－これは聴き込んで来いよっていうのを言っとかないと、みんな戸惑うと思います。

とも：でも、カップリングなんで。表題曲が、まぁあれも変ですけど、どちらかというとストレートなキャッチーさがあるんで、そのカウンターになればいいなっていう。カップリングで映える曲だなって思います。

$EIGO：これがノリにくいからこそ、1曲目が目立つのかな。

Tack朗：Zzzzzz（いびき）

一同：（沈黙）

とも：......そうなんです。

一同：（笑）

とも："ぐぅ～"とか"Zzzzzz"って入れといてください。太字で（笑）。

－（笑）で、たしかにその分キャッチーなパートが際立ちますよね。こういう構成の妙みたいな部分はどういう流れでできたのでしょうか？

とも：なんだかんだ、狙ってですね。

－どちらの曲もすごくライヴ映えしそうですよね。ライヴでやるのがもう楽しみなんじゃないですか？

とも：たぶん、あの人（やっち）あたりはあんまりやりたくなさそう。顔色的に。

やっち：「シンデレラ・シンドローム」はいいんですけど、「ねこマフィア」に関しては。最近$EIGOさんの作る曲、Aメロのドラムがやたらトリッキーなんですよ。

－そうですね。

やっち：あんまりやりたくない。

とも：今作ってる曲にもAメロがトリッキーなやつあるもんね。

$EIGO：でも、あれできたらカッコいいよ（笑）！

やっち：Aメロがトリッキーで、サビでちょっとポップな感じになる差はすごくいいと思うんですけど、まぁ迷惑ですよね（笑）。でも頑張ります、そこは。

－リリース後にはワンマン・ツアーも決まっていますね。ワンマンでのツアーは初ですか？

とも：一応、去年アルバム出したときに、応募した人だけ来れるワンマンってのはあったんですけど、ちゃんとチケット売ってやるワンマン・ライヴは初めてですね。

－その初ワンマン・ツアーが東名阪ということですが、ツアーへ向けての意気込みなどうかがえますか？

おかっち：ワンマンかぁ......。

とも：何やろうね。全然何も決まってないんです。

$EIGO：セトリも何も決まってない。

－演出なども含め？

全員：何も決まってないですね。

とも：僕がセトリ決めるんですよ、いつも。あれはやめてこれはやめて、とか。みんなから要望がくるんです。でもまぁ、長尺なんでいろんな曲やらないと。

おかっち：会場限定シングル（2016年リリースの「Big Issue」）のTrack.2「なんてったってラウドル」とTrack.3「Black Sheep」は未だにやってない。

とも：それはもちろんマストだろうし。遡れば「SEXTREME」（2014年リリースのライヴ会場限定シングル『EXTRA ISSUE』収録）とか「GOSSIPS」（2015年リリースのライヴ会場限定シングル『Last Issue』収録）とかもあるんでね。でも、ワンマンに来るっていうことは、マニアックな子たちだから、そういう普段やらない曲やってもノれるだろうし、むしろそういう曲を聴きたいのかなって思うので。最近ようやく、セトリがその場その場に合わせて組めるようになってきたので、その集大成的な意味でも、面白いセトリにはなると思います。楽器隊のみなさんは大変でしょうが。

$EIGO：長尺じゃないと、バラードはやらないんですよ。

とも：避けて通ってるんだよね。

$EIGO：でもワンマンだとできるので。こいつら音楽うめえなって思ってもらえるように、頑張りたいなと。

－今回のシングルを聴いてしまうとどうしてもフル・アルバムのことも訊きたくなるのですが、まだ気が早すぎますか？

とも：嫌ですね（笑）。アルバム嫌いです、僕は。大変なんで。できればシングルだけ出して、いつかベスト盤にまとめて出せるのがいいですね。

－たしかにそれは夢のようなやり方ですね。

とも：それはもうシングル級の曲しか入ってないですから。捨て曲なしですよ。でも、アルバムはまだ、言えないですね。気が向いたら出します。

$EIGO：俺はアルバム作るのは楽しいです。シングルでは出せない"俺、こんなんできますよ"みたいないろんな色を出せるので。シングルではわかりやすい攻め攻めな曲が多いんですけど、アルバムでは結構面白いことをやってると思います。俺らはちゃんと歴史を辿って音楽を消化したうえでやってるんだよっていうのを表現できるんで楽しいですね。

－自由度がある曲をアルバムでは作れますよね。では、最後に激ロック読者へのメッセージをお願いします。

とも：激ロックばっか読んでないで勉強しろ！

一同：（笑）

おかっち：まぁ、若い子が多いと思うんで。勉強した方がいいよって。

Tack朗：大学は行った方がいいよ。

$EIGO：最後だけすっげえ真面目（笑）。