INTERVIEW
10-FEET
2011.11.12UPDATE
2011年11月号掲載
Member:TAKUMA(Vo&Gt) NAOKI(Ba&Vo) KOUICHI(Dr&Cho)
Interviewer:TETU★KID
-整理しますと、2位が美味いものでいいですか?
T:そうですね。で、1位が良い曲をもっと作りたいということにしておいてください。でも、こんなこと言ってますが、全部LOVE & PEACEが大前提なんですけどね(笑)。平和がないと何も出来ないんで。とりあえず今は日本が大変な時期なんで、その大変な部分を早く終息させないとなと思いますね。終息というか、みんなが人並みにというか震災前通りに、普通に暮らせる状態を願ってますね。常にそういうところにツアーに行くから、やっぱり一番思うかな。それはうちのチーム全員やけど。支援ツアーとか元気付けようぜツアーとか物資を持って行ったりとかしても、毎回凄いみんな持て成してくれるんですよ。だからホンマにみんながこういうことを出来るようにならなあかんなって心の底から思いますね。すいません、真面目な感じで。
-PV拝見いたしました。シリアスな歌詞とは逆に今回は舞妓さんの格好をしていますね。このアイディアはどなたのものですか?
N:もともとみんなで出しあった案が何個かあって……
-どんな案があったんですか?
K:ひとつは運動会ですね。
T:そうそう、ハマーくんの運動会な。もうネタ切れ感万歳やな(笑)。
N;でも結局、ハマーくん絡みの案が多かったよな。
T:あのハマーくんが面白すぎたから、ちょっと世界観を変えたりとか、ちょっと形を変えて使いたかったんですね。現実味のある世界に連れて行ってなんかやろうかとか、そういう案も出てましたね。結構おもしろいかなとか思ってたんやけど、リスナーから、また?とか思われんのも嫌やしなと思ってて、、、京都大作戦のモチーフにもなってるし、舞妓さんでええんちゃうん?って話になって関連性はあるしなと思って。あれになりました。
K:そうですね。
T:PVの感想は、僕とKOUICHIの女装が酷すぎるというのが多いですね(笑)。KOUICHIは小梅太夫、僕はジミー大西にしか見えないと。何処かの書き込みで男の子がNAOKIはギリいける!とか書かれてましたね。
-2曲目に収録されている「淋しさに火をくべ」ですが、畳み掛けるように言葉を詰め込んだサビ、ラストの語りかけるように歌うパートがすごく印象的でした。この曲はどのように出来たのでしょうか?
T:最初はこの曲はスローな曲だったんですよ。この曲をKOUICHIくんのナイス・ドライブ・ドラムに乗せたらどうなるかなと思って乗せてみたら、熱いだけじゃなく、気持ちがさらに乗るなと思って。なんか1曲目もそうなんですけど、歌詞とかがそんなにカラッとしているわけではないので、それをゆっくりやると割りとウエットに聴こえてしまうんです。そこに勢いを加えると以外に炎っぽくなるというか、まぁ切なさはあるんですけど、その方がライヴで演奏しているときの風景がイメージできるなと思ったんですね。
-間奏にハーモニカが入っていますね。これはどなたが演奏しているのですか?
T:これは僕ですね。覚えたてで余り上手ではないのですが、なんかめっちゃ早いビートに乗せてみたいなと思って。やってみたら割とハマったんですよね。
-3曲目『short story』ですが、この曲は前半の日本語詞ラップからの後半、英歌詞で畳み掛ける展開が面白いですね。タイトルに込められた意味も含めてこの曲を説明してもらえますでしょうか?
K:この曲は速攻できた曲なんですよ。
T:そう、だからこの曲は今後もしかしたら「速攻」に変わるかもしれないんですよね。
K:もともと短い曲を作ろうという構想があって、それで作り始めたんです。
N:最初は今のイントロの部分も無かったんですよ。本当に短い曲だったんです。でもそれだと味気ない感じだったので、何かを足そうという話になって・・・
K:で、今のイントロを付けたんです。
T:1曲目と2曲目が熱い感じやったんで、3曲目はなんかパチンって感じでやろうかなと思って作りました。この曲は15分くらいで思いつきました。アレンジも速攻でしたね。1時間か2時間くらいでしたね。で、その日のうちにレコーディングしました。スタジオに向かう道中で思いついたアイディアを一日で形にしました。
-“京都大作戦”は今年も大盛況、そして夏フェスはサマソニ以外の名だたるフェスにはすべて出演されていましたね。さらに復活したAIR JAM 2011への出演と、この一連のフェスへの出演で、一番印象に残っているフェスを教えてください。
T:これは同時に言った方がええかな?3人とも。
一同:せーの。“AIR JAM”!!
T:これですね。京都大作戦やって、皆さんにお世話になっておきながら、AIR JAMなんですよ。
K:でも大作戦はもう完全に別物やな。
T:そーなんですよ。AIR JAMは僕らの憧れというか、もう全くの別モノの世界だと思っていたので、そのフェスに出演できるなんて、思ってもみなかったので、感動、感無量です。