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INTERVIEW

10-FEET

2017.01.23UPDATE

2017年01月号掲載

10-FEET

メンバー:TAKUMA(Vo/Gt) NAOKI(Ba/Vo) KOUICHI(Dr/Cho)

インタビュアー:西廣 智一

-なるほど。そして3曲目が今おっしゃった「[final day]」。これはただひたすら気持ち良く聴ける、疾走感のあるショート・チューン。ちょっとTHE MAD CAPSULE MARKETSが思い浮かんできて、すごく懐かしい気持ちになりました。

TAKUMA:僕ら、レコーディング中に曲ができることがよくあるんですけど、これはまさにそういう1曲ですね。前のシングルまで曲ができなくて4年くらい空いてたのに、レコーディングに入るとこうやってできちゃったりするんですよ。どう思われますか(笑)?

-何が違うんでしょうね(笑)? やっぱり今納得できるものができたことで、気持ちが安定してきたことが大きいんでしょうか?

TAKUMA:どうなんでしょうね。まぁフォーカス次第なんでしょうけど。"こういう曲を作らな"みたいな強い思いがあるときって、それ以外のことはわりと力を抜いてできたりするし。それをここ何作品かで楽しんでやってた部分もあったんで、今回も同じようにやってみたらこういう曲ができたという。まぁ"テンションの高いミクスチャー・サウンドの曲作ろうや"と言ってたんで、そう言ってもらえてよかったです(笑)。

-すごく伝わりました(笑)。今回の3曲、見事にタイプがバラバラで、シングルとしてもバラエティに富んだ内容になりましたね。今年はバンドとしても結成20周年、主催フェス"京都大作戦"も10周年という節目のタイミングです。そんな2017年に何か挑戦してみたいこと、成し遂げたいことってありますか?

TAKUMA:そうですね......一度、チャート1位を獲ってみたいですね。

-1位ですか。それは何かそう思うきっかけがあったんですか?

TAKUMA:昔からそんな曲を作ってみたいなと思わなかったことはないですけどね。自分たちがこの20年間でやってきたことというのは、具体的に何かと比べるということ自体あんまり機会がなかったし、そういう"1位を獲りたい"ということもなんとなく口にする気にもならなかったんですけど。今のチャートにはいろんなジャンルの人がいるじゃないですか。それこそ異種格闘技戦というか。

-10-FEETもいれば、R&B、ダンス・ユニットやアイドルもいるわけで。

TAKUMA:で、僕は自分たちが作ったものを、個人的な感覚ではありますけどすごくカッコいいと思っていて。でもたまに、例えば(AKB48の)「恋するフォーチュンクッキー」(2013年リリースの32ndシングル表題曲)や平井 堅さんの歌を聴いて"いいな、カッコいいな"と思うときがあるんですよ。あと、西野カナさんの「Darling」(2014年リリースの24thシングル表題曲)も最初に聴いたときにメロディもいいし、めっちゃドラムンベースでカッコいいなと思ったし。たぶんそういう、いろんな人が思う別々のカッコいい音楽が集まるチャートというのは、単純に配信やCDが売れた枚数で戦っている数字だと思うんですよ。そこで戦って順位がついているだけで、それ自体が僕は面白いというか。

-そういう意味では、ある種シビアな世界でもありますよね。

TAKUMA:そうですね。もちろん、そこで何位に入ることがすべてとは思ってないですけど、オールジャンルでのみんなの評価というか、そういう場が設けられていて。僕らは細々とやってきた歴史が長いけど、マジョリティな音楽だと思ってやってきてないので、個人的にそういうところで自分たちの音楽が評価されるのは嬉しかったりもする。それこそチャートというものに、NBAで日本人選手が活躍するかどうかぐらいの巨大さを感じているので、そこで僕らお手製のロックが少しでも活躍できたら嬉しいなとも思いますし、そんなところで1位を獲れる曲がこの先の活動の延長線上にあったら、それは僕ら、素直に嬉しいと思うんですよ。もちろん1位になってライヴがヘボかったら落ち込みますし、1位がすべてではないですけどもね。

-その光景、夢で終わらず本当に見てみたいですね。

TAKUMA:現役中にあるかどうかって感じですけどね(笑)。でも、やるからには常にどんなところでも一番と言ってもらえる曲を書けたらいいなとは思ってます。