MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

LIVE REPORT

AA= "SETAGAYA TOUR 2015 -COMPRESSOR!!!!!-" +30dBDAY_POST MIRAI AA=

2015.06.07 @新代田FEVER

峯岸 利恵

"お前たちの限界、俺たちに見せてみろ!" ――上田剛士(Ba/Vo//Prog)の一言で、灼熱の地と化したフロアが大歓声と共に、とうに迎えているであろう限界を突破していくその様子は、狂気と呼んでも過言ではないくらいの勢いと覇気を帯びていた。――"SETAGAYA TOUR 2015 -COMPRESSOR!!!!!-"と銘打ち、6月5日から7日の3日間連続で下北沢GARDEN、下北沢SHELTER、新代田FEVERの3会場でのツアーを敢行したAA=。最終公演となる"+30dBDAY_POST MIRAI AA="が6月7日に新代田FEVERで行われたのだが、タイトル通り"これが、これからのAA=だ"と、観る者に未来への強い期待とそれを迎える覚悟を植えつけた圧巻のライヴ・アクトとなった。

18時15分。警報音に似た不協和音と、ベートーヴェンの「歓喜の歌」の歪んだメロディのSEに乗ってメンバーが登場すると、会場は大歓声と拍手で4人を迎えた。登場するや否や警鐘の如く叩き込まれた金子ノブアキ(Dr)の強烈なドラミングと、真っ赤な照明と真っ白なストロボのコントラストに感覚が歪む。そして金子によるカウントと共に照明が一転し会場が青く染まると、「DRONE」の上田の伸びやかで繊細な歌声が静寂を呼ぶ。そこに児島実(Gt)の掻き鳴らす爆音と白川貴善(Vo)の弾丸のような言葉が共鳴すると、そのまま"Welcome to SETAGAYA HELL!"との上田の声で「FREEDOM」へ! ピンと張りつめていた会場の空気を爽快なダンス・ナンバーで一変させると、高速2ビートからスカ、ダンス・ビートへと変化する「II:Repeat:II」へとなだれ込み、その勢いのまま「posi-JUMPER」「The Klock」へと駆け抜けていく。MCでは、上田が今ツアーを開催した経緯について"偶然にもこの3ヶ所のライヴハウスの予定が空いていたからです"と話し、会場の笑いを誘った。そして"未来は待っていてもやってきてくれません。だから1歩、前に踏み出すんです。今が最悪だと思っていても、未来は目の前までやってきています。未来ある、あなたたちに贈ります"と、これからAA=と共に世田谷ツアー・ファイナルという伝説を作り出そうという未来へ向けた強い意志を「WILL」に込めた。そこから上田&白川の明暗がはっきりと分かれたツイン・ヴォーカルが印象的な「DISTORTION」、屈指のミクスチャー・サウンドが身体を揺らす「WARWARWAR」へとハイ・スピードで突き進んでいく。さらに上田の"まだまだ行くぞ!"の掛け声と共に間髪なく掻き鳴らされた「sTEP Code」で会場の熱気は最高潮に!続く「 ALL ANIMALS ARE EQUAL」では、上田が"俺たちが、すべての動物たちは平等だという名を持つバンド、AA=です"と自己紹介をし、"AA="と書かれたリスト・バンドを指差しながら歌い上げるパフォーマンスを見せた。

そんな熱気で溢れかえったフロアに爆弾の如く投下した「GREED...」に続き、"暴れる準備はいいですか?"と「LOSER」「ROOTS」「Lasts」と怒涛のセットリストをぶっ放した!息をつく間もないフル・テンションの会場だが、そんな空気を一瞬で飲み込んだのは"あっくん(金子)とちょっとだけ遊んでいるんで、みんなも付き合ってください"という上田のひと言から披露された、上田が鳴らすブレイクビーツと金子の生ドラムとのバトルの様な新曲だった。聴く者の全感覚を根こそぎかっさらっていく金子の超絶屈指のドラミングと上田が鳴らすブレイクビーツに、会場は食い入るようにステージに釘づけになっていた。一瞬、一音たりとも聴き逃さないように真剣になっている会場の様子が、楽曲の完成度の高さを物語っていた。圧巻のプレイに圧倒された会場へ続いて披露されたのは、学校法人・専門学校モード学園(東京・大阪・名古屋)のテレビCMソングとして話題となっている新曲だ。上田の"もう1曲、新しい曲をやります。すでにテレビやCMで見たこともある人もいると思うけど、今日はAA=にとって初のゲストを呼んでいます。JM-0.8こと、0.8秒と衝撃。からJ.M.!"というMCで、0.8秒と衝撃。のJ.M.(唄とラウド。)が登場。突然のゲストに会場から大歓声が上がり、初めてフル演奏された同曲に興奮した様子で大きく盛り上がった。そしてJ.M. が拍手に見送られステージから去ると、"これで最後だ!"とラスト・ナンバー「WORKING CLASS」を堂々と投下し、4人もステージを後にした。

鳴りやまぬ歓声に迎えられアンコールで登場したメンバー。ここで上田の口から新曲が音源化されるという発表が飛び出すと、会場からは一層の拍手と歓声が沸き起こった。そんな会場に"今持っているエネルギー、家に持って帰らずにここに全部置いていけ!"との上田からの指示が出されると、「HUMANITY2」「I HATE HUMAN」で、一体どこにそんな力が残っていたのかと不思議になるほどのテンションで盛り上がる会場。そしてラスト、"一番大切な言葉で終わらそうと思います"との上田の声を合図に掻き鳴らされたのは、「PEACE!!!」。会場を埋めつくすピース・サインに見送られ、AA=の世田谷ツアーは幕を閉じた。

  • 1