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INTERVIEW

SiM

2014.09.16UPDATE

2014年09月号掲載

SiM

Member:MAH (Vo) SHOW-HATE (Gt) SIN (Ba) GODRi (Dr)

Interviewer:増田 勇一

-9月にミニ・アルバムが出るという話を聞いたとき、まず"いつの間に作ってたんだ?"と思わされました。この時期に何か出すというのは、あらかじめの計画通りなんですか?

MAH(以下M):そうっすね。去年から『PANDORA』の流れでいろいろやってる中で"またツアーが終わったらまた制作だよね"とか"次はミニ・アルバムぐらいかなー"というような話は軽くしていて。実際、ツアー・ファイナルが終わって3日後ぐらいから山中湖での3泊4日の合宿に入って、そこで一気にババッと7曲ほど作ったんです。今回のは6曲入りなんで......つまり1曲ボツになってるわけなんですけど(笑)。

-あっという間にできてしまった、と?

M:曲自体は。まあでも、いつも大まかなネタは溜め込んであるんで。今回は、3曲目の「GUNSHOTS」はSHOW-HATEがメインで作ってきて、あとの5曲は俺がある程度完成させたデモみたいなものを持っていって、それから合宿に入って......。その場でみんなに初めて聴かせた曲が3曲ぐらい、ツアー中にも聴かせてた曲も3曲ぐらいあったのかな。だからツアー中にもアイデアを温めつつ、合宿で形にしていったわけなんです。

-メジャー第1弾アルバムにあたる『PANDORA』はSiMの歴史の中でも特に大きな分岐点になった作品。それに続いた映像作品の『10YEARS』は、文字通り節目を象徴するものでしたよね。その後に出るミニ・アルバムとなると、なんとなく新しいスタートの匂いを感じてしまうんですけど、実際に聴いてみた印象で言うと、そればかりじゃなく、ある種の原点確認みたいな意味合いも感じられて。

M:まさにその通りですね。今、言われたように、『PANDORA』で2013年の頭からやってきたことが1年間で一段落したわけなんです。音楽的にも『LIVING IN PAiN』ぐらいからラウドな傾向が強くなってきて、わりとストレートなところで『SEEDS OF HOPE』を作って、『LiFE and DEATH』ではちょっと新しいことをいろいろやってみて、『EViLS』ではもっといろんな振り幅にしてみて......。で、『PANDORA』では、どちらかというと脱ラウドロックというか、もうちょっと聴きやすいとかいうと誤解されるかもしれないけど、あんまりズクズクドコドコみたいなラウドロックの典型にはこだわらず(笑)、メロディの良さとかを意識したアルバム作りをして......。そういう一連の流れがある中で、メッセージ的にも『PANDORA』ってちゃんとオチがついたというか、布石があったうえでそこに落着できたみたいな感じがあって。で、10年目という節目でもあるので、DVDも『10YEARS』っていう"まんま"なタイトルにして(笑)。だから......今回はちょっと実験ですね、ほとんどが。"今の俺らがこういう曲を出したら、みんなどんな反応をするんだろう?"みたいなところで発想したものというか。よりいっそうレゲエとかスカの要素が入ってて、ある意味、昔のSiMっぽいといえばそうでもあるんだけど、また違うといえば違うし。そういう感じを出したらみんなどうなるんだろうな、っていう実験なんです。

-自分たちにとって新しいことをするという意味だけではなく、それを聴かせたらどうなるかという実験でもあったわけですね。そういう作品にしようという意見の摺り合わせとか話し合いの場もあったんですか?

SHOW-HATE(以下SH):いや、そういう話はしてないかな。してないけど、なんか......。 M:たまーにチラッとは出てくるよね。ホントに普段の普通の話の中に。

SH:そうだね。その中で、昔やりたかった音楽を今やったらどうなるかとか、レゲエ色強くしたらどうなるかとかは話し合うことはありますけど。MAH君自身は今回の制作にあたってそういうことを意識して曲を作ってきたんだろうけど、そういう話し合いはそこまで深くしてなかったかな。ただ、曲を聴いたときに"あ、なるほど"みたいな。"オッケー、やりたいことはわかるわ"みたいな感じで俺は解釈できたんで。

GODRi(以下G):うん。ホントに制作の過程で、ごく自然にこうなってきて。

M:そうそう。毎回そうだよね。

-そうやって自然に作ってきたものが、すごく辻褄の合うものになったというか。

M:うん。実はもう次の、4枚目のフル・アルバム......その前に何かまたリリースを挟むかどうかとか、そういうことはまだわからないんですけど、とにかく次のアルバムのヴィジョンはもうあるんですよ。どういうものを作ろう、みたいなのは。でも、これに関してはその手前の別モノというか。ここで1回、何でもできる時期が来たかなと思えたので。10年という節目でもあるし、これまでひと通りやってきて、何をやってもいい時期だと思えたから。だからまあ......もしかしたら全然売れないかもしんないけど。

SH+SIN+G:あはははは!

M:それでもいいからとりあえず今は実験をしてみようかな、と。

-やっぱりいざフル・アルバムってことになると、何をやってもいい感じにはなりにくいもんですよね。ある程度、コンセプトとかが必要になってくるというか。

M:ですね。その逆で、やっぱ6曲とかだと、曲調が散らばってもまあ大丈夫というか。

SH:ああ、そうだね。

M:10曲以上になってくると......やっぱり10曲全部が違うタイプの曲とかってことになってくると、なんか収拾がつかなくなるというか。

-CD評で何を書かれるかが見当付きますよね。"良くいえばバラエティに富んでいる作品だが、悪くいえば散漫だ"とか(笑)。

M:そうそうそう!だからアルバムの場合はある程度、1本通さないといけない。