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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

THE OMNIGOD

NOCTURNAL BLOODLUST

『THE OMNIGOD』

Release Date : 2014-12-17
Label : IRIS & CRISIS

V系とかラウド系とか、そんな括りを意識することすらバカバカしくなってしまうほどに、ヘヴィでエクストリームで、激ヤバな2ndフル・アルバム。要所要所でその源流を見せるものの、基底に流れるのは海外のオリジネーターたちを凌駕する完成度のデスコア・サウンド。これを先入観に捉われて聴かない自称デスメタラーは勿体ない。とにかく黙って7曲目まで聴いてみるべきだ。そこにはヘヴィでテクニカルなリフに力強いブラスト・ビートからブレイクダウンに至るまで、ヘヴィネスの先端を突き詰めたようなサウンドに、スクリーム、グロウル、ガテラル、ホイッスル、ウィスパー、クリーン・ヴォイスを楽器のように使い分けるヴォーカル・ワークが重なった納得のデスコアが詰め込まれている。もう何系とかそういう考えは不要だ。 米沢 彰