DISC REVIEW
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インディーズ・バンドとして「KiLLiNG ME」のMVが300万PVを記録、アルバム『LiFE and DEATH』がオリコン・アルバム・チャートで9位を記録するなど、右肩上がりのラウドロック・シーンの中でも今最も意気盛んなバンド、SiM。そんな彼らがメジャー10社以上が獲得に乗り出す中UNIVERSAL MUSICと契約し第1弾シングルをリリース。レゲエ・テイスト溢れる爆走ラウドロックであるTrack.1「Blah Blah Blah」はメジャー移籍で全く軟弱になってないことを実証した挨拶代わりの1曲。そして結成9年目にして初となる日本語詞を導入したTrack.2「Same Sky」はとてもメロウでSiMの新境地といえる。また未だ音源化されていなかったTrack.3の「f.a.i.t.h」の収録は、コアなSiMファンにとっては待ちに待ったものだろう。SiM初体験のキッズを中毒にするに十二分なシングルが完成した。 ムラオカ