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INTERVIEW

SiM

2013.03.13UPDATE

2013年03月号掲載

SiM

メンバー:SIN (Ba) MAH (Vo) GODRi (Dr) SHOW-HATE (Gt)

インタビュアー:増田 勇一

-ついにメジャーのユニバーサルに移籍。4月3日発売のシングル『EViLS』がそこからの第1弾ということになるわけですけど、これまでもメジャーに遜色のない活動を展開してきたSiMにとって、この新たな環境変化は何を意味するんでしょうか?

SIN(以下S):いや、特にそんなに変わることもなく楽しんでいこうと思ってますけど。

SHOW-HATE(以下SH):曲を作るにあたっても、気持ちの部分ではこれまでと変わらない感じでできたんで。意識し過ぎずにいいものができたんじゃないかな、と。

MAH(以下M):音楽的には一切変わってなくて、作り方も変わってないんですけど、まあなんか、ちょっとワガママが言えるようになったというか(笑)。レコーディング期間をちょっと長めにとらせてもらったりとか、“ここはもうちょっとこうしてみたいんですよね”みたいな相談がしやすくなった。それが音楽にも、余裕として反映されるというか。ただ、基本的には今まで通りですよ。意識したことがあるとすれば、“メジャーに行った途端に日和ったな”みたいなことを言われないような曲とかツアー日程にしたいな、というのはありましたね(笑)。インディーズ魂を見せなきゃな、という気持ちが逆にあった。

GODRi(以下G):やっぱりメジャー1発目とかそういうことは、レコーディング中も頭をよぎるんですよ。でも結果的にはそこで、今までよりも細かいところまでこだわれたというか。しかも、いきなりまた47都道府県ツアーとかもするわけで。むしろ今まで以上に泥臭いような展開でもあるし。

-ただ、皆さん自身も過去に“メジャーに行った途端に何かを失ってしまったバンド”というのをいくつか見てきたはずだと思うんです。自分たちもそうなってしまうんじゃないかという不安をおぼえたことというのは?

S:いや、そういう不安は全然なかった。

M:そういうことがないと信じてこの会社を選んだんで。要するに、いちばんワガママを言わせてくれそうなところに来たんです(笑)。正直、過去には辛い目に遭ったこともあるからそこで学んだこともあるし、無条件に飛びついたわけじゃないんで。

SH:自分たちの芯の部分は絶対大事にしたいと思ってるんですよ。そこがブレちゃうと音楽もブレちゃうから。

M:幸い、すごくいろんな会社から声をかけてもらって、選ばせてもらえる状況だったし。いちばん自分らを変えずにいられるところを選びたかった。同じレーベルに10-FEETがいるってことも大きいですね。カッコいいことを貫いてる、尊敬できる先輩が同じところに所属してる。バンドとしての動き方とかもカッコいいし、見習いたいなと思うところも多い先輩なんで。だから実際、相談とかもしたし。

-少なくとも今はプラスの変化しか感じていないわけですね。で、今作のレコーディングでいちばん違っていたのは、やっぱり時間の使い方ですか?

M:今回、藤沢の某有名スタジオを使わせてもらって。思いっきり俺らの地元なんですよ。家から15分くらい(笑)。ずっとそこでやりたかったんだけど、なにぶん安いところじゃないのでなかなか……(笑)。でも今回はそこでほぼ1ヵ月、丸々泊り込みでやれたんで。

-メシが美味いんですよね、あのスタジオ!

SH:そうそうそう。マジで美味かった。

G:ドラム録りはサクッと終わって、あとはメシ食ってるだけの日々(笑)。

M:そういう環境で集中して、しかも余裕を持ってやれたのが大きかったかな。

SH:音作りとかもこれまで以上に細かく追求できたんで、表現の幅も広がって。すごく納得のいくものができたから。時間をもらえたぶん、それをフル活用しなきゃと思ったし。

M:ただ、もちろんシングル1枚で1ヵ月使ったわけじゃないんですよ。この数ヵ月先に控えてるアルバムの録りも含めて1ヵ月だったんで。全部で15曲録ったんです。

S:シングルだけで1ヵ月だったらすごい贅沢だけど(笑)。

M:だから実は、アルバムの録り自体も90%くらい終わってたりするんです。

-えらく密度濃い日々だったんですね。

G:ただ、余裕もありましたね。あとからパーカッションとかを被せていくのに時間をかけることもできたし。

S:俺、ベースラインを考えるのがすごい遅いんですよ。追い込まれないとできないほうで。今回の場合も、1日目でバーッといっぱい録ったんですけど、ギターとか被さってきたところで“もっとこうすれば良かったな”とか思う箇所とかもやっぱり出てきて。それを後々、録り直したりもできたんで。1ヵ月間、ずっとその15曲のことを考えてやってたんです。とにかく集中してやれたのが良かったですね。そこの差は大きいと思う。

-なるほど。とにかく今回のシングルは、すでにアルバムの全体像を踏まえたうえでのものになっているということなんですね?

M:そうですね。15曲作って、そこで“シングルどれにしよう?どの曲がアルバムのリードであるべきだろう?”って考えて……。アルバムに繋がる感じです、ほんとに。