって。そこで1度バンドでケンカしました。

-(笑)

その後は殺伐としたライヴになりました。

-わかりやすいバンドですね(笑)。

はい。それを超えて、ファイナルまではさらにキワキワのところまで行きたくなって。俺らが命を燃やして、ギリギリになれてることが楽しくなって。DVDでも言ってますけど、SHIBUYA-AX公演は演奏はダメやったんですよ。でもノリ的に楽しかったし、ギリギリでやれた感があって。楽屋でもみんなで"今日めっちゃヘタやったけど、めっちゃ楽しかったな"という会話ができるようになって、それは良かったですね。

-ファイナルに向けて、いいムードが作れたと。SHIBUYA-AX公演はめちゃくちゃ良かったですけどね。

もっと上手なライヴはあったけど、SHIBUYA-AXみたいに熱のこもったライヴはなかなかできなくて。あの日は上手い下手を飛び越えたものを出せたと思います。

-バンドが振り切れた理由は何ですかね?

それこそ100点じゃなく、100%のライヴを目指したからですね。俺めっちゃライヴ観に行くんですけど、完璧な演奏を別に求めてない自分がいたんですよ。2、3曲観たら、そいつの技術なんてわかるんですよ。その先は本能的な演奏を観たくて。特に夏フェスで別にバンド名は出さないけど、1、2曲目はカッチリして、さすがやなと思っても、3曲目から飽きたりする。逆に3曲目から演奏はどんどんブレていくのに、その熱にどんどん引き込まれたりして。俺は後者がいいなと。

-そして、ファイナルのなんばHatchを迎えるわけですが。少し話は逸れるけど、大阪をファイナルにしている理由は?

大阪のファイナルをやめることはないですね。東京に対する反抗もちょっとあるし、大阪だってすごい地域やし。自分が生まれた街にこんな楽しいことがあるぞって言いたいんですよ。あと、自分が好きな大阪のバンドが東京でファイナルを打つことが多くて、寂しかったんですよ。大阪をのしあげたい。あと、大阪で何十人しか入らないところから始めて、そこから観てくれてた人もなんばHatchに来るんですよ。あのときはあんなやったけど、今はこういうとこでやれてるでっていう姿も見せたくて。それと大阪特有かもしれんけど、すごい野次が飛んでくるんですよね。

-DVDに入ってる野次にも爆笑しました(笑)。

そう、あれがまた面白いんですよ。昔から俺らのことを観てるから、平気で言えるし。そこはハズせないですね。

-地元の大阪でやるときはまた気持ちも違います?

違いますね。やってやるぞ!というより、"へいへい、大阪~!"みたいな。安心できますね。